39歳、最後の日、
履歴書を書こう！書かないと！と思い立ちまして。

40歳になると、
仕事探しに苦戦すると友人に聞いたことを思いだしたのです。

なぜか突然。それも夜に。

その時は、週3でパン屋の製造の仕事をしていて、
不満はないけれど、ぎっくり腰を何度かやってしまったりで。

首や背中など体の不調が続いて、
このペースでずっと続けていくことは難しいかもしれないと。

子どもたちも大きくなってきて、
仕事にも変化が必要だと感じていました。

正社員という選択もあったわけですが、
こちらは今ではないという結論に。

子育てをしながら正社員で働く方には、
本当に頭が下がる思いになります。

また、子育てしながら働くという選択肢があっても
現実的に働けない、そういう現実もまだあると思っています。
私もそのことでモヤモヤした時間を過ごしてきたひとりです。

働きたくても働けないという方に
こんな人もいるのかと思ってもらえたらと
私事ではありますが、書いてみようと思います。

なんでダブルワークを選択したのか

「またパン屋？」とよく言われます（笑）。
学生のころから、なぜかパン屋に惹かれてしまうようで。

販売の仕事をいくつかやってきて、
念願のパンを作る仕事ができるようになったのに、
それを手放してでも、やりたいことに出会えるのだろうか。

コロナで日数が減ったから、ダブルワークでよかった
という声も身近でよく聞きました。

両方あることでバランスを取りながら、
働いている人も結構いるんですよね。

こちらも参考になりました。
【LEE読者4人の「副業事情」を大公開！】収入や始めたきっかけは？ |

いざ就職活動

これといってスキルがない上に、専業主婦歴10年。
雇ってくれるところはあるのだろうか。

考えると何もできなくなってしまうので、
とりあえず、気になった企業に応募してみることにしました。

就職活動をして気づいたこと

①時代が変わっている！
企業の話を聞くって楽しいですね。
私が働いていた時代と仕事の仕方が違う。

「飛び込み営業をしていたんですか？」
とびっくりされました。

その方もテレアポをしていたそう。
なぜこの時代にテレアポ？と疑問が沸いて、
自分で会社を立ち上げたとか。

面白そうに働いていると惹かれました。

②適性検査って、何を求められているんだっけ?

