【2021年星占い】風の時代は自分の直観で取捨選択が開運の鍵／「Sayaの星が教える人生の優先順位の付け方＜前編＞」

2021.02.10

2020年末の星の大イベントにより2021年は「みずがめ座の風の時代」へ。
コロナ禍で加速した自由で対等なパートナーシップとデジタルシフトの中、自分を生きるためには何を優先すべきなのでしょうか？
アストロロジー・ライターSayaさんの星からのメッセージを贈ります。

今年は過去3年で見極めた優先順位を実行する時期に

2017年末から2020年の冬至まで、2020年の一時期をのぞいて、現実化とルールの星・土星は、やぎ座に滞在していました。

土星は、物ごとの整理整頓をする星で、やぎ座に入るとオーガナイズ力が強まります。そのため、この3年間、私たちの誰もが物ごとを達成したり、人や物を欲しいと思ったり。そんな人生のあらゆる欲望に折り合いをつけることが求められていました。

見せかけの自分を素敵に飾りつけるのではなく、等身大の自分で着地すべきだと土星が諭していたのです。

星の影響を受けて、私たちの心の中でも、どんな手段を講じても自分の欲望を達成しようという心の動きと、ほどほどのところで満足しようという常識がせめぎ合っていました。

そんなふうにどこか揺れながら、人生の優先順位を見極めようとしていた人も多いはず。土星は夢を見せてくれない、現実的な星ですが、日々の気づきをひとつずつ積み上げ、成長していけばいいという当たり前のことにも気づかせてくれたはず。

仕事をして、食材の買い物をして、三食を作って、心地よい暮らしのために家を整えて。そんな日々の繰り返しの中にも幸せのきらめきは潜んでいるし、それを見つけるのが上手な人こそ、いくつになってもキラキラしていられるからです。

ただ、それは変わらないでいいということではありません。惑星の「逆行」期間もありますが、基本的には星は前に進んでいるからです。

冬至の翌日、土星はやぎ座を去り、みずがめ座へ入りました。これから2023年の3月まで、みずがめ座に滞在しますが、2021年と2022年は、2020年までの３年間で見極めた優先順位をもとに、何を残し、何を改善していくのか、実行していく時期です。

昨年の『LEE』1月号で、2020年の3月22日から7月2日までは、2021年の先取り学習の時期だと書きました。実際、コロナ禍の影響で、私たちの意識は大きく書き換わりました。

2021年や2022年への心の準備はきっとみんなできていると思いますが、2023年の3月にはさらに変容の星・冥王星もみずがめ座へ入りますから、今のデジタル化、合理化の波、ソーシャルディスタンスや地方への機能の分散化はもう止まらないもの。

焦ったり不安になったり、自分を責めたりすると、逆に動けないし、動いても失敗してしまいます。今の暮らしを大切にしながらも、変わることを怖がらず、必要なことをひとつひとつ積み上げて。

時には思いきった決断を迫られるかもしれませんが、自分のハートからはブレないこと。

女性の直観はとてもすばらしいものです。あなたが思うことをそのとおりにやる。考えと生活を一致させていく。そのことがきっと未来を輝かしいものにしてくれます。

でも、どこから変えていいものやら、という声が聞こえてきそう。

今回は、12星座別に暮らしのアイデアを考えてみました。まずは暮らしの中で苦手なこと、物足りなく思っていることをちょっと変えてみて。

不安や恐れから立ち止まったり、手を止めたりするより、ささいなことでもできるところから改善して、生活の穴や見ていない部分を埋めていきましょう。

そうやって心を満たすことが2021年、誰にとっても開運行動に。人間関係でも手を取り合い、しっかり話し合いながら進むこと。小さな気づきを見逃さず、隙を作らないことで、つつがなく一年を過ごしていけるはずです。

占い・文／Saya　アイシングクッキー製作／and Bake

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」（集英社）など多数。

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする