「ひこうき雲」と聞くと何の季節が思いつきますか?
私は真っ青な夏の空にスーッと伸びていく様子が浮かぶのですが、ユーミンは「春」を思うのだそうです。
「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」
昨年デビュー50周年を迎えたユーミン(今回のブログでは敬意を込めて「ユーミン」と呼ばせていただきます)。
以前より、こんなに多くの人の心に響く曲を書くユーミンの感性って、どんな子供時代を過ごして生まれたのだろう…と漠然と考えたことがありました。
特に年末の紅白歌合戦などでその姿を目にし、歌声を聴くたび、いつ聴いていも色褪せない歌詞、メロディーに感動し、どうしたらユーミンのような人が育つのだろうと考えていました。
先日たまたま本屋さんで見かけたこちらの本。
作者山内マリコさんの「あのこは貴族」を以前に読んだ記憶もあり、前のめりで購入しました。
こちらの本ではユーミンがどのような環境で育ち、どのような音楽を聴き、どのような青春時代を過ごしてきたのか、「ユーミン」の由来、作曲をするようになったきっかけなど、幼少期からファーストアルバム「ひこうき雲」の完成までがフィクションを交え綴られています。
名曲「ひこうき雲」
名曲「ひこうき雲」の誕生についても書かれています。
私が「ひこうき雲」を耳にしたのは、ジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌としてでした。
その曲を聴いたとき、どこか切ないメロディーと少し悲しげな歌詞に心を打たれ、この曲はどのようにして生まれたのか調べたところ、10代の頃に書かれたと知り驚きました。
映画が公開された当時、私自身少し落ち込むことがあったのですが、そんなときにユーミンの歌声がとても心に沁みた記憶があります。
本を読んで…
ユーミンは幼少の頃より、お母様に連れられ、歌舞伎や映画などに触れてきたよう。
そして持ち前の行動力でさまざまな音楽に触れ、多くの人々との出会いを果たしています。
かまやつひろし(ムッシュかまやつ)さんや細野晴臣さんなど知っている名前が登場し、そちらも興味深かったです。
ユーミンは歌にすることで一瞬の感動を永遠にすることにできる、そんな素晴らしい才能の持ち主だということを改めて感じさせてくれました。
ちょっと話がそれますが、本の中でユーミンが若者向けの服を買うのを5回我慢して、シンプルなもの(上質なもの)を1着買った方がよいと指摘されるシーンがあります。
私も今年はこの言葉を心に刻み、そのような買い物の仕方を目指そうと思います。
読み終えた今、頭の中では「やさしさに包まれたなら」が延々と流れています…。
ていうかユーミンて結構やんちゃしてたんだな。笑
娘、順調にむちむちになってきました。
うとうとする娘を抱っこしながらの読書が最近の癒しのひとときです。
024 - kano
事務職 / 北海道 / LEE100人隊
35歳/夫・息子(4歳)・娘(1歳)/手づくり部・料理部・美容部/北海道の南の方で育ち大学進学にて上京。その後また地元に戻り暮らしています。料理すること、食べること、食事に合わせたお酒を飲むのが好きです。田舎で暮らし、四季折々新鮮なものを食べられる贅沢を日々感じています。ゆったり穏やかに日常を大切に、自分らしく自然体でいられるよう日々過ごしています。コスメ、ファッション、読書も好きです。身長166cm。
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024 kano