京都の名建築・国立京都国際会館の庭園にお花見に行ってきました。
先に申し上げておきますが、桜の写真より建物の写真がメインです…タイトル詐欺ですみません。(館内の撮影許可いただいています)
国立京都国際会館
京都にある国際会館をご存じでしょうか。国際会議の為に作られた建物で、有名な「京都議定書」が採択された場所でもあります。
普段は会議の出席者など関係者しか入ることはできませんが、定期的に建物の見学会が行われていたり、飲食店が利用できる日があるのです。
京都に住んでいるからには一度は見学したいと思いつつ、なかなかタイミングが合わず…
念願かなってお花見の季節に訪れることができました!(めっちゃ曇り空ですが)
エントランス
エントランスから建物に入るとまず目に入るのがこの空間。天井のトップライトからは太陽光が入ってきています。
左側に並んでいるカウンターと棚は会議などでたくさんの人が入場する時にクロークとして使われるのかな。ライトアップの色が桜色になっていました。
メインラウンジ
進んでいくと広いラウンジに到着。一気に視界が広がります。
大空間を支える大きなV字型の柱。外壁は斜めになっているので台形の空間です。
苔庭を連想させるような腰壁。
床のカーペットが壁まで立ち上がっているんですね。
会議の前後に談話ができるようにとソファやスツールがあちこちに配置されています。
家具のデザインは剣持勇氏のものだそう。
メインホール
メインホールにも入ることができました!
圧倒的な大空間!さすが国際会議に使われるホールです。こちらも建物の形どおり台形。
ステージの壁のオブジェ。様々な形なのは多様性を表現しているのだとか。文字のような、何かのシルエットのような形がなんだかかわいい。
日本庭園
ラウンジから外に出ると池のある日本庭園が広がっています。
国際会館は周りを山で囲まれていて、とても緑豊かな場所です。
竣工は1966年。50年経ってもなお現役。かっこいいなぁ
国際会館はここ数年で建築・インテリアへの再評価されており、私もそれをきっかけに興味が湧きました。
特に「特薦いいビル 国立京都国際会館」という本はとても詳しく解説されていて写真も豊富なのでおすすめです。
日本庭園から見る国際会館。
庭園の奥に進むと桜の木がたくさんあるエリアが。曇り空で写真映えしないのが残念ですが満開の桜です!
京都の有名桜スポットはたくさんありますが、ここはかなり穴場なのではないでしょうか。(毎年公開されているかはわかりませんが…)
隣接する宝ヶ池公園もたくさん桜があり、とても広い公園なのでお花見ピクニックに最適ですよ。
NIWA cafe
ひととおり散策したあと、NIWA cafeでスワンシューをいただきました。池にいる白鳥がモデルになってるようです。
「NIWA cafe」は京都の老舗喫茶「前田珈琲」がプロデュースしているカフェ。サンドイッチやパスタなど食事メニューも充実していて価格もリーズナブル。
今回は子連れのため、迷惑にならないようにテラス席で頂きました。室内席はホテルラウンジのような雰囲気です。
次はひとりでゆっくりお茶したいな~
おまけにもうひとつ名建築を
こちらは国際会館のすぐ向かい側に建つホテル、ザ・プリンス京都宝ヶ池の中庭。
設計は巨匠・村野藤吾、ゆるやかな曲線を描くとっても優雅な建物です。
私、この中庭が大好きで…
このお庭に入るといつも「秘密の花園」という言葉が頭に浮かびます。四季折々の植物が配置されていていつ訪れても静かで美しいお庭です。
エントランスまでのアプローチもなんだか西洋のお城みたいでロマンティック。
ザ・プリンス京都は四条烏丸から地下鉄で15分ほどなのでアクセスも抜群です。京都旅行の行先にぜひ追加してほしい場所です。
050 - ジュリ
会社員(建築士) / 京都府 / LEE100人隊
41歳/夫・息子(5歳)/手づくり部・料理部・美容部/大阪出身、京都在住。毎日時間に追われてバタバタですが、ソーイングや編みものが好きでスキマ時間にちょこちょこ作るのが日々の楽しみ。お菓子やパン、保存食作りも好き。最近は小鉄の子どもの影響で鉄道に詳しくなってきて、旅の目的が電車に乗ることになってきました。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
050 ジュリ