乗り遅れかけていますが、LEE9月号で大きく取り上げられてとっても嬉しかったサステナブル特集について。
私自身は、(以前ブログにも暑苦しく書きましたが)気候危機が本当に今もう目の前に迫っている危機であること、今すぐアクションを起こさないと手遅れになることなどを知ったのはごく最近で。
そしてその気候危機には、自分が当たり前のように食べていたお肉(特にインパクトが大きいのが牛肉。アメリカでは大手レシピサイトが牛肉を使ったレシピの掲載を禁止したというほど、世界的に深刻な問題として捉えられているのだそう。)や、当たり前のように消費していた大好きなお洋服も深く関わっていると知り、愕然としたのでした。
でも、気候危機について前向きに発信されている方々の「知れば変われる!」という言葉に背中を押してもらって、今の自分に出来る限りのことを・・・と情報を収集したり、試したり、変えたり。スローながら歩んでいる最中の私です。
小野りりあんさんの活動に心から涙した、4月。
我らがLEEが大々的にサステナブルな生活について特集してくれたことが本当に本当に嬉しかったのですが、更に嬉しかったのが、福田麻琴さんと小野りりあんさんのご登場。
モデルさんであり、気候アクティビストでもある小野りりあんさん。
実は今年の4月、ある活動をされている様子を拝見し、オバチャンは涙したのでありました。
その活動というのは。りりあんさんと、DEPTのeriさんによる「日本政府の温室効果ガス削減目標(NDC)60%以上への引き上げ、脱原発&石炭を求める平和的プロテスト」というもの。
4月22日から開催された気候サミットで我らがニッポンが「NDC60%以上」という目標を掲げて欲しい!という想いで、気候危機に関するトークショーやライブ配信など様々な発信をされ、そして”平和的プロテスト”として、なんと4日間ものハンガーストライキ(絶食)を行われたんです。
―――4日間絶食て。それだけでも想像を絶する過酷さなのに、その絶食中フラフラになりながらも必死に発信を続けられていたお二人の姿に、本当に胸が熱くなりました。
(でも結果、日本政府が掲げた目標は、たった46%。これでは到底国民の今後の生活を守れないとも言われています。
この結果を受けて抱き合い涙するお二人を見て、私も悔しくて、そしてこれまで何もして来なかった自分が恥ずかしくて、一緒に涙を流したのでした。)
・・とそんなこんなで、その真っ直ぐな想いに心を動かされた者として、りりあんさんのLEEご登場が本当に嬉しかったのです。
というわけで今回は、ファッション以外の推しサステナ(何それ)をご紹介。
気候危機を度外視してもメリットしかないやつです。
気候危機とファッションの楽しみを両立したい、という気持ちと、あとは単純にめちゃくちゃ魅力的でしかない、という両面から
「古着しか勝たん。」
をチビチビ発信している最近の私ですが、一応それ以外にも、出来る範囲で「地球に優しい選択」をするように心掛けているんです。
色々細々やっているのですが、その中で特にオススメなものを2つ、ご紹介させてください。
あ、そうそう、そうです。
見出しにも入れましたが、今日ご紹介するものはどちらも「環境に良い、というメリットを省いたとしてもメリットが勝つ。」と、私的に目からウロコだったものたちです。つまり、「環境のために・・・」と我慢するのではなく、「自分がトクした結果、環境にも良かった。」というやつ。そら、推しますでぃ!
パワーシフト(電力会社を変える)は今すぐにでも!
ネットで簡単に出来るし、マンションでも可能なんです。
福田麻琴さんも本誌で「私も電力会社を変えた」と仰っていますが、このパワーシフトは本当に良いことしかないんです。
で、パワーシフトって何?電力会社をどう変えたら良いわけ?という話ですが、ばっくり言うと
環境負荷の大きい原発・石炭火力発電所から電力を調達している電力会社から、それらより環境負荷が小さいとされている”再エネ”=再生可能エネルギー(太陽光・風力・中小水力など)で電力を調達している電力会社に乗り換える。
という感じ。
「乗り換える」と表現しましたが、まさにケータイ会社を乗り換えるくらい簡単に、いや、それ以上に簡単&あっと言う間に変えられるんです。
しかもね、多くの場合、福田麻琴さんが仰っていたように―――電気代が安くなるんです。
そう。
環境に良い + 電気代が安くなる
です。メリット!!!
もはや気候危機に無関心だったとしてもメリットしかない。
福田さんは「大好きなオーガニックコットンのブランドと同じ電力会社を選んだ」と仰っていましたが、私も全く同じ選び方。私に気候危機を教えてくれたロンハーマン(ロンハーマンも会社としてパワーシフト中)と同じ電力会社を選びました。良い意味でミーハー、万歳!
ちなみに電力会社の変更は、特にどこか窓口に出向く必要もなく、電話する必要もなく、新しく契約したい電力会社のWebサイトで必要事項を入力するだけで簡単に行えます。ホントにケータイよりラク。
そしてマンションでもほとんどの場合、電力会社は自由に変えられるそうですよ!
