秋の気配を少しずつ感じる日々、読書の秋です。
まだまだ日中は暑くて汗だくですが、夜になれば風がひんやり気持ちいい。
わたしの読書タイムは主に寝る前でしたが、最近は機械仕掛けか?というほど読みはじめて10分もしないうちに眠たくなる不思議。
これもまた年齢的なものなのでしょうか。
仕方がないのでもう夜の読書はやや諦め気味、
お休みの日にのんびりおやつをつまみながら読んでいます。
真夏からつい最近まで、購入した本をいくつか。
右上から、
「今宵も喫茶ドードーのキッチンで」標野凪
こちらは夏の初めに購入した本。
住宅地の奥にひっそり佇むおひとりさま専用カフェ、喫茶ドードー。
日々頑張りすぎて心が疲れてしまった人たちが、ふらっと訪れるカフェでの心温まるお話です。
自分自身をいたわること、自分自身の芯を磨くこと。
その大切さに改めて気づく本でした。
一つ一つのお話のタイトルがかわいいのも印象的。
「しあわせは食べて寝て待て」水凪トリ
毎週土曜日の新聞の書評欄を読むのが楽しみで、それを参考に本を選ぶことも多いのですが、
少し前の書評欄に紹介されていて気になっていたのがこちらの漫画でした。
(先日マッキーちゃんもブログで紹介されていましたね)
普段あまり漫画を読まないわたしですが、読んでみて本当によかった。
人生と健康、食、仕事、生き方、読み進めながら、自分自身のいろんなことを考えました。
薬膳についてもゆるく書かれていて、気張らずに日常に取り入れるきっかけをもらえる本です。
「しあわせしりとり」益田ミリ
こちらも新聞で連載されていました。
毎回楽しみに読んでいた連載の加筆修正+書き下ろしを収録した1冊。
ミリさんのエッセイは、そうそう、わたしも同じこと思っていた〜!と思わず声に出して言ってしまいそうなエピソードがたくさん。
ちょっぴり切なかったり、キュンとなるお話もあって、最後には心がほんわか温かくなります。
エッセイのタイトルが全てしりとりのように繋がっているのも楽しい。
「そして誰もゆとらなくなった」朝井リョウ
朝井リョウさんのエッセイが好きすぎるわたし、こちらはゆとりシリーズ(時をかけるゆとり、風と共にゆとりぬ)の第3弾。
最新刊の販売を今か今かと待ち続けていたのです!!(の割に発売日を失念していた)
こちらのエッセイ、大袈裟ではなく、お腹を抱えてのたうち回りながら大笑いする作品です。
絶対に出先や電車の車内などで読んではいけません、と念押しするのを忘れずに、これまでどれだけたくさんの友人たちに勧めてきたことか。
今回も1つ目のお話からもう涙を流して笑いました。
そして勿体無くてちびちび読んでいるため、まだ1/3くらいしか読んでいませんが、間違いなく名作!
「ついでにジェントルメン」柚木麻子
柚木麻子さんも、新刊が出たらすぐに読みたくなる作家さんです。
柚木さん初の短編集、
それぞれのお話はテンポが良く読みやすく、コメディを見ているような感覚でサクサク読めてしまいます。
7つのお話に登場する人々は、どこか微妙に社会の中でずれているような印象はあるものの、全然遠いところにいる人でもない妙な身近さも感じます。
編集者にダメ出しされ続ける新人作家の話、女性専用車両に乗り込んでしまった男性の話、
どれも続きが読みたくなる作品ばかり。
言葉選びや背景の描写が毎回絶妙だなあと感じますが、今作も。
ユーモアと軽やかさが心地いい1冊、あっという間に読み終えてしまってもったいないくらいでした。ああおもしろかった。
読書のお供のおやつ、
いつもならばバターと粉まみれの焼き菓子を焼いて、大きくカットしたものを頬張りながら本を読むのが常だったわたし。
しかし先日受けた人間ドックで、甘いものとバターの摂りすぎが数値に顕著に出始めたため、最近は極力ヘルシーなおやつを作って食べる(食べるんかい)ようにしています。
というわけで、今日のおやつはグラノーラと黒糖ビスケット。
グラノーラはクッキーみたいに食べたいので、かたまり多めで焼いてみたらとてもおいしくて止まらない。
しばらくはグラノーラ作りが再燃しそうな気配です。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき