柚香光(ゆずかれい)さん率いる宝塚花組公演
『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』を観劇して来ました
またまた濃いネタを投入してすみません…。先日のこと。宝塚友の会に入会している妹が誘ってくれて、有楽町にある東京宝塚大劇場にて、柚香さん率いる宝塚花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』を観劇して来ました。新型コロナの影響で、しばらく生オーケストラはナシでしたが、本公演から生オーケストラも復活!劇場内、換気も十分で、入口では検温と消毒液噴霧実施、私語厳禁、新型コロナ感染拡大防止策が徹底されていて、安心して観劇できました。
花組の直近20年
ロビーでは東京宝塚劇場リニューアル20周年ということで、今は花組公演、過去20年分の花組の舞台ポスターが展示されていました。こちらは直近の。20年前といえば2001年~展示されていた訳ですが、愛華みれさんのトップ時代がもう20年も前のことだなんて…!!花組だと、かなり前のトップさんですが高汐巴(たかしおともえ)さんが大大大好きでした…!!初めて宝塚の舞台を生観劇したのが小学1年生で、高汐巴さんを知ったのは小学2年生の時だったんですけど(既に退団されていました)、幼いながらも「なんてカッコ良くて上品な人なんだろう…王子様みたい…」と思ったものです。宝塚に数々の名作を遺された、故・柴田侑宏氏脚本・演出の『琥珀色の雨に濡れて』は、花組・雪組で再演もされていますが、初演の高汐巴さん・若葉ひろみさんコンビを超える名演は今後も観られないだろうと個人的に思っています。高汐巴さんの公演『真紅なる海に祈りを』は、今回の『アウグストゥス』とちょうど同じ時代(紀元前40年頃の古代ローマ)で、高汐巴さん演じるアントニーがこれまた本当に素敵でした…!愛するクレオパトラの訃報を伝えられた時の表情と自害までの演技がとても自然で、緊張感あるピアノのBGMと共に観ている者は手に汗握る感じ、初めて観た時の気持ちを鮮明に憶えています。(これも生観劇ではなく高汐さん退団後にTVで視聴)花組語りが長くなってしまい、すみません。
さて。妹が友の会の抽選で当てたチケットは、なんと前から3列目!今は飛沫感染防止の視点から最前列は全て空席なので、実質前から2列目という良席に開幕前から胸が高鳴ります…妹に感謝です…。前から3列目の、かなり下手(しもて)寄りでした!
『アウグストゥス』多少ネタバレありの感想。とにかく柚香光さん、
その他男役さん全員カッコ良くて目がいくつあっても足りません。
演目発表からの、その公演の先行画像として真っ先に目にするのはこのポスターなんですが。先行画像が出た当時、眼光鋭い柚香さんの勇姿に思わずときめきましたよね…。グッズ販売のキャトルレーヴは土日は休業しており、買えたのは公演プログラム冊子のみでした。(お店が開いていたらブロマイド買いたかったーー!)
お芝居は『アウグストゥス-尊厳ある者-』。田渕大輔氏作・演出。物語の舞台は、紀元前40年~の、カエサル(シーザー)が権勢を振るう古代ローマ時代。妹も私も、まっっったく予備知識ナシで観劇に臨みました。柚香さん演じるのは、カエサルの大甥で、のちにローマ史上初の皇帝となり、「アウグストゥス(=尊厳者の意)」の称号を贈られたオクタヴィウス。この時代に疎い私たち、とりあえず開幕直前に公演プログラムで配役と相関関係だけパラパラと確認。
前述した『深紅なる海に祈りを』で高汐巴さんが演じられていたアントニーを瀬戸かずやさんが、クレオパトラを凪七瑠海(なぎなるうみ)さんが。ヒロインの華優希(はなゆうき)さんは本公演での退団が決まっていて、カエサルの政敵・ポンペイウスの娘・ポンペイアという役。ちなみに妹と私が一番推している永久輝(とわき)せあさんはカエサルの政敵ポンペイウス派の指導者ブルートゥス。
主人公オクタヴィウスにとっては、ヒロイン・ポンペイアは自分の大叔父の政敵の娘。オクタヴィウスとポンペイアのロマンスが全く想像出来ず、一抹の不安を覚えながらも、いざ観劇!
