好きな美術館スポット、クレマチスの丘。今回この時期にどうしても訪れたかった理由のひとつは①の庭園散策がありますが、もうひとつには、大好きな絵本作家の展示を観たかったから。というのがあります。
こちらはベルナール・ビュフェ美術館。
大好き、そして尊敬している絵本作家の展覧会が開催されています。
こちらは私のお気に入り。子どものためというより自分の趣味で買いあつめてきたもの中心なので、ちょっと渋めかもしれません。。
絵本だけでなく…
お名前は知らなくとも、堀内さんのお仕事はどこかで必ず目にしたことがあるのではないかと思います。
その証拠に…。
ほら、ね!
こちらのロゴは全て堀内さんがデザインされたものだそうです。おなじみのロゴをこんなにもたくさん手がけられていて、しかもそれがずっと使われ続けているなんて。
「やっぱりこれでなくちゃ」と思わせる、普遍的なデザインを生み出すことの凄さ、堀内さんの偉大さを感じずにはいられません。
展示もとても良かったです!
大好きな絵本の原画がたくさん観られて大興奮でした。もともとアートディレクターなど広告の世界で大活躍されていた堀内さんが、ここまで絵を描くこと、そして絵本を描くことを渇望されていたとは…というのも驚きで。
堀内さんは真剣に、心から、絵本が子どもに与えうるもの、その力を信じ、考えていた方なのだなあと思いました。戦後、荒廃していた児童文化を発展させていかなければならないという使命感もあったようです。いわゆる「産みの苦しみ」のような思いを味わった作品についての説明書きもあったりして、そういうのは本当に興味深かった!
あと、やっぱりデザインをしていた方なだけあり、「視覚的にどう見せるか」ということ、ある種の客観性をもって描くことに本当に優れた絵本作家だったのだな、とも思いました。だからこそ、芸術的な要素とわかりやすさがきちんと同居した作品が多いのだなあと。堀内さんの「かがく絵本」のシリーズなんかはそれが顕著に表れていて、本当にわかりやすく、そして美しい本ばかりです。
ほか、堀内さんが友人に宛てたパリからの手紙(その交友関係も華々しく…)は、1枚の便箋にイラストや細かい文字がぎっちり詰めこまれていて、こんなのもらったらワクワクしちゃうなあと思いながら、じっと見入ってしまいました。
細々した私物(かわいくてヘンテコな雑貨多し)などの展示も楽しくて楽しくて!
ぐるんぱのビスケット♡
ちなみに展覧会はこちらで終了したあと神奈川近代文学館で開催され、その後ひろしま美術館→群馬県立館林美術館→岩手県立美術館と巡回していくようです。
ご興味のある方はぜひ!
自分にも、あの人にも。お土産選び
展示がとても良かったので、図録を購入しました。
ずっと欲しかった絵本も。
ポストカードはお土産にもできるかなあと思い、何枚か購入。
りすのゲルランゲは元上司が好きだったので、今度会うときに渡す予定♡
感動した展覧会は何度も足を運んでしまう自分。
次の神奈川の展覧会にもきっと行くのだろうな、と思います。横浜散策もできる立地なので、それも楽しみです!
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
38歳/夫・娘(4歳)・息子(1歳)/手づくり部・料理部コーヒーが好き。ミルクティーも好き。掃除は好きだけど片づけは苦手。手紙部部員。都内の雑貨屋さんや本屋さんなどを巡る休日も好きですが、海や山で過ごすのも大好き。いつも気持ちの良い場所を探しています。日記をつけはじめて1年。なるべく楽しいことを書き残したいので、いいこと探しを心がけるようになりました。昨年まで10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。絵本ラバーです。
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