暮らし発見

秋冬モノの先物買い・私的ルール。

  • エミッコ

2021.09.27

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こんにちは!
買い物バカと服バカを兼任しております、エミッコです。

そんなダブルバカにとって、1年で最も危険なのがこの9月。
徐々に気温も下がり始めて秋冬モノの香りがしてくるこの時期は───これも可愛いしそれも素敵、あんな格好もしてみたいし、でも全部は買えないしうあぁ~~もう~~~~どれ買ったら良いのォォォォ!(こそあど。)───と、大パニックになる時期でもあります。

物欲が錯綜して冷静さを失い、毎年何かしらやらかす(=買わなくても良かったものを買ってしまう)私。ですがやらかし続けてウン十年、さすがにある程度自分的セオリーが見えてきたので、今日はそんな話をしてみます。

(前提がダブルバカなので、日頃から理性的にお買い物をしていらっしゃる方にとっては「・・・で?(^-^)」みたいな内容かと思います。悪しからずご了承ください~ひぇ~~~。)

 

「今年はこんな装いに挑戦してみたい!」は、”着られる気温”になるまで待て。

秋が近付くとね、雑誌を見ても、店頭を見ても、色々と思い浮かぶんですよね。
新たな色や柄に挑戦してみたい!とか、今まで着たことのないシルエットやディテールを試そうか!?とか。新しい季節の装いを考えるって、本当に胸が踊ります♡

でも。待て、待て待て私。

私の場合、まだ秋冬物をがっつり着られない時期に想う「こんな装いに挑戦したい♡」は、ほぼおとぎ話。ファンタジー。「あれも着たい」「こんな格好もしたい」と”妄想すること”自体が主たる楽しみになってしまっているので、現実からかけ離れがち。

”妄想”としてそれはそれで楽しいから良いのですが、その勢いのまま「挑戦アイテム」の先物買いをするとトンデモな結果しか待っていません。

・その服がオンシーズンになる頃には、もう全然違う気分
・いざ着てみると手持ち服と相容れない
・サイズ感がイマイチズレてる(インナーやアウターのバランスとか考慮出来てない)
・何だったらそもそも、思ったほど似合ってない

などなどの悲劇に見舞われ、「気に入って買ったのですが、着る機会がなく・・・」という定型文とともに里親を探すハメになります。

 

要するに、夢ばかり見過ぎて現実が見えてない───という、まあこれが私がダブルバカたる所以なわけですが。

もうこれは”性分”なので、ある程度は受け入れるしかありません。服好きに「目前に迫ったシーズンの装いの妄想をするな」と言ってもそれは「寝ている時に夢を見るな」と言っているのに等しい。無理です。

なので、そんな自分を受け入れた上で失敗を防ぐ。それしかない。
つまり、

着たことのない形・素材・色・柄・・・・全ての”挑戦”は、実際にその服を着る季節になってから。現実が見える季節になってから。すぐ着られない挑戦アイテムは買うな。

───これ一択。ちーん。
喉から手が出るほど欲しくても、今すぐ着られない挑戦アイテムは我慢です。合掌。

 

「◯◯さんが着てたのが素敵で・・・」は、まず頭部を付け替える。

雑誌だけでなく、SNS・ウェブ上からも沢山の情報が手に入る現代。
モデルさんやインスタグラマーさんの装いを見て「あの服素敵!欲しい!」と欲望を掻き立てられることが増えました。あと、オンラインストアも危険。「新作予約会」と銘打ったページで別嬪のモデルさんが新作を着こなしている姿を見ると、つい予約したくなります。

そんな時、私は同期のkarimoちゃんの名言を必ずリマインドするようにしています。
それは、

「一旦、モデルさんの首から上、自分の顔に付け替えてみなアカンよな~。」

という一言。

そう。ついついモデルさんやインスタグラマーさんに自分を投影してお洋服を見がちですが、”投影”はあきません。”付け替え”です。
更に私のような少々小柄な少々太っちょの場合、頭部のみならず全身を置き換えてみる必要も。お尻のピチピチ具合も、着丈のバランスも、全てが写真通りにはいかない、という現実を見なければなりません。

創造力を働かせて冷静に付け替えたり置き換えたりしてみると───意外とアッサリ、

「あ。こりゃアカンわ。」

と諦めがつくから驚きです。(これだからkarimo氏は師匠なんですよね~。)