内乱、暗殺、裏切り、血で血を洗う憎しみの連鎖、ローマとエジプトの戦争…と次々に物語が展開されて行き、中詰めの衝撃の事実に目が点→(・_・)になり、あれよあれよという間に沢山の人が死に、主人公である平和主義なオクタヴィウスは自らの手を汚さずしてローマ初の皇帝に。多くの犠牲と悲しみ・痛みを乗り越えて皇帝の座にのぼりつめる若きオクタヴィウスの姿が、今の花組を背負う柚香光さんの姿に重なって、勝手に感無量…。エピローグでは柚香さん、華さんともに神々しささえ漂わせ、キラキラオーラがとにかく凄かったです…!歴史上でも美男子と伝わるオクタヴィウス、容姿端麗な柚香さんが見事に体現!!『ポーの一族』のアランや『花より男子』の道明寺のようなオラオラ系が似合う(と勝手に思っている)柚香さんなので、平和主義で優しい心の持ち主、悪く言えば軟弱、劇中、剣は最後の最後の戦いで1度しか抜かないオクタヴィウスでは少し物足りなさもあったものの(ポスターの凜々しさが詐欺とさえ思うほど?笑)、とにかく舞台に立っているだけで見惚れてしまうカリスマ性、スターオーラで、物語の内容や時代考証が多少破綻していても柚香さんの格好良さで全てチャラになる!ヒロインの華さんの演技巧者ぶりは、明日海りおさんの退団公演『A Fairy Tale ~青い薔薇の精~』で知っていましたが、今回も芝居心たっぷりで舞台全体が華さんの演技で引き締まっていました。主人公がオクタヴィウスなので、物語後半で敵対するアントニウス(アントニー)は少しニヒルな役作りをされた瀬戸かずやさん、カエサルを暗殺するブルートゥスを演じる永久輝せあさん(このお方の完璧に仕上がった男役の目線がいちいち素敵過ぎます…)、両者とも見せ場も多く美味しい役でした。凪七さんのクレオパトラがまたとても良かった!宝塚随一の華奢な人なので線が細すぎる気もしましたが威厳に満ちた美しいエジプト女王。ブルートゥス一派の5人が美形揃いで…特に帆純まひろさん、希波らいとさんが目立っていた印象。みんなカッコいいので目がいくつあっても足りません笑。
ショー『Cool Beast!!』の感想。
お芝居の次はショーです。柚香さんは獣の王ベスティア、華さんはベスティアを魅了する花の化身フローレス、という役どころで、ストーリー仕立てになっています!(こういうストーリー仕立てのショー、大好物です!) お芝居が心優しい青年役だったのとは対照的に、柚香さんのワイルドな魅力全開!!のショーはビジュアルも最高で大満足でした♡
TCA PRESS(フリーペーパー)もいただいて来ました
月組の珠城りょうさんサヨナラ公演「桜嵐記」の宝塚大劇場での千秋楽Live配信を視聴した妹が興奮気味に「新たな名作誕生!絶対観て損はない!お姉ちゃんも観たほうが良い!お芝居もショーも両方すごく良い!」と激推しでした。珠城りょうさんサヨナラ公演ですし、映画館でのライブビューイングかLive配信で参加出来れば良いなーと思います…!
『アウグストゥス/Cool Beast!!』のBlu-ray・DVDは6月29日に発売されるそうです⁽* ¨̮ *⁾ 皆さん麗しい…( ˃̶͈ᴗ˂̶͈ )♡
過去の観劇&ライブビューイング参加記事は以下の通りです。↓
宝塚『ポーの一族』観劇/
きっと伝説になる公演。宝塚雪組ミュージカル『ファントム』。千秋楽ライブビューイングへ/
宝塚版『花より男子』千秋楽ライブビューイングへ(長文)/
生舞台観劇☆宝塚花組トップ明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale ~青い薔薇の精~/シャルム!』/
生舞台観劇。宝塚月組公演『ピガール狂騒曲/WELCOME TO TAKARAZUKA』/
生舞台観劇。宝塚雪組の名コンビサヨナラ公演『fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード ~盗賊と宝石~』/
宝塚星組『ロミオとジュリエット』千秋楽LIVE配信をおうちで視聴!/
宝塚星組『ロミオとジュリエット』千秋楽ライブビューイングへ(長文)
最近、新しく宝塚のBlu-rayも買いました!!
またそのことも記事に書けたら書きたいと思います꒰*´艸`*꒱୨୧‧̍̊·̊‧̥°̩̥˚̩̩̥͙°̩̥‧̥·̊‧
TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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