こんにちは! 059ツナです。
LEE11月号、もうごらんになりましたか?
今月は別冊付録「”気持ちが伝わる”贈り物手帖」もついてきてさらに読みごたえたっぷり。私も少しずつ読み進めています。
中谷美紀さんの凛とした美しさに見入る日々。
読んでスッキリ!
「女性によるエッセイ」が心の友達
女性エッセイが大好きな私、こちらの特集も楽しく読ませていただきました。
松田青子さんの文章は以前いくつか読んだことがあり、こちらのインタビュー記事にも興味津々でした。
私も出産・育児にまつわるモヤモヤを強く抱いた母親の一人。この夏に発売された松田さんの新刊『自分で名付ける』、ぜひ読んでみたいです!
他にもモデルさんやスタイリストさん、LEE編集部や100人隊のみなさんがおすすめのエッセイ本を紹介されています。書店で見かけて気になっていた本もあって読書欲がむくむく。
暮らしを彩るエッセイ本
僭越ながら、私もおすすめのエッセイ本を1冊紹介させていただいています。
熊井明子さんによる『私の部屋のポプリ』です。
手に取ったのは確か20代後半くらいだったかな?
書店で見かけてそのたたずまいに惹かれ、即購入したのを覚えています。1976年に発刊されたのを底本として2006年に復刊されたようです。
当時よく読んでいた作家・梨木香歩さんが帯によせた文章にも魅了されました。
現在は文庫本として再版されています。
初版は40年以上も前。私と同世代の方なら特に、どこか懐かしく温かい気持ちになれる文章がたくさん見つかるのではないかなぁと思います。
言葉選びが本当に美しくて…。
心が穏やかになる優しい文章がたくさん掲載されていますが、その中ではっと気づかされることも多々。
私はこの本を読むと「周りに流されず、ひとつひとつの物事に誠実に向き合いたい」という気持ちになります。
何気ない日々の生活の中にもきらきら輝く宝物がある。そんな気づきが得られる1冊です。
余談ですが、なんと熊井さんは松本市出身!この本には『松本感傷旅行』と題した旅行エッセイも掲載されていて、そちらは松本に引っ越してからより興味深く読んで楽しんでいます。
挿画もすてきなんです
『私の部屋のポプリ』は、基本的にエッセイ1本+イラスト1点で1ページが構成されています。
イラストレーターの高柳佐知子さんによる挿画がまたすてきなんです。熊井さんの文体にぴったりの優しい雰囲気。
高柳さんのノスタルジックなイラストやエッセイ、大好きです♡私はどうも、大人になってもいい意味で子ども(少女)っぽい遊び心を持った方の作品が好きなようです。
なので誌面でnikiちゃんが紹介されている田村セツコさんのエッセイ本も好き♡
続刊もおすすめ!
熊井さんのこのエッセイ本には続刊もあります。『続・私の部屋のポプリ』『続続・私の部屋のポプリ』です。TOP画と同じです。
この2冊は残念ながら絶版のようですが、ご興味があれば図書館などでぜひ手に取って取っていただきたいです!
きらきら輝く美しい言葉の数々に出合えるかもしれませんよ。
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秋が深まっておうち時間も増える季節。
温かい飲み物を片手に、心にそっと寄り添ってくれる本を愉しみたいですね◎
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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ツナ