こんにちは、しょこみです。
今回は、先日訪れた秋田県で出会った素敵なアクセサリーを紹介させてください。
手仕事が光る、矢留彫金工房
秋田駅西口からほぼまっすぐ一本道を徒歩約15分弱。商店街や千秋公園など観光エリアを歩くので良いお散歩です。
旭川を渡ってすぐのところにある小さな工房兼ショップ、それが矢留彫金工房さんです。
こちらでは秋田県指定の伝統工芸品である秋田銀線細工の世界に浸ることができます。
わたしたちが訪れた際には職人の小林さんから興味深いお話を伺い、繊細な手仕事の一部も見せていただきました。
ブログ掲載の許可も快諾いただき、ありがとうございます。
秋田県指定の伝統工芸品、秋田銀線細工とは?
秋田県にはもともと鉱山があり良質な金銀に恵まれ、江戸時代の秋田藩城下町では金属工芸が盛んだったそうです。
銀線細工というもの自体は世界各地で作られていますが、その多くは純度92.5%の925銀が使われているとか。
それに対して秋田銀線細工は純銀を使っており、展延性がより高いのが特長。
展延性が高いとは、簡単に言うと引っ張ったり叩いたりしたときに壊れない、つまり素材の柔軟性が高いことを表します。
そのため秋田銀線細工はより繊細で優美な表現が可能となっているそうです。
なんと細いものでは直径0.2ミリの純銀の線を撚り合わせ、それらをくるくると巻いて形を作っていきます。
気の遠くなるような細かい手作業により、美しく気品あふれる逸品ができあがっていくのですね。
純銀の線を撚り合わせる工程を少し実演してくださったのですが、まるで魔法のようでした!
こんなに素晴らしい工芸でありながら、近年は後継者不足が深刻で現在職人さんは数名しかいらっしゃらないそうです。
こちらの矢留彫金工房さんは、そのうち3名の職人さんが属している貴重な工房。
帰宅後調べたところ、2020年にはクラウドファンディングにより工房を一新され、さらに技術の継承や後継者育成に力を入れていらっしゃいます。
余談になりますが、こういった日本の伝統的な技術や文化の継承のためにクラウドファンディングを利用するのは、とても良いことだと感じました。
矢留彫金工房さんのクラウドファンディングには出遅れましたが、今後定期的にチェックしていきたいと思います!
職人技と心意気が詰まったイヤーカフ
今回購入したのはイヤーカフ。←あ、正確には妹根性を発揮して姉に買ってもらいました(笑)
シンプルでありながら秋田銀線細工の美しさを堪能できるアイテムです。
銀線を撚り合わせた部分と、磨きをかけた部分の対比が美しい!
たくさんの素敵なデザインの中から“いちろ”、というものを選びました。
おそろいのリングやネックレスもありますよ。
秋田県といえば、のいぶりがっこやお米を模したデザインのアイテムにもとっても惹かれました!
素材や工程を考えるとちょっと安すぎない!?というお値段で恐縮…。
秋田銀線細工をたくさんの人に知ってもらいたいという想いから、定番品であるこれらのシリーズは非常にリーズナブルな価格設定を貫いているそうです。
一点ずつガラスのシャーレに入っていて、パッケージもおしゃれ。ギフトにもおすすめです。
着け心地も良く、あまりに馴染むので何度か外すのを忘れてそのままお風呂に入ってしまったほど(笑)
日本の良いものを、残したい
おしゃれをしたい。かわいいものを身に着けたい。手に取りやすいお値段だとなお嬉しい。
そんな希望をすべて叶えてくれる、さらに日本の伝統工芸品である。
これって素晴らしいことだと思いませんか♡
日本にはまだまだ知らない素敵なものがたくさんあるのだと改めて思いました。
100人隊ブログで新たに知る各地の名品も多く、いつも胸をときめかせています。
良いものが次の世代にも繋がるように、背伸びしすぎず買えるものは買いたい!
矢留彫金工房さんはオンラインショップも充実していますので、ぜひチェックしてみてください♡
最後までお読みいただきありがとうございました♡
【057 しょこみ】
057 - しょこみ
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/優柔不断ですが、スイッチが入ると突き進むタイプ。国内外問わず旅が大好きで、特に北欧をはじめヨーロッパ贔屓。その土地ならではの手仕事や食文化に惹かれます。好きが高じてフードコーディネーターの資格を取得し、今は薬膳を勉強中。片付けが苦手で忘れ物が多いところを直したいと思いながら、LEEらしい素敵な暮らしに憧れています。100人隊になって美容にも興味津々。身長164cm、顔タイプソフトエレガント、骨格ウェーブ。2年目隊員です。
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057 しょこみ