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おでかけ部

【空櫁】 須田二郎さんの木の器

  • カーリー

2022.07.08

  • 2

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先日、奈良に帰ったら絶対にお伺いしたいと思っていたギャラリーへ、お出かけすることができました。

奈良駅から東へ、歩くと30分ほどはかかるでしょうか。

ひたすら住宅街でこの道で合ってるかな?と何度も地図を見直しました。

だんだん細くなる道。。

思わず通り過ぎてしまい、振り返るとそこには平屋の建物が。

控えめな看板があって、間違っていなかったと安堵。

空櫁 soramitsu

※以下撮影・掲載許可をいただきました。ありがとうございます。

塀の隙間から恐る恐る敷地へ足を踏み入れ、建物を回って入り口を探していた私の目に、窓を開け放った美しい空間が飛び込んできました。

秘密の隠れ家を見つけたような感動。

良いカメラが先にアメリカへ行ってしまい、携帯カメラしかないことが非常に悔やまれます。

改めて靴を脱いで、「おじゃまします」と言ってしまいそうな玄関から中へ。

玄関の脇にもすでに作品が並んでいました。

空櫁さんでは日本で作られた「志のある道具(もの)」を展示・販売されています。

今回は展示会期間にお伺いしたのですが、一番奥の部屋だけは展示会とは別に様々な作家さんの作品が並べられていました。

須田二郎さんの木の器

今回は、「使える木のうつわ 展」と題して、木工作家の須田二郎さんの企画展が開催されていました。

作品の並べ方も素敵だし、このお部屋に須田さんの作品が溶け込むように合っていて「ずっとここにいたい、帰りたくない」というのが本音。

小さなお部屋をうろうろと行ったり来たり。

あ~木のカトラリーも可愛いなぁ。

この木のトレーもとっても素敵でした。

この上に小さな和皿や豆皿を並べたら可愛いだろうな。

自分仕様に育てるサラダボウル

来る前から今回はサラダボウルを買おうと決めていて。

素材も、大きさも、形も様々なボウルが並んでいます。

手前がサクラ、奥がナラの木です。

やっぱりサクラの木目って美しい。

こちらはナラの器に漆を施したもの。

須田さんの作品の特徴は、生木を削り出して器にされること。

成型後、木の水分が抜けて形が変わっていくそうです。

その唯一無二性に無性に惹かれ、せっかくだからと個性的な子を連れて帰ることにしました。

実家滞在中のため、盛り付けたところの写真はまたいつか。

使い方ですが、まずはサラダを入れてドレッシングをくるりと。

ドレッシングの油分がしみ込んで、水分をはじくようになるそうです。

何度かドレッシングをしみ込ませたら、カレーやパスタなどの汁気があるものもOK。

半年くらい使っていると、丼のようにラーメンやうどんなどのスープ状のものを入れても大丈夫になるとのこと。

色味や質感の変化はもちろん、仕様の面でも、自分の暮らしに合わせて育てていく器なんだなぁと。

須田さんの企画展は7月10日(日)まで開催されているそうです。

 

お目当ての器も購入したし、もうおいとまなのですが、名残惜しいこの空間。

後ろ髪をひかれながら「また来ます」とご挨拶し、空櫁さんを後にしました。

駅から少し距離はありますが、途中まではバスも出ていますし、少しのんびり奈良を訪れることがあったらぜひ足を運んでみてください。

お休みも多いのでHPを確認していただき、自然の風と扇風機のみのお店ということで、気候も考慮の上ぜひ。

カーリー

主婦 / 奈良県・アメリカ /

40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。

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