こんにちは。
099のティバっちです。
先月、ブログで妊娠の報告をさせていただきました。
今回は家族について
いま思っていることや悩んでいることを
書いていきたいと思います。
とても繊細な部分なので
今回までに何度も見直しをしましたが、
このブログを読んで不快な気持ちになる方が
いらっしゃるかもしれません。
あくまで「個人的な意見や思い」として
書いていることをご理解ください。
シングルマザーとして
私は離婚を経験しています。
8年前のことです。
半年以上かけて悩み、出した結論ではありますが
当初は子どもに対して「申し訳ない」という
気持ちが非常に強かったことを覚えています。
さらに、「かわいそう」というレッテルが
貼られていることを自覚しました。
(私の場合、噂を立てられることが多々ありまして…)
「世間からどう見られているか」を知ることができ
とても勉強になりました。
…というのはちょっと強がったかも。
自分をかなり責めました。
私はかわいそうなのかな?
息子はかわいそうなのかな?
ぐるぐる考える時期が長かったのですが、
少なくとも私に関しては「かわいそう」ではなかったです。
離婚は今時珍しいことではないので
息子もお友達と比較することなく
それはそれは自由に育っています。
大きな転機について
きっかけは、コロナウィルスの感染拡大でした。
自分が感染したら息子はどうなるのかという
不安が常に心の中にありました。
誰もがコロナへの不安を抱えている状況下ですが
シングルマザーである場合、
その不安は多岐にわたるし深刻なものとなりました。
保健所に相談しても、具体的な方針が分からなかったので
さらに不安は募っていきました。
夜中に涙がとまらなくなることも。
このままでは生活に支障が出てしまうので
思い切ってパートナーに話し、
息子にも説明し理解してもらった上で
パートナーと同居することにしました。
同居してすべてがうまくいくはずはないのですが、
ようやく少しだけ安心することができました。
ホッとしつつ物件を見つけた数日後に
妊娠していることが分かりました。
(いつかは生活を共にすることを前提に、
お互いの両親には挨拶を済ませていました。)
妊娠したことを両親や友人に報告し、
みんな喜んでくれました。
けれど漏れなく言われるのが
「籍はいつ入れるの?」ということ。
まず、気になりますよね。
息子は同居してから、それなりに楽しく過ごし
さらに妊娠も受け入れたところ。
そんな彼のペースを尊重しながら
もう少しゆっくりパートナーと
入籍について話し合っていきたい。
そう伝えたところ、
「それはあなたの我が儘だ」とバッサリ。
「子どもは先が長いから苗字が変わってもすぐに慣れる」
「あなたが我慢すればすむ話でしょ」
「お腹の中の子どもに対し無責任だ」
いろいろ言われ、かなり混乱しました。
さすがの私も数日間落ち込み、
ようやくその言葉を受け止めることができました。
それだけ今まで心配をかけていたのだろう。
私は確かに甘いのかも。無責任かもしれない。
それからは正確な知識を増やすために、
本を読んだり学校や支援機関に
相談していくことにしました。
家族ってなんだろう
再婚や事実婚によって
血縁関係がない親子がいる家族のことを
ステップファミリーといいます。
「ステップ」は「継ぐ」「つぎはぎ」を意味します。
パートナーは一緒になるにあたり、
「責任を持っていきたい」と話してくれました。
とても心強く感じました。
大きな課題となったのは
息子が自分の苗字が変わることを
とても嫌がったことです。
(結婚には賛成らしい。)
学校に相談したら今時よくあることらしく、
再婚したことを隠さず報告すれば変な噂や
いじめにつながることは少ないだろう、と
言ってもらい、一つ安心材料を手に入れました。
正直な話、私も苗字を変えたくありませんでした。
離婚したときに旧姓に戻すことを
周囲からすすめらたのですが
離婚も含めて子どもと共に、人生を
「自分の足で歩くんだ!!」という
強い意志で私は今の姓を名乗っています。
はじめての賃貸契約も今の名前でしたし、
仕事では今の名前でみんなが覚えてくれ
信頼して様々な依頼をしてくれます。
私は今の名前に誇りを感じているんです。
そもそもなぜ女性側が苗字を変えることが
当たり前なのか。
ここに来て疑問が出てきました。
現在の日本の婚姻制度では
夫婦どちらかの姓に統一しなければならないと
されていますが、先進諸国で
統一するよう定めているのは日本のみ。
(海外の方と婚姻する場合を除きます。)
海外では別姓が認められているそうです。
どちらかに姓を統一するという意味で
男女は平等のように思いますが、
実際に女性側の姓を選ぶ夫婦は全体の4%。
結婚している方は、入籍する前に
どちらの姓にするか話し合いましたか?
