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秋冬モノの先物買い・私的ルール。

はい！それでは、今季実際に先物買いしたもの編をお送りします。
まずは、背伸び・・・どころかトウシューズが必要なくらいの決死のつま先立ちアイテム（恥

300日以上、片時も忘れず温めてきたやつです。

洗濯機でガンガン洗って毎日着て良いカシミヤ・・・？

↑ 初めてこの一文を見た時、ちょっと意味がわからなかったです。

カシミヤニット＝クリーニング必須（頑張っても手洗い）、張り切ってオシャレする時用の一張羅

というイメージを持っていて。

しかもニットって、毛玉が出来たり伸びたりするし、クリーニングや手洗いも大変だし、とにかくお手入れ全般が面倒！
そしてどんなにお手入れを頑張ったとしてもスウェットやTシャツより寿命が短い。

と思って生きてきたので、本当に理解が追い付かなかったんです。

が、この世にはそんなカシミヤニットが存在するらしい。
洗濯機で洗えて、毎日着ても良くて、洗う度にフワっとして風合いが増して「育っていく」カシミヤニットが。
そのことを昨年初めて知って、実際ロンハーマンでそのニットを触ってみて、ビリビリビリーーーーー！！！←素晴らし過ぎる肌触りに、脳みそ感電。

その日から憧れ続け、1年越しで───正直身分不相応だけど、毎年4桁プライスのニットを買っては数年で着なくなる・・・という「財産にならず、温室効果ガスになる」みたいな自分の消費の在り方を変えたかったのもあって、ええ、はい、無理しました。

スーパーシンプル、そしてモチモチ。

この方がそのカシミヤニット。
遠目の写真でもわかる「ぎゅう」っと詰まった目や、素材の滑らかさ。そして、全く染めていないヤギさんの毛そのものの色の美しさ。

スウェットのようなスーパーシンプルかつカジュアルな形なのに、素材が放つ色香というか───なんだか佇まいにはすごく品があって。初めて手に取った時の「うぉわっ、なにコレ！？」な興奮を、今でも鮮明に覚えています。

伝わりますでしょうか、このぎゅうーっと詰まっていて、でもふくふくと肉厚な目。
繊維長の長い毛をこれだけぎゅっと詰めて編んでいるからこそ、洗濯機で洗っても毛羽立たないのだとか。

毛羽立たないどころか、どんどん洗うことによってフワッとしてくるのだそうで───ネットで読んだデザイナーさんのインタビュー記事によると「◯日着たら◯日休ませるとかではなく、毎日着て欲しい。デニムみたいに「自分の風合い」が出るので、ボロボロになっても着たいって思ってもらえれば。」とのこと。

古着に出会って、”着倒してボロになったモノの、唯一無二の風合い”に魅了された私にとって、この言葉はもう──────　・・・ね、あきまへんわ。
てか無理～。←無理過ぎてギャル化。

というわけで。
そんな気持ちを1年間温め続け（真夏でも定期的に思い出すぐらい温めました）、入荷連絡をいただくや否や！

「自分の風合い」が出るまで。
ニットがボロになるまで。私がボロに（おばあちゃんに）なるまで。
着倒すぞーーーー！（モト取るぞーーー！）

と雄叫びをあげて、お店に走ったのでありました。(そして購入前に今一度値札を確認し、「ヒっ！高い！」と小さく叫んだ思い出。）

どんなボトムにも合いすぎて、着まわしコーデが組めない。

そうなんです。
本当にスーパーシンプルだし、サイズ感もトレンドに左右されない「ほどよいゆとり」のやつなので、合わないボトムを探す方が困難。
これに関してはもうわざわざコーディネートをご紹介するようなものでもないな・・・ということで、

本当にシンプルな合わせをひとつだけ（右下に座敷わらしが見切れている）

ご存知の方もいらっしゃるかもですが、私はあまりシンプルが似合いません。顔面のせいなのか、太っちょなせいなのか、骨太なせいなのか、性格の問題なのかはわかりませんが、とにかく似合いません。
それでもさすがに、これだけ雰囲気と色香のあるニットだったら、シンプルに着てみたいな～・・・なんていう、夢。

でも実際着るとなったらきっと、

このくらいの味付けがないと落ち着かないかもしれない。（間違い探しみたいですが、サスペンダーを追加してます。）

カシミヤのふくふく感と、サスペンダーのペンキ飛びでボロな感じの対比がたまらなく好きです。

───って、あ、そう、サスペンダー！
書きたい記事が多過ぎてなかなかサスペンダー特集（何やそれ）にたどり着かない悲劇。でもでも絶対書きますね！

それでは一旦、ここで逃げます！
後日、もう1つの先物買い＝「ずっと好きなモノの延長」編もお届けいたしまーす！

ほな！