3月もあと少しで終わり、
1年のうち1/4が経過したはやさに驚きます。
今月読んだ本、たまたまではありますが選んだ本の方向性が同じだった。
働くこと、自分のこれからの生きる道、みたいなことを改めて考えるきっかけになるような3冊です。
「暮らす働く、もっと明るいほうへ。」Emi
LEEでもおなじみのEmiさんの新刊です。
Emiさんの本はまわりの友人に借りたり、LEEの連載を楽しみに読んだり、最近ではVoicyも聴いています。
Emiさんの本を読むと読みながらEmiさんの笑顔を思い出す。
いろんなところで知っている(気になっている)Emiさんらしい文章に、うんうんと頷きながら、ふむふむと心にメモしながら読む。
いつもまっすぐで嘘がなく、澄んでいる印象のEmiさんの向かう方向は、まさにタイトル通り明るいほうへ、なのです。
文中にもあったエピソード、嫌なことや残念に感じることがあっても、そこから何かを学んで生かして工夫に変える様子がEmiさんらしくて、こんなふうに日々を過ごしていけば、いつだって明るいほうへ行ける気がしました。
日常には常に選択の連続で、時にはいやになったりどうでもよくなったりもする。けれどそんなときも明るいほうへ、自分で自分を導けばいいのだなぁと、そうすれば読みながら思い出すEmiさんのような素敵な笑顔で過ごせるのだと思ったのでした。
「おいしい仕事術」SHIORI
SHIORIさんのことはもちろんずっと知っていたのですが、レシピ本は手に取ったことがないまま今に至りました。
コロナ禍でたまたま見かけたSHIORIさんのインスタグラムから、note、YouTubeを見るようになり、改めてSHIORIさんの発信が気になるようになりました。
この本はタイトルの通り、内容的にはビジネス書に近い印象ながら、書かれている言葉は仕事だけでなく、生きていくこと全般に通じる気がします。
SHIORIさんの、ただただ
料理の楽しさを伝えたい、
料理から生活を豊かにしたい、
という気持ちがビシバシ伝わってきて、そのまっすぐさはSHIORIさんの発信されているすべてにつながっている。
そこにみんなが心を動かされて、
要するにそれこそがSHIORIさんの伝えたいことなのかなとわたしは受け取りました。
ライフステージや時代の変化に合わせた働き方や仕事の作り方、コミュニケーション術などSHIORIさんかこれまでの経験で得た心得を公開してくださっています。
どんな逆境にもめげず、自分でどんどん道を切り開く姿はかっこいい!
読み応えたっぷりでした。
「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」
ジェーン・スー
スーさんの新刊は、いつものエッセイとは少しちがう、
自分の居場所を自分で作って花を咲かせた13人の女性たちにスーさんが聞いた、インタビューエッセイです。
本はどんなジャンルも好きで、いわゆる雑食読みなわたしですが、唯一あまり読まないのが対談の類。
特段理由はないのになんとなく遠ざけてしまうのだけど、今回の新刊も、対談形式かなぁと少し気になっていたものの、これを機に対談も好きになるかもと手に取ってみたら対談ではありませんでした。
インタビューしたスーさんの言葉で、ときにご本人の発した言葉も交えて書かれていて、おもしろくてページをめくる手が止まらない。
13人の女性は、さまざまな分野で活躍されている方ばかり。
皆、フィールドが違ったり、輝き方もそれぞれだけれど、共通するのは自分の手で道を切り開き、歩みを進めてこられたこと。
一見、違う世界にいる特別な人たち、と思ってしまいそうだけれどそうではない。
一人一人が地に足つけて、悩んだり迷ったりしながら、諦めず腐らず進んできた様子はどれも印象的な話ばかり。似たエピソードなど一つもなくて、ゆっくり大事に読みたいのにそうもいかないのが、もったいないようなうれしいような。
今ちょうど半分を読み終えたところですが、今日は金曜日、
寝る前の読書で読みすすめてしまうのだろうな、きっと。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき