今日はちょっとマニアックな本とお話のご紹介です。
考古学会がフィーバー!!
少し前にニュースで話題になっていた
奈良の富雄丸山古墳。
国宝級の盾形銅鏡と鉄剣が見つかった~!と
考古学会は盛り上がっています。
奈良出身の私は
学生時代から歴史的なものに囲まれて育ったからか
古代史には興味津々。
小学生の頃、
法隆寺近くの藤ノ木古墳というところで
未盗掘の副葬品がわんさか見つかった時には
何を思ったのか、
「私の家から何か出てくるかも~!?」
とお庭を掘ったことも。笑
古代史を知りたいなら「知られざる〇〇シリーズ」
今回のニュースで古墳について気になり
ついつい買ってしまいました。
「知られざる古墳ライフ」
古墳の成り立ちだけでなく人々の暮らしや
古墳の周りに置かれた埴輪や土器、
副葬品にどんな意味があって
どんなふうに作られたかなど、
イラストと若干のツッコミを交えながら
とても分かりやすく書いていて
大人も歴史を学び始めたお子さんにもオススメです♪
例えば、古墳時代の人々の
ヘアスタイルが紹介されていますが
それは埴輪の形から想像できたり。
豪族は、鱧や鰻、桃、干し柿、もち米を
食べていたらしく、今より贅沢な食生活を
していたんだなとへぇ~!!と思うことが
いっぱいです。
そして、同じシリーズの縄文編も持っています。
このシリーズ、なぜかハマってしまうんです。
(ちなみに、弥生編もあります)
本を知ったきっかけの茅野市尖石縄文考古館
このシリーズを知ったのは
昨年秋に旅行で訪れた
長野県にある茅野市尖石縄文考古館の
ミュージアムショップで購入したことがきっかけ。
茅野市は諏訪湖と八ヶ岳の間にあり
その昔は「縄文王国」と呼ばれるほどで
市内には200以上もの遺跡があります。
こちらの考古館のお目当ては
国宝に指定されている土偶。
日本でも国宝に指定されているものは
全部で5体しかなくて
そのうち貴重な2体がこの考古館で見れちゃいます!
美しき女神たち
まずは、「縄文のヴィーナス」。
土偶って宇宙人のような顔のイメージでしたが
こんなに可愛い形をしたものを見るのは初めて!
何となく、顔が現代風なのは気のせい?
土偶は子孫繁栄や豊穣の祈りのために
作られたという説が有力で、
縄文のビーナスも妊婦さんを
型取っていると言われています。
たしかに、腰回りが丸みを帯びていて女子。
横からのビーナス。
お腹が下がっているところは
やはり妊婦さんを表現しているような・・・
帽子をかぶっているように見えるけど
髪型を表現しているのかな?
後ろ姿。
くびれもバッチリ!お尻もぷりん!としていて
なんとも愛らしい♡
写真では分かりにくいですが、
粘土には雲母が混じっていて
キラキラしてお肌もツヤツヤ☆
そして、もう1つの国宝、「仮面の女神」。
細かい模様は何を表現しているんだろう?
縄文人は入れ墨をしていたという説もあるし・・・
縄文のビーナスに比べて大きいので、
男性のように見えたけど・・・
横から見ると、
お腹のふくらみがあるので、やっぱり女子!
穴が開いているのは
焼いたときに割れないようにするためだそうで、
よ~く考えられているんですね。
土偶だけじゃない!見どころ満載の考古館
女神様たちに会った後はこちら、土器祭り!
どれだけあるんだというほどの
色んなデザインをした縄文土器が展示されています。
4、5千年前にこんなに凝ったデザインの
土器を作っていたなんて、縄文の人たち、
器用すぎるでしょ。
あと、イヤリング好きの私が気になった耳飾り。
オシャレだけでなく
魔除けのためにも着けていたと
言われているそうですが、
それにしてもこの大きさ!
年齢を重ねるごとに
大きいものを着けていたとか。
オシャレしたいという気持ちは今も古代も
変わらないんですね♡
土偶フィギアをお土産に。ガチャガチャもあるよ♪
記念に縄文のビーナスをねらって
土偶フィギアのガチャガチャにチャレンジ。
出てきたのはこの子。
*合唱土偶と言って、青森から出土した国宝くん。
土偶ファンの中では人気らしい!
夫の部屋の書棚に鎮座しています。
「1番出できて欲しくないね、これ!」
なんて言っていたら、出てきてしまいました。笑
あ~、ビーナスが欲しかった。残念!
古代史は謎解きの連続
縄文~弥生~古墳時代は
日本で書物が残っていなんですよね。
あったとしても、
中国の「魏志倭人伝」に倭国(=日本)のことが
ほんの少し書いてあるぐらいで、
あとは遺跡や出土したものから
当時のことを紐解くしかなくて、
そこがミステリーだらけで
心そそられてしまいます。
と、マニアックすぎるお話でしたが、
茅野市の縄文考古館はそんなことを
思わせてくれるとても素敵な場所でした。
お子さんと行っても十分楽しめるところだと思うので
長野に立ち寄った際にはぜひ足を運んでみて下さい♪
そして、写真掲載のご承諾をいただきました
考古館の皆様、ありがとうございました!
015 - ユリ
会社員 / 京都府 / LEE100人隊
41歳/夫・娘(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/京都や奈良をお出かけしたり、おいしいものやファッション、インテリアが大好きです。最近は、副業として少しずつですが、華道をしていた経験を活かして、おうちで生けるフラワーアレンジを教えはじめました。アラフォーになっても仕事、家庭、趣味をバランスよく楽しんで過ごすことを心がけています。LEE100人隊2年目は、もっとたくさんクリップをあげていきたいと思います。
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015 ユリ