前回に引き続き瀬戸芸の旅をお届けします。
【瀬戸内国際芸術祭2022】子連れ島旅・直島編はこちら↓
女木島(鬼が島)へ
昨日と同じく高松港から出発するフェリーに乗ります。
女木島・男木島は高松から短時間で行ける距離なのですが、フェリーの時間が午前中は10時発しかないため、朝の便は1時間前からチケット売り場に行列ができていました。念のため早めに港に来ていたのでなんとかフェリーで座ることができました。
鬼ヶ島大洞窟
女木島に到着後はインフォメーションセンターで鬼ヶ島大洞窟行きのバスチケットを購入。かなりの人手でしたがバスが数台準備されているのでスムーズに出発できました。
港から山の上まで10分ほど、大洞窟の入り口に到着です。女木島には巨大洞窟があり、鬼が住んでいたとされる伝説があるのです。
アート鑑賞もいいけれど、子どもにはこっちのほうが探検みたいで楽しいかなと思って行ったのですが見事に怖がり(周りにたくさん人がいるのに…)ろくに写真も撮れずに洞窟から脱出…
洞窟はかなり広くて天井も高い広間のような空間もあり、ところどころに鬼の人形(昭和を感じるやつ)などがいてなかなか楽しい場所でした。
鷲ヶ峰展望台
洞窟から少し山を登ると見晴らしのいい展望台が。
この日もとてもいい天気で瀬戸内の海の美しさを堪能!
港に戻りアート鑑賞
次に乗りたいフェリーの時間が迫っていたので女木島では港付近の作品だけ。
こちらは「20世紀の回想」という名の作品。大きなグランドピアノに船の帆が立てられています。
フェリーで男木島へ
写真の建物は男木島の案内所として使われている男木交流館。
この日は増便のフェリーが1台待機していて、男木島もたくさんの人が訪れていました。
歩く方舟
まずは海岸沿いを歩いて今回いちばん見たかった作品へ。
男木島は坂の町なので海沿い以外は坂と階段ばかりなので、途中で子どもが「疲れた!歩けない!」とならないように平地から行く作戦です。
作品自体は2013年のものなのですが、その年の瀬戸芸で男木島には来なかったので初対面。
山のような造形にたくさんの足。一見ファンシーですが、東日本大震災を経て着想された作品だそう。遠くから見ていると今にも海に向かって歩き出しそうです。
周辺は少しだけ砂浜になっていて貝殻を拾ったり、カニを見たりして遊びました。
おもいっきりダッシュする子どもを見て、体力残しといてくれよ…と思う母。
坂の町
男木島の町に戻ると坂、路地、階段と子連れにはなかなかハード(=危険がいっぱい)な道が続きます。
でも、島ならではのこの風景がいいんですよね~
そして島には猫がたくさん!こちらは古井戸の前でお昼寝中(起こしてごめんね)
こっちの黒猫ちゃんは行く先を防ぐ…(ちょっと通らせてもらっていいですか?)
紙管のパビリオン
こちらも必ず見たかった作品。男木島パビリオン
設計は坂茂さん、ガラスに描かれた絵は大岩オスカールさん作という合作です。
男木島の高台に建てられているので日差しがサンサンと降り注ぎ、とてもいい景色が臨めます。
坂茂さんと言えば紙管!この紙管は特殊加工されとても丈夫なので、建物の柱や梁の素材として使われているのです。
(災害があった時、避難所からの報道で紙管と布を組み合わせた間仕切りを見たことはないでしょうか?坂茂さんが世界各地で行っている取り組みです。)
紙管を使った家具には坂茂さん設計の大分県立美術館などで見たことはあったけれど、紙管で作られた建物内に入ったのは初めて!
畳も敷いてあり、しばらく座っていたかったけれど人数制限もあり名残惜しく後にしました。
周辺は急な坂で思うように外観写真が撮れなかったのが残念!
そして帰路へ
増便のフェリーがありましたが余裕をみてひとつ前のフェリーで高松へ戻りました。
そして行きと同じルートで京都まで帰宅。子どもはスカイライナーでしばらくお昼寝できたので、ぐずることもなくご機嫌に新幹線を楽しんでいました(そしてまた駅弁も堪能)
おまけ・旅のお土産は まちのシューレ963で
1日目の夕方に高松の宿に荷物を置き、夫と子どもは部屋でのんびり、私はお買い物へ!高松に来たら必ず訪れているお店があるのです。
ご存じの方も多い奈良・くるみの木の姉妹店(といっていいのかな?)なのです。
店内は食品や雑貨、工芸品やギャラリー空間、ワークショップのできるスペースやカフェも併設されています。
購入したのはこちらのハーブティー。
シューレオリジナルブレンド「目覚めのお茶」というもの。サンプルでローズの香りがとてもよかったので購入しました。
民芸福田
民芸福田はシューレのある商店街からもすぐ近い場所にある民芸店。
こちらも高松に来るたびに足を運んでいます。いい感じのカゴがあったのですが、サイズ的に持ち帰るのが難しく(一人旅だったらどうにか抱えて持って帰っていたけど)泣く泣く諦めました。
店内には日本各地の器やカゴなどの雑貨、和紙などが揃っています。
先日参加したLEEパーティーでもゲストの菊池亜希子さんが民芸(手仕事を感じるもの)が好きだと話していました。
私も一時期、民芸のうつわにハマって、山陰地方や九州の窯元をレンタカーで巡ったりしていたことぐらい。
旅先にある民芸館や民芸店もチェックしていて、その時に知ったお店なのです。
次は3年後?
お買い物も楽しみつつ土日だけの短期間とはいえ、思ったよりたくさんの作品を鑑賞できた旅でした。
次の瀬戸芸はまた3年後。でも行きたいところはたくさんあるので、瀬戸芸の年以外でも行けたらいいなと思っています。
050 - ジュリ
会社員(建築士) / 京都府 / LEE100人隊
41歳/夫・息子(5歳)/手づくり部・料理部・美容部/大阪出身、京都在住。毎日時間に追われてバタバタですが、ソーイングや編みものが好きでスキマ時間にちょこちょこ作るのが日々の楽しみ。お菓子やパン、保存食作りも好き。最近は小鉄の子どもの影響で鉄道に詳しくなってきて、旅の目的が電車に乗ることになってきました。
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050 ジュリ