こんにちは! 059ツナです。
息子の夏休みが始まって2週間め。家事をこなして息子の相手をして…たいしたことはしていないのに、普段よりどっと疲れるのはなぜでしょう。。
そんな中、ゆっくり本を読むのは至福のひととき。最近読んでおもしろかった本を紹介させてください。
感性を大切に、しなやかに生きる
まずはこちら。中島たい子さんの『パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら』です。著者の中島さんにはフランス人の叔母、日仏ハーフのいとこがいるのだそう。
さぞかしフランス愛が強いんだろうな…と思いきや、「(フランスに)興味を持てと言われても無理」「日本人はフランス人を過剰評価している」とバッサリ。子どもの時以来フランスに行こうとすら思わなかったそうです。
ところが30年ぶりに訪れたフランスでその魅力に開眼!
お手本にしたい憧れの女性(=叔母)の暮らしにふれて得た気づきなどについて描かれています。
私が特に興味深く感じたのは食(料理)に対する意識についてでした。
家族の健康のもとになる食事には気を遣いたい。
でも私、料理はそれほど得意じゃない…。
だからこそ、興味をひかれる食に関する情報やレシピ本を見つけると「これを取り入れたい!」と力が入りがち→理想と現実のバランスが取れないことも多々。
「○○しなきゃ」と完璧を求めた結果、無理が生じて長続きしない…なんてことも往々にしてあります。イザベル・ボワノさんのイラストも素敵なのです。
そんな私に響いたのは「理屈ではなく、感性を優先にする」という言葉でした。
役に立ちそうな知識を仕入れるとつい頭でっかちになりがちな私。力を抜いてもっとしなやかに、風通しよくありたい。そんなことを改めて考えさせられます。
以前ベストセラーとなった『フランス人は10着しか服を持たない』にまつわるエピソードには思わず笑。
叔母ロズリーヌさん直伝のレシピも掲載されているのも魅力的な1冊ですよ♪
新たな視点を見つけること
もう1冊はこちら。『ドイツ人が教えてくれた ストレスを溜めない生き方』です。慌ただしくストレスフルな日本を離れて、ドイツのゆったりしたテンポで暮らしたい。そんな思いでドイツに渡った著者がドイツ人のライフスタイルについて描いた本です。衣・食・住など、さまざまな角度から日本人のそれと比較されているのが興味深い。
日本とは国民性も慣習も異なるため、真似するには正直難しいと感じることはあります(働き方については特に)。
…でも参考にしたいマインドもある!
どちらが良い/悪いではなく、異文化を知ることで見えてくるものがある。日常生活で出くわす煩わしさは、もしかすると「○○するのが当たり前」という思い込みなのかもしれませんよね。
思い込みを手放して、心を軽く。暮らしを軽く。
ストレスを溜めない生き方、できる範囲で私も実践してみたいと思います!
カルテスエッセン(Kaltes Essen)やホルンダーシロップ作りなど、070カーリーちゃんのクリップで読んだ!という内容もちらほら。LEE読者の方なら楽しみが2倍になりそうな1冊です♪
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私に小さな気づきを与えてくれた本。
心と暮らしを軽くする一助になればうれしいです◎
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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ツナ