月経時のストレスを減らしたら、環境への負荷も減ります。
そう、↑ そうなんですよ。
いや、逆か。
私の場合、「環境への負荷を減らしたいから」と月経関連用品をいわゆる”フェムテック商品”に変えたところ、月経時のストレスが激減。ホントびっくりするぐらい月経が快適になって、全く憂鬱じゃなくなりました。
生理中でも余裕で白いボトムを選べるし、ナプキンやタンポンを持ち歩くからちいちゃいバッグが持てない・・・なんてこともないし、何なら生理中なことをド忘れすることもしばしば。笑
それだけ生理を快適にしてくれた神アイテムとは、
月経カップ + 吸水ショーツ
のコンビネーション。もうこのコンビしか勝たんです。
タンポンが無理な方にも。月経カップは娘にも勧めたい!
環境や食、その他にもさまざまなエシカルな取り組みをされているWitty Vitageのレイコさん(以前「古着初心者でも間違いのないアイテムは!?」という内容のブログでもお世話になりました。)に教えていただいた、月経カップ。
実は私、フェムテック的な商品に興味のなかった人間なんです。
「・・・フェムテック?なに?言うて結局、タンポン+ナプキンには勝てんでしょ。」とか決めつけちゃってて。昭和のオバサン丸出しです。
でもある時、レイコさんが「月経カップはゴミが減らせるだけじゃなくて、めちゃくちゃラク!」と発信されているのを見て、
「うっそだぁ~。そんな都合の良い話があるわけn・・・―――レイコさん、サイズSMLどれ使われてます?(←尊敬する方の発信にはすぐ乗っかるタイプ。)」
あれ?すぐ買ってたわ。
そんなこんなでレイコさんオススメの「フルムーンガール」という月経カップを即買いしまして。
こんなん ↓
これをくにゃっと折って膣内に挿入するのですが・・・・
ええ~!無理~コワイ~!!!
と思われる方も、中にはいらっしゃると思います。わかります。
でもね、実際使ってみると、シリコンがとても柔らかいので、果てしなーーーーくノーストレス。
挿入時には多少コツが要りますが、挿入してしまえばもう存在感ゼロ。タンポンでよくあるゴロつきや異物感もゼロ。ゼロ過ぎるあまり取り忘れそうになって「っあぶねえ!」ってなるくらいゼロ。
挿入後はともかく、挿入自体がコワイ。と仰る方もいらっしゃるかもしれません。確かに。
でも体感としては
婦人科の内診が大丈夫な人なら平気。
ぐらいです。内診の方がよっぽど違和感ある。(ましてや出産経験のある方なら、臨月の会陰マッサージの方がよっぽど大仕事。)
ちなみに欧米では10代の子達にも愛用者は多くいるそうで、私も娘が初潮を迎えたら即!月経カップを教える気満々です。
あと、漏れに関してですが。
ちょっと挿入失敗して斜めっちゃったわ・・・なんて事もあるし、そんな時は多少漏れて来ます。個人的には、一滴も漏れない魔法の器ではないと思っています。そう、正直、多少漏れることはあります。
え、じゃあさ、結局ナプキン要るやん?じゃあ結局ゴミ出るやん?となるわけですが
だからこそのコンビ使い。吸水ショーツの出番であります。
多少漏れてくる―――ぐらいのためにナプキンを使うなんてモッタイナイ!そこでゴミ出してたら月経カップの恩恵半減ですやん。
とそんなわけで吸水ショーツ。こちらもレイコさんに教えていただいた、NAGI。(←なぜか箱の姿の写真しかなくて・・・かといって、40歳が愛用中の中古ショーツPHOTOを載せるのはただの嫌がらせなので・・・箱だけでご勘弁を~~。)
吸水ショーツでもよく聞きますよね、「多い日だと、さすがに漏れちゃうことも。」という声。だからこそのコンビ使いです。
大半は月経カップに任せて、月経カップが捉えきれなかった分だけ吸水ショーツの担当してもらう。という安心の二段階設計。これだと2日目でも「月経カップの漏れが心配」とも「吸水ショーツの残り容量が不安」ともならず、そして違和感・ムレ・痒みなどのストレスもなく、恐ろしく快適な月経ライフをエンジョイ出来ちゃっていて。
先程も少し書きましたが、このコンビ使いを初めてから、2日目でも平然と白ズボンを穿けております。
―――と、これだけ良い思いした結果、環境にも優しくなれたというのだからもうううう!
私には、使わない理由がなかった。という結論でした。
ではでは、そんなこんなで今日も喋り過ぎました!
が、我らが福田麻琴さんのごとく、サステナブル生活は楽しんで取り入れて、トクしてこ!というお話でした。ご清聴、ありがとうございました!
あっ、追伸。
フェムテック関連はLEEでも詳しく特集されています。ぜひぜひ!↓↓
エミッコ
41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina
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