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暮らし発見

【中学受験小説】金の角持つ子どもたち

  • マル

2021.10.09

  • 16

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とても良かった本なので、ご紹介させてください。

 

タイトル通り、中学受験を目指す男の子のお話しです。

 

サッカーに夢中だった小6の主人公が突然、

「サッカーをやめて、塾に通いたい。」

「中学受験をしたい。」

と言い出すんです。

 

目指したのは難関校。

似た校名にはしてありますが、きっと志望校のモデルは「筑駒」。

首都圏にお住まいの方はきっと誰もがご存じであろう超難関校です。

 

そこに塾も通っていなかった6年生が挑むんです。

しかも併願校は一切なし。

 

受験をしたいと思った理由は後半に語られるのですが、

自分でも何故だか分かりませんが、

特別なシーンがあるわけでもないのに、

冒頭から涙が止まりませんでした。

 

胸に響いたのは、「覚悟」だと思います。

 

とにかく「自分は絶対にこの学校に行きたい」という、

少年の「覚悟」が文章から伝わってくるんです。

人の「覚悟」にふれるとこんなにも涙がでるものなのか、と

少年のシーンはずっと泣きながら読んでいた気がします。

 

少年のシーンだけではありません。

決して裕福でははない経済状況、家庭環境のなか、

頑張る息子を何が何でもサポートしたい母親の「覚悟」にも、

同じ母として、とても共感しました。

 

また、ひたむきに志望校合格に取り組む生徒たちを支える

塾講師側のストーリーもとても良かったです。

 

やはりクライマックスは合格発表なので、

結末が気になりあっと言う間に読んでしまい、

これは夫にも読んでほしいと手渡したら、

夫も1日で読了。

 

こちらの本、

小学生以下のお子さんがいらっしゃるご家庭では、

夫婦で読むのも良いと思います。

 

子どもが目標を持ったときの底力に、胸が熱くなります。

のんびり屋のうちの兄弟も、

いつかこんなふうになってくれたら良いな。

 

中学受験ってどうなの?

私は中学は公立→高校は大学まで一貫校の私立女子高

という学歴で、

公立も中高一貫校の私立も両方経験しています。

 

公立の中学校は不良っぽい子もいたけれど、

そんな子も真面目な子も、

みんなひっくるめてとても仲良しだったんですよね。

先生も熱くて尊敬できる先生が多かった。

 

あと、15歳という思春期に、

高校受験を乗り切る!という目標を

学年全員が全力で取り組んだというのも、

本当に良い体験になりました。

卒業式では先生も男子も女子もみんな号泣。

カーストなんか全然なくて、良い時代だったなぁ。

 

そんな熱くて濃い中学時代を過ごしたので、

エスカレーター式の私立にどうしても馴染めなくて。

(結局大学受験をして外部に進学しました)

 

完全に私個人の偏った意見で、

「子どもは公立にしたい!」という希望があり、

中学受験は一切考えませんでした。

逆に、中学受験をされるご家庭は、

ご自身が中受経験者が多いので、

私立の学校生活に思い入れがあるのかもしれませんね。

 

夕方のニュースとかで、

夏になると中学受験の夏合宿密着とかやっていますよね。

あの、ハチマキして、体育会系で勉強しているやつです。

 

正直に言うと、「うわー」って思ってみてました。

でも今は、あの時そう思ってしまって、

本当にごめんなさいって思います。

 

見た目は一瞬びっくりしますが、

小学生にして自分の進路を切り開いていく

若者たちの姿は尊いものだなと

この小説を読んで思うようになりました。

 

2月の勝者

 

はい、やっぱり中学受験といえば今はこのマンガでしょう。

以前TBはなちゃんがクリップをあげていて、

その後近所のマンガレンタルで2巻まで読んだのですが、

なぜかずっと2巻までしか増えていなく。

ドラマ化の影響かやっと3巻以降も入荷したので、

現在読み進めています!

 

いやー、読んだら高校受験したくなくなるわ、って思う 笑。

 

子どもの教育関係の人にも言われたのですが、

内申点の恐ろしさよ・・・!

 

主要五科目(英語、数学、国語、理科、社会)だけ

出来てもダメなんですよ。

「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の比重も高くて。

手先や身体の動きがぎこちなく器用ではないわが子は不利でしかない。

 

実技4教科なんて、女子の方が得意であろう科目が多くて、

「女子ってだけで男子より内申が高いのよ・・・」

なんて受験を終えたお母さんが言っていて、

これはあくまで個人の感想や都市伝説ではあるけれど、

実感こもってたな・・・。

 

「2月の勝者」で語られる、内申的にNG!な行動、

うちの子かなり当てはまってるし!

例)・授業中に宇宙と交信する(=上の空)

・空や木々を眺めて心の洗濯(=上の空)

 

いや、これは男子あるあるでしょー!

先生、ちょっとだけ見逃してー!

って叫びたくなる 笑。

 

今でも長男は公立が合っている、

という気持ちは変わらないですが、

内申点対策はどうしようか・・・、

次男の性格は私立の方が向いているかも・・・、

と今から悩みの種です。

 

はーーーーーー、色々と大変!!!

と、大きな溜息出ちゃうわ。

 

今年受験生のお子さんや親御さん、

受験シーズンが近づいてきましたが、

身体に気を付けて頑張ってください。

応援しております!

 

 

マル

会社員 / 東京都 /

44歳/夫・息子(13歳・9歳)/美容部/本とお酒とおいしいものが好きです。家族や友達と笑いあう時間、1人で過ごす時間、どちらも大切に毎日を過ごしています。日々の楽しいこと、役立つこと、胸に響いたことなどを、クリップに綴っていけたらと思っています。LEE100人隊の活動を通して、たくさんの出会いがあればうれしいです。

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