いよいよ2024年度にお札の顔が新しくなりますね。
今、ドハマリしているドラマ「晴天を衝け」では新一万円の顔になる渋沢栄一の幼少期から幕末の動乱を経て、運命に翻弄されながらも近代日本を切り開いていくストーリーが時に悲しく、時に痛快で毎回ワクワクしながら見ています。
と、渋沢栄一氏については皆さんもうしっかりとご存じであると思います。
ところで、皆さん、「北里柴三郎博士」をご存じですか?
新千円札の顔「北里柴三郎博士」ってどんな人?
熊本県小国町出身、日本が誇る世界的な細菌学者で「日本近代医学の父」と呼ばれています。
当時ケガなどが原因で発症する「破傷風」は多くが死に至る恐れられていた病気。
その破傷風の純粋培養、抗毒素の発見、血清療法の開発に成功。
これは前人未踏の快挙で世界の医学界でその名を轟かせました。
その功績が称えられノーベル賞候補にまでなりましたが、惜しくも受賞にはなりませんでした。
ですが、伝染病の予防に大きく貢献され、多くの命を救った事は賞賛に値する以上の価値がある!と私のような者が言うのもおこがましいですが、そうだと思います。
私たちや私たちの子どもが健やかに過ごせるのは博士の偉業があったからこそ。
北里柴三郎記念館 北里文庫
前回クリップした「木魂館」の隣にある「北里柴三郎記念館 北里文庫」
こちらの記念館は、な、なんと博士が私財を投じて郷里の青少年のために贈った「北里文庫」と同時に建てられた「貴賓館」が基となってます。
建設当時の外観を残したままの建物内には博士の遺品や業績の展示場となっています。
こちらは博士が愛用していた顕微鏡。
敷地内の「貴賓館」からは博士の生家を望むことができます。
カミナリ親父の名言と偉業
カミナリ親父と呼ばれるほど他人にも自分にも厳しかった博士。
その情熱も他と一線を画すものであったと思います。
”人に熱と誠があれば何事でも達成するよ。よく世の中行き詰まったと云う人があるが、是は大いなる誤解である。世の中は決して行き詰まらぬ。若し行き詰まったものがあるならば、これは熱と誠がないからである。”
この名言、現代を生きる私たちに博士から喝を頂いたような、己の弱さを思い知らせれました。
博士の偉業は上記の破傷風の血清療法の開発だけにとどまらず、
- 血清療法のジフテリアへの応用
- ペスト菌の発見
- 北里研究所の設立
- 慶應義塾大学医学部を創設
などなど枚挙に暇がありません。
北里研究所の門下生の中にはノーベル賞受賞者、野口英世がいることは有名。
福沢諭吉も北里柴三郎を援助したりと、お札の顔になる方の周りにはまたお札の顔になる方がいる・・。
すごい世界だなぁと思ったりしました。
博士の人生に興味を持たれたら私も読んだこちらの本をおすすめ致します。
若山三郎作の「人類を救った”カミナリ親父” 信念と努力の人生・北里柴三郎」
2024年度まであと900日を切りました!
こちら「木魂館」の入り口にある日めくりカレンダー。この写真は10月3日現在のもの。
あと900日を切りましたね。結構まだまだあるじゃん!と思いながらも、新しい千円札に出会えることを楽しみに、博士の名言を胸に刻み、精進していきたいです。
![](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2020/12/362658d8f72167e3644b7da98b1668df.jpg)
ちーさん
47歳/夫・娘(11歳)・息子(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/自然豊かな熊本で家族とのんびり過ごす休日が何よりの活力です。LEE100人隊での活動も5年目を迎え、自身も40代後半となりましたが、いろんなことにチャレンジし、ワクワクした日々を過ごしています。Instagram:@kkicotask
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。