緊急事態宣言が発出される前ですが、明治神宮で開催中の彫刻展『気韻生動ー平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち』へ出掛けて参りました。
その時は息子が一緒でゆっくりと展示を見れなかったので、再訪するつもりだったのですが緊急事態宣言で休館に。このまま会期終了かな?と諦めていたところ、オンラインで展示公開されました!
オンラインではあまり作品に寄ってみることは出来ないのですが、360°見渡せるビューカメラで館内を移動しながら作品概要や特徴ある展示空間の雰囲気を楽しむことが出来ます。ここでは訪れた時の模様と合わせて、展示内容をご紹介したいと思います。
まずは、明治神宮をお散歩
明治神宮は敷地が広大ですが、展示会場の宝物殿は北側にあるので代々木口から入りました。ほとんど人気がなく、冷んやりと涼しい境内。予想以上に森が深く、地図を見ながら不安な道のりでしたが、久々の外出で親子共にリフレッシュ出来ました♪
宝物殿前は池や芝生が広がり、訪れた人々がソーシャルディスタンスを保ちながらとても気持ち良さそうに過ごしていましたよ。原宿口は人が多く混雑している印象ですが、それに比べて代々木側は落ち着いた雰囲気です。
『気韻生動ー平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち』
明治神宮ではこの一年、『神宮の杜芸術祝祭』を催していて今回の彫刻展は芸術祝祭の最後のイベントとなります。
展示は明治天皇が購入したという彫刻家・平櫛田中氏の作品、そして、彼の作品に影響を受けた第一線で活躍する現代アーティスト達の作品で構成されています。
私の恩師も出展していますが、アート好きな方でしたらきっとご存知の作家さん達も多いと思います。
修復後初お披露目の『宝物殿』
こちらが展示会場の宝物殿中倉です。約3年に渡る修復工事を終えたばかりで、そのお披露目も兼ねているとのこと。この宝物殿で芸術作品を展示するのは初めてだそうで、美しい建物の内外部空間も必見!
現代アートをこんな空間で楽しめるなんて、とても嬉しい機会です。一部の作品を除いて写真撮影可でしたので、少しだけご紹介します。
こちらは入場して最初に目にする作品で土屋仁応氏の『鹿』。クスノキで作られた鹿に水晶の目が入れられ、とても美しい作品です。まさに気韻生動!
こちらは須田悦弘氏の『雑草』。三沢厚日彦氏の『セミ』と一緒に展示されていますが、どちらも木彫とは思えない精巧な作りで、息子も「お母さん、セミいるよ~。」と静かに囁いていました。笑
(他の参加アーティストは土屋公雄氏、名和晃平氏、宮島達男氏など。一部抜粋)
杜のテラスの『明治の山茶ラテ』
帰りがけに敷地内にある「フォレストテラス」のカフェで小休憩、『明治の山茶ラテ』を頂きました。「明治の山茶」は古式農法で作られた茶葉だそうですが、香ばしいほうじ茶とミルクの優しい味わいが美味しかったです♪
美術展をオンラインで鑑賞する時代になるとは・・・複雑な思いもありますが、閉ざされた美術館に展示されている素晴らしい作品と多くの方が出会える良い機会になるのではと感じています☺︎
*まあや*
まあや
自営業 / 東京都 /
42歳/夫・息子(4歳)/手づくり部・料理部/学生時代より「おいしい朝ごはん・建築・アート」を巡る旅が好きです。歴史好きの夫、宇宙好きの息子との3人家族。育児と仕事の両立に試行錯誤する日々ですが、シンプルで心地よい暮らしを心がけています。家族で食卓を囲む時が一番しあわせな時間、おいしいごはんと家族の笑顔が私の元気の源です。
この記事へのコメント( 4 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
まあや