子犬ではありません、子ヤギです。
とても珍しい子ヤギを育てている牧場があると知り、早速「うるまの太陽ベーベーズ」へ遊びに行っていきました。緑に囲まれた施設に入ると目の前に小型の犬たちが戯れていると見間違えるほど、可愛い子ヤギ達が大はしゃぎで尻尾を揺らしながら「メェ~、メェ~」と鳴き、近寄って出迎えてくれます。子ヤギ達の性格はとても穏やかで人懐っこく訪れた人を飼い主と勘違いしているのかと思う程熱烈に歓迎します。
ペット用に品種改良された小ヤギ
「僕は食べられません!」
体重1キロ、成長しても約20キロ前後で大小のばらつきはあるものの中型犬サイズ位になるこの子ヤギ達。沖縄では古くからの習慣でヤギは伝統的な食材として親しまれています。元々、沖縄のヤギは小型だったのですが戦後の流通が拡大するにつれヤギのサイズも大きくなっていったそうです。施設オーナー、仲西さんも定年後にヤギの畜産事業を始めた当初は食用としてスタートしたものの、育てていく過程でヤギの可愛さにひと時も離れたくないほどヤギに魅了させられたそうです。その後食用としての事業をすっぱり辞め、県の協力を得ながら新たにヤギの畜産を始めたのがこの子ヤギ達の育成でした。
新しい形で地域貢献する子ヤギたちの役割
食べても食べても、お腹いっぱいにならない子ヤギ達
キラキラと子ヤギへの愛情と今後の人生プランをお話するオーナー、仲西さん。この子ヤギ達の新たな役割として高齢者施設の訪問や保育園など幼児施設とのふれあいイベントの取り組みを積極的に行っています。愛嬌溢れる子ヤギ達は特に高齢者からとても喜ばれ、子ヤギ達が与えるヒーリング効果の実感と未来あるやりがいを感じるそうです。今後はアニマルヒーリングの役割活動も広げられたいいなと夢を語っていました。
こんなにお腹が膨れても満腹に気づいていない子ヤギ達
子ヤギ達の新しい仲間
遥々、アルゼンチンからお越しのミニチュアポニー君
新しく仲間入りしたミニチュアボニー。オーナー、仲西さんはこのミニチュアポニーも愛情たっぷりに育てています。
ミニチュアポニーさんは現在妊娠中。赤ちゃんがもうすぐ生まれてくるそう。楽しみだなぁ。
施設内でミニチュアポニー君と散歩をするオーナー、仲西さん
施設を楽しくする工夫
ポニー君との散歩道は亜熱帯の植物に囲まれ、沢も流れています。時期になると蛍も見れるそう!そして、その周りにはいくつかベンチと椅子が設置されていました。仲西さんが「お弁当持ってきて食べたらいいさぁ」とおっしゃっていました。秋ぐらいの涼しい気候になったらそうしようと思います。
うるまの太陽ベーベーズは素敵な場所だった
オーナー、仲西さんは「もっと長生きをして子ヤギ達と過ごしたい。70歳を超えてもこんなに人生が楽しいのだから」とこれから子ヤギ達と歩む道を最後まで熱心に語られていました。命ある限り精一杯生きるその姿に心を打たれ、自分の人生に自らリミットを掛ける必要はなく好きな事をして人生をどういう姿勢で歩むのか教えてくれたような気がします。まだまだ伝えきれていない施設の魅力や写真もあるのですが、再訪した際にまた続きを書き綴れたらいいなと思います!これから生まれる子ヤギとミニチュアポニーの赤ちゃんに会える日が楽しみです!施設は基本的に電話予約で雨の日はお休みです。また入場料は中学生以上は1000円、小学生以下は無料です。
001 icoco
001 - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊
45歳/夫・娘 (17歳・8歳)・息子(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌&WebのLEE、そしてLEE100人隊が好き。小窓の住人として自由に書きたいことだけを書いて駆け抜けて行ったらあっという間に3年目。これからもLEEが大切にしているものを大切にしながら、ゆるりと日常を楽しんで書き綴っていこうと思います。夢は美しい自然や花に囲まれて自給自足する事。衣食住+写真はシンプルカラーの中で時々はっきりとした色を使う事が好き。綺麗めカジュアルタイプ。肩幅広め中肉中背&骨が全体に目立つ骨格ナチュラル。身長162cm。
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