オーガニックやサスティナブルという言葉が広く知られ始めているように、地球環境への関心はいま世界中で高まっています。　

ここ京都でもその流れは強く、オシャレな自然食品店や有機食材を使った飲食店がオープンするなど、食を通して地球を守ろうとするお店が増えてきました。

昨年7月に京都でオープンした「斗々屋」もそんなお店のひとつです。

斗々屋は「ゼロウェイストスーパー」というコンセプトを掲げています。

ウェイストとはゴミのこと。

つまりゴミがゼロのスーパーであることを意味しています。

ゴミが出ないってどういうことでしょうか？

答えはお店に入ってひと目でわかりました。

斗々屋の店内の様子や買い物のやり方とは

店内には野菜や果物、お米やお豆腐、惣菜など、一般的なスーパーと変わらないほど多様な商品が並んでいます。

ただし他店と一線を画すのが、全てが量り売りだというところ。

 例えばお米を買おうとすると…。

まず専用のケースに入ったお米をカップに必要な分だけ入れます。

そして電子のスケールに乗せ、画面に表示された商品名をタッチします。

グラム数と値段が書かれたシールが発行されるので、持参した容器に詰め替え、シールを貼ったあと、レジでお会計します。

もし「容器を忘れた！」という場合も大丈夫。

デポジットを支払えば容器をお借りすることができます。 

はじめて利用したときは、計量するのは少し手間だと感じました。

でも買い物した後に必ずといっていいほど出るプラスチックのゴミが無くなると、なんだか心がスッキリします。

ゴミ箱がトレーやパッケージの袋でいっぱいになることって、意外とストレスだったのかも？

斗々屋に行ったことで、自分の隠れた悩みにも気づかされました。

斗々屋のここがいい！利用するメリットやオススメ商品は

斗々屋のいいところはゼロウェイストという点に留まりません。

農薬を使わない自然栽培の野菜や、安全な飼料で育てられた精肉、プラスチックフリーの掃除道具というように、環境への負担が少ないものだけが店頭に並んでいるため、買い物するだけで、地球環境の保全につながるのです。

他にも資源の無駄が少なくて済むこともメリットといえそう。

たとえばスパイス類。

料理をするときにスパイスを使いたいと思って購入したものの、一度使ったあとは放置…。

なんて経験が何度かあった私にとって、必要な量だけ手に入るのは、食べ物の廃棄を減らすために良い機会となりました。

斗々屋での買い物ならゴミの排出を防げ、食料廃棄が減らせる。環境の保全につながる。

いいことづくめのスーパーで、毎日通いたいくらいです！

（店内撮影の許可をいただいています）

斗々屋に関する記事はこちらにも。