たかがパート、されどパート。
適性検査を受けるとは思っていなかったのです。

確か苦手なやつ。
支離滅裂にならないようにとは思いつつも。
本音と建て前。どっちだ。

③ダブルワークって歓迎されるの？されないの？

ダブルワークを希望することを履歴書にも書きました。
面接でもお伝えして、確認をしました。

伝えずに、のちのちトラブルになると嫌だったので。

「ダブルワークでも問題ないです。
でも、ゆくゆくはどのように働いていきたいのですか？」

この壁にぶつかりました。

ダブルワークとなれば勤務時間も限定されて、
もっと働いてほしいという企業側だったたら、
採用はないですよね。

そうか、そうだよね。
このままではだめだよね。

扶養内で働くか否か、
年間の収入などもいろいろ調整して、
のぞまないといけないことに気づきました。

そして、パン屋の方には体のことなど正直に話して、
勤務日数を減らしてもらえることになりました。

ダブルワークを始めるときの注意点

お恥ずかしながら、
この知識がまったくなくていろいろ調べました。

なんとなく聞いたことがあったけれど、
理解できていませんでした。

年末調整は一方の勤務先で！
自分で確定申告をする必要がある！

税務署にも電話して確認しました。
安心しました。

扶養内で働くってそもそもなんだ？
いろんな壁があって、
そのことを理解しておく必要があるんですね。

税金面での扶養と社会保険面での扶養があります。

100万の壁（住民税）、103万の壁（所得税）は、税金面。

106万の壁（保険加入の義務）、
130万の壁（夫の社会保険の扶養から外れる）は、社会保険面。

sayaさんの星占いに背中を押してもらって

面接、落ちます、落ちます、落ち込みます。
そんなときにsayaさんの言葉から、
勇気をたくさんもらいました。

「３年間で見極めた優先順位を実行していく時期です。

焦ったり不安になったり、自分を責めたりすると、
逆に動けないし、動いても失敗してしまいます。

今の暮らしを大切にしながらも、変わることを怖がらず、
必要なことをひとつひとつ積み上げて。

時には思いきった決断を迫られるかもしれませんが、
自分のハートからはブレないこと。

女性の直観はとてもすばらしいものです。
あなたが思うことをそのとおりにやる。

考えと生活を一致させていく。
そのことがきっと未来を輝かしいものにしてくれます。」

【2021年星占い】風の時代は自分の直観で取捨選択が開運の鍵／「Sayaの星が教える人生の優先順位の付け方＜前編＞

【2021年星占い】うお座木星時期は人に優しく自分に潤いを／「Sayaの星が教える人生の優先順位の付け方〈後編〉」 

ちょっと俯瞰して、自分を見ることができた気がします。
優先順位を自分の中で確認したら、判断力が増したような！

長い人生、自分で決めて生きていきたいですよね。

受け入れてくれる企業と出会いました

ZOOMでの面接でした。

募集の段階で、とっても興味のある仕事で、
働いてみたいという気持ちが大きかったです。

でも、応募者多数だし難しいだろうという気持ちでした。
自分をよく見せても仕方ないと思っていたので、
隠すことなく正直に話しました。

ダブルワークのことも、
ゆくゆくは御社に絞って働きたいと言わずに、
今の仕事も好きなので、
バランスをとりながら働きたいと伝えました。

また、話をしていて、
やりたいことには責任も伴うことを思い出しました。

理想の仕事と責任の間で戸惑いつつ、
もし受け入れてくれるなら、そこで全力投球しようと。

緊急事態宣言もあり、時間が空いてしまいましたが、
晴れてお仕事スタートとなりました。

ダブルワークとワークライフバランス

新しい仕事は、事務の仕事です。
PC作業にあわあわ。
みなさん、同時にたくさんのソフトを使いこなしている。

人前で話すことっていつぶりだろう。
みんながこっちを見てる。
緊張が半端なくて、
何を話したのか記憶にないなんてことも（笑）。

在宅ワーク、依頼された仕事が進まず凹んだり。
行き場のない想いにふつふつしたり。

一方、知らなかった知識を
増やすことができるとうれしかったり。

また、私がした仕事に対して、
「ありがとう」という言葉をもらうと、
こんな私でも役に立てるなんてと。

 

新しい仕事に奮闘しつつ、
パンの製造の仕事も生産性を考えて働くようになりました。

そして、新しい仕事で得た知識を応用して、
少しだけ役に立てることもありました。

こんなこと、今までなかったな。

 
新しいしい職場で働き始めてから聞きましたが、
ダブルワークをしていることを
むしろプラスに受け取ってくれているようです。

わからないことだらけで、毎日変わらずあわあわ。
失敗をして怒られることもしばしば。

ですが、刺激になることも多く、
まだ3か月ですが、3か月前と比べると変わったと感じます。

恵まれた環境で働かせてもらっていることに感謝しながら、
少しずつ役に立てるように頑張っていきたいと思います。

家のことも、意外とうまく回っていて、
夕飯も頑張って作っています。
疲れてダウンしてしまう日ももちろんありますが。

子育てど真ん中のときは、
仕事を再開することを思い描くことさえできませんでしたが、
今は、子どもたちもそれぞれ頑張ってくれているので、
新しいスタートをすることができました。

夏休みに購入したこちらの本。
『なぜ僕らは働くのか』

私も興味深く読みましたし、
子どもたちもおもしろかったようです。

働くことを考えながら、
幸せに生きていくことを応援してくれるように感じました。

働くことにブレそうになったら
読み返したい、そんな1冊です。

黙々と集中して作り続ける、
体力も必要なパン屋の仕事。

チームでコミュニケーションをとりながら、
日々の仕事と新しい仕事を円滑に進めていく事務の仕事。

まったく違うふたつの仕事と家族の事と、
バランスをとりながら今後も続けていきたいと思います。