 

Q.じゃあ何から買うねん。
───A1.欲しいと思ってから300日ぐらいは経過したもの。

挑戦アイテムもダメ、モデルさんと自分を置き換えたら新作の予約会も見逃さざるを得ない、じゃあ服バカはいったい何から揃えていけば良いのおおおぉぉおおぉ~!とまたしてもパニックになりそうですが、私の結論は大変シンプルでした。それは、

去年から欲しくて、そのシーズンが過ぎても忘れられなくて、今なおやっぱり忘れられてないもの。

例えそれが挑戦アイテムだったとしても、誰かに憧れて欲しくなったものだとしても、1年想い続けていればさすがにその間に現実が見えてくるし、本当に心の底から渇望して手に入れるので情緒的価値が半端ない。愛着がヤバい。めちゃくちゃ大事にする。(と自分で実証済み。)

 

私の去年で言うと、ebureのボンディングコートがこれにあたります。9月末か10月頭頃に購入。暖冬だったので、実際に着るまで2ヶ月は寝かせました。

想い続けて3年目。ここまでの怨念(違う)があれば、先物買いして2~3ヶ月寝かせたって全く色褪せません。(そして今見てもなお、店頭で憧れていたあの時と同じ輝き。)

 



Q.じゃあ何から買うねん。
─────A2.絶対的にずっと好きなものの延長。

もうこれは言わずもがなというか、もはや”先物買い”ですらないかもしれない。「ただ自分の定番をアップデートしただけ」とも言える。でもそれだけに、絶対に間違いが起こらない。

 

私の場合だと、

真冬に買った超ビッグサイズのフリルブラウス(シャツ?スモック?)。
どれだけビッグかというと

このぐらい。↑懐かしい昨冬の写真。
(着丈も長いので、実は膝上あたりに裾があります。)

こう見えて意外と、昔からフリルやレースのブラウスが大好きな私。
これだけのビッグシルエットは初めてだったのですが、そして出会ったのが真冬だったので1枚で着られるまで数ヵ月待たなくてはいけなかったのですが、それでも迷いなく連れて帰りました。(でも異常に暖かい冬だったので、実際には1月に着られてしまったのだけれども。)

このルールに関しては結構広めに捉えても大丈夫だと思っていて、例えばめちゃくちゃワンピースが好きな人なら、(形や素材が違えど)ワンピース全般に対して鼻が利くはずなんです。何故なら、着慣れているし、自分にどういうものが似合うかを無意識下で把握しているから。
なのでそんなワンピース好きさんなら、真夏にウールのニットワンピースを買っても、多分失敗しないはず。
(でも「ワンピースは───週に1回も着るか着ないかだな~」という私が同じように先物買いした場合、ほぼ失敗します。)

なんだかんだ10年以上好きなモノは、多分一生好き。だからその延長線上にあるものなら、例え真逆のシーズンに買おうと失敗しない。と思う。多分。←だんだん弱気

 

とは言え───
感電級にビビッと来たら、ルールを無視しても素直に心に従うべし。

そう、結局のところ。
雷に打たれるほどの衝撃でビビーーーー!!!!!っと来たものは、多分、挑戦アイテムだろうが雑誌や著名人の影響だろうが、きっと正解です。
失敗して後悔しないためのマイルールであって、ファッションを楽しめなくするルールではないので、

これは・・・・マジで・・・・買わないと・・・・・・一生後悔する・・・・・・・

というくらい惚れたものは、きっと手に入れて正解。(なんのこっちゃねん。)

※ あ。でも、欲しいものが現れる度に「一生後悔する・・・!」って昂っちゃう人(私)はやっぱり、一旦深呼吸。

 

そんなこんなで、挿し絵(写真)すらほとんどないまま3,000字を駆け抜けてしまいました。あががが。
実は本当は、「マイルールに則って今年お迎えした先物服」もご紹介する予定だったのですが、いつものごとく喋り過ぎてしまい・・・(酸欠

なのでいつもごとく、続編として「この秋、実際に先物買いしちゃったもの編」をやってみます。
もしよろしければぜひ、そちらもお付き合いくださいませ~~~ ひぇ~~

 

▼2021年秋服・先物買い実例はコチラ

2021年秋冬”先物買い”、1年忘れられなかったモノ。

2021年秋冬”先物買い”、ずっと好きなものの延長線編。

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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