先日実家の母から「水まんじゅうキットが発売されたから予約しておいたよ」との連絡がありました。
水まんじゅうは私が生まれ育った岐阜県大垣市の名物。葛とわらび粉でできた見た目にも涼し気な涼菓で、夏になると食べたくなる品です。
大垣は街のあちこちに良質で冷たい井戸水が湧き出ていて『水の都』と呼ばれるほど。おいしい井戸水で冷やしていただく水まんじゅうは絶品なんです◎
大垣駅前の「金蝶園総本家本店」ではお店の店先に井戸水が流れ出る屋台があって、陶器のお猪口に入った水まんじゅうを冷やしながら販売しています(夏季のみ)。
(現在この販売方法が行われているかは確認できませんでした…すみません)
水まんじゅうキット~初級編~
母が注文してくれたのは大垣の老舗和菓子屋「つちや」の水まんじゅうキット。コロナ禍で自宅で過ごすことが多くなった今、家族でおうち時間を楽しめたら…という想いから考案されたとのことです。
届いたのはこちら。
配合済みの水まんじゅうの粉、グラニュー糖、あんこ(こしあん・いちごあん)、容器、そして「大垣の水」が入っていました。
ちなみに子どもでも簡単に作れる「初級編」だそうです。←公式サイトを確認したら初級編のみの販売でした(笑)。
作ってみました
平日、学校から帰った息子と一緒に作りました。
まずはあんこを等分して丸めます。ここは息子が担当。排水口丸見え…どうしてここで撮影したんだ私…。
次に水まんじゅうの粉とグラニュー糖をまぜまぜ。
鍋に水を入れ、混ぜ合わせた粉を入れて混ぜます。ダマにならないよう少しずつ入れるのがポイント!
火にかけて混ぜながらよく練ります。
透明なのり状になったら火からおろします。
容器に生地を少量入れ、あん玉を入れてからさらに生地を追加します。
フタをして冷やし固めること約2時間…。
できました!こちらはこしあん。
いちごあんです。
「大垣の水」で冷やして
半透明で水に入れるとよく分からない写真になるため、上の撮影時はお皿に出しました。
実際にいただく時はこちらを。大垣の水。
息子は「甘いのかな~?」と飲んでみて「普通の水とあまり変わらないね」と…。そ、そうね(汗)。
ちなみに大垣は松尾芭蕉の『奥の細道』むすびの地(=最終地点)としても有名です。というわけで、右下の影の人物は芭蕉さんなのです。
地道に練ったおかげで、ダマもなくつるんときれいな水まんじゅうに仕上がりました。
冷たい大垣の水と合わせるとお店でいただくのと同じくらいおいしい♡ 家族3人で「おいしいね~」としあわせな気持ちになりました。上手にできましたよ、川地さん!
帰省代わりのお楽しみに
息子は作るのも楽しかったようで「また注文しようよ!」とさっそくリクエストしています。
私としても懐かしの味を自宅で再現できるのはうれしいところ。帰省がままならない時期なので、こういったサービスがあるのは本当にありがたいです。
水まんじゅうは夏季限定のものなので、今のうちにまた楽しみたいなぁと思っています。
水都大垣・夏の風物詩の水まんじゅう作り、みなさんもいかがでしょうか?
気分は大垣の観光大使。笑
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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ツナ