多くの女性は自分が苗字が変わることが「普通」と感じ
話し合うことすらしなかったのではないでしょうか。
現在の日本では、結婚する夫婦のうち
4組に1組が再婚のケースだと言われているそうです。
しかしその再婚後、
2組に1組がまた離婚するという結果が。
再婚した夫婦の半数が離婚することの背景には
いろいろあると思いますが、
子どもがいた場合、この姓の問題は大きいと感じました。
再婚の家庭は苗字が変わるタイミングで
周囲にどう思われるかというリスクを避けるために
引っ越し、転校することも多いようです。
その判断自体をどうこう言うつもりはありません。
我が家の場合、息子にとってあまりにも大きな
環境の変化は望ましくないと考えています。
私は離婚のときに、一時的に
周囲の評価が気になる時期がありました。
けれど離婚はごまかすことでも隠すことでもないので
聞かれたら正直に答えるようにしていました。
そのうち堂々と向き合えるようになり、
息子にもよい影響を与えたと思っています。
それと同じで、
今回のことでどのような家族の形を選んだとしても
生活している環境を変えずに
笑顔でみんなが「幸せだ」と言えるようにしたい。
周囲にどう見られようと
3人でソファで映画を観てだらだらしたり
息子とパートナーがじゃれ合っているのを眺めるような
時間を大切にしていきたい。
そのためには選んだ家族の形を隠さずに
堂々と胸を張っていくことが大切だと感じます。
けれど強くなりきれない私は
こうしてだらだらと答えが出せずにいます。
形を整えようとすると、
誰かが我慢しなければならない。
ならば形にこだわらないようにしようと考えると
周囲に理解を得ることができない。
やっぱり私はわがままで無責任なのかもしれません。
いろいろな家族の形
今回私は自分の立場をきっかけに、
家族についていろいろ考えました。
子どもを作らないことを選択した家族
入籍しないことを選択した家族
同性をパートナーにすることを選択した家族
昔に比べると家族の形は多様になってきました。
それに対して法が追いつかず、
パートナーシップ制度を導入している
自治体が少しある程度です。
いわゆる「普通」の家族ではなく
いろいろな家族があり、それぞれ幸せがあることを
みんなが受け入れられる。
そうなったらどんなに素敵だろうと
思うようになったし、心から願っています。
再婚の場合、「普通」の家族を求め
焦って父親になろうとするあまり、
子どもとの関係作りが難しくなる…
そんなことが起こるのではないでしょうか。
自分たちの家族の形があると分かっていれば、
そのようなことはなくなるかもしれない。
それに、いろいろな家族を知ることは
いろいろな幸せを知ることにもなるので、
自分自身が豊かになっていくはす。
そんなイメージを持ちながら
パートナーや息子と話し合っているところです。
もう少しで100人隊卒業だからこそ
思い切って正直に書いちゃいました。
まとまりのない文章、かつ
今までないくらいの長文になってしまいましたが
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ティバっち
38歳/息子9歳/料理部・美容部/おしゃれなママと肝っ玉母ちゃんの両立を目指しています。1人で子どもを育て、日々奮闘していますが、ありのままの日常を伝えていきたいと思っています。
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ティバっち