相変わらず、春も本、読んでいます。
ゆらぎ世代真っ只中、そのせいなのか?昔に比べて本を勢いよく読めなくなっているわたし。
読み始めてもすぐに寝落ちしてしまったり、そもそも夜になるともう目が閉店ガラガラ状態(泣)で、読んでも以前ほどのスピードで読めないし、集中力も持たない。
だけど読みたい欲は衰えず、のろのろ読んだり、いろんな本をちょこちょこ並行して読んだりしつつも、やっぱり本は好き。
ということでここ最近のわたしの課題図書です。
「ワタナベマキの台湾食堂」。
店頭で見た時に、いいな、と思って買いそびれていたのですが、先日nahoちゃんが、この本良かったよー!と教えてくれて、その日のうちに買いに走りました。(こういう行動は早い)
海外旅行に行けなくなって久しいけれど、最後に行った海外が台湾でした。
食いしん坊にたまらない台湾、おいしいものがありすぎて、1日5、6食食べたくなってしまう危険な旅でしたが、どの思い出も楽しくておいしかったな。
そんな台湾のおいしい記憶を呼び起こしてくれるようなメニューが、シンプルで作りやすいレシピとして紹介されています。
ジーローハンから始まり、あれこれせっせと作って食べています。
材料も揃えやすいものばかり(我が家の冷蔵庫に常備しているものばかりで作れました)なのもうれしいところ。
「きれいになりたい気がしてきた」ジェーン スー
スーさんの本も出たら迷わず購入しています。
今年になってもう何冊も出ているのがファンとしてはうれしい。
こちらは女性誌の連載をまとめて加筆修正したもの、主に美容にまつわるお話がたくさん綴られています。
スーさんとわたしは同世代、というか全く同じ年。だからでしょうか、どのエピソードも本当にうなずくことばかり。うなずきすぎて首がもげそうなくらい。
今回もゲラゲラ大笑いしながらあっという間に読み終えてしまいました。
ああ、こんなに読んでしまった、もう少しゆっくり読まないと終わっちゃうな、もったいないな、なんて思いつつ読む作家さんなんてそうそういません。
スーさんの本はわたしにとってまさにそんな本。
「家時間」内田彩仍
内田彩仍さんの本は、これまでパラパラと本屋さんで開いてみることはありましたが、購入してしっかり読むのははじめて。
ご自身の好きなものや、大切にされている世界観にブレがなく、素敵な暮らしをされている方、という印象でしたが、今回こちらの本を読んでさらにその思いを深めた感じです。
わが家は新築で購入してもうすぐ15年になります。
リフォームなどを含め、家族の形の変化に合わせて住まい方を見直すタイミングも近いと感じており、最近はリフォームに関する本などが気になり始めていました。
内田さんはインテリアに関する著書も多いのですが、これまでのご著書は、わたしの勝手なイメージでは、ナチュラルでどこか女性的なインテリアの印象がありました。
わが家のインテリアはそのいずれでもなく、どちらかといえばマニッシュでやや男性的な感じなので、なんとなく内田さんの本も手に取ることはなかったのですが、今回何気なく開いたこの本は、いい意味で今までのイメージとは違っていました。
内田さんご自身がこれまで住んでいたマンションから、中古の一軒家に手を加えて住み替える際の家づくりのポイントやこだわりが丁寧に綴られています。
北欧の家具を中心にシンプルで洗練されたもの選び、だけどどこか温かみがあるようなインテリアがいくつも紹介されていました。
世代的にも近いのか(わたしより少し上の世代かなと思います)、これから歳を重ねていって暮らしのスタイルが少しずつ変わる点にも考慮して家づくりをされている様子が描かれてあり、その点も参考になります。
写真がどれも美しくて、ゆったりとした気分で読みすすめられるのがとてもいい。
「うまれることば、しぬことば」酒井順子
先述したジェーンスーさんと同じく、酒井順子さんも、新刊が出たら迷わず買う作家さんです。
こちらの本は、集英社のウェブメディア「よみタイ」で連載されていたものに加筆修正されたものです。
「よみタイ」も密かにときどき読んでいたわたしですが、今回1冊の本になると知って発売を楽しみにしていました。
世代的に重なることが多く、読み進めるたびクスッと笑ってしまう。
ことば、という切り口で、今と昔を鋭く観察している様子が楽しくて、あっという間に読んでしまいそう。
(あと1/4ほど)
「三千円の使い方」原田ひ香
テンポ良く楽しく読める作品が多い、原田ひ香さんの本。
ある家族の女性たちが、人生の節目やピンチを乗り越えながら、どうお金を貯めたり、使ったりするのか、オムニバス形式なので気軽に楽しく読めました。
最近の読書傾向は、短編集的なもの、エッセイ、写真が美しく読みものとしても実用的なライフスタイル本が多い。
たまには読み応えのある長編作品もまた読みたいなぁと思いながらも、読める気がしない今のわたしでした。
そして読書のお供には変わらずおやつを。
久しぶりに焼いたディアマンは、バニラビーンズ入りでまわりにグラニュー糖たっぷりまぶしつけて。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき