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料理部

12ヶ月の朝食 最近のスープたち

  • TB あき

2021.04.14

  • 7

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春は八百屋に行くのが一段と楽しい季節で、
採れたての青々したみずみずしい野菜が並んでいるのを見ると、ついついカゴにいれてしまう。
(先日はタラの芽を見つけて飛びつきました!もちろんその日の夜に天ぷらにしました。)

変わらず毎日作るスープも、そんな春の野菜で作るとなんだか初々しい味がする不思議。
新人参で作るポタージュ、
せっかくだから新人参だけをまるまる3本、あとは新物つながりの新玉ねぎを少し。
バターで少し炒めるだけですぐ透けて火が通ります。
煮るときに、ローズマリーをほのかな香り漬けに一枝鍋にほおりこんで、攪拌前に取り出します。
いつもよりふわぁーっと口に広がる甘さと香り。
春のとっておき。
スコーンと朝食にいただくのがちょうどいい。

白菜のポトフ、中途半端に余った白菜は、長いまま焼き色がつくまでグリル、そのままブイヨン(この日は前日に鶏ハムを作ったときのだしを使用)、ローリエ、ソーセージを加えて、蓋をしたストウブで煮るだけ。
くたーん、となった白菜がごちそうです。
食べやすく切って盛り付けます。

鶏のトマト煮込みの残りに、レンズ豆、水を加えてスープにして翌朝食べるのが何より楽しみ。
鶏のトマト煮込みよりも次の日のスープの方が楽しみだったりする。
鶏のだし、ホロホロになった鶏の残り、とけつつある玉ねぎやセロリ、トマト、豆、が渾然一体となった一皿は毎回微妙に違うできあがりになるのも好ましいのです。

12ヶ月の朝食、と題して毎月季節の朝食をご紹介すると勝手に決めていたわりに、3月はすっ飛ばしていました。
仕切り直しの新年度の4月は、またスープから。
どれもシンプルで幾通りも作り方があるようなものばかり。
仕事がら、きっちり分量を測って緻密に仕上げるレシピもありましたが、家庭で、旬のものを使って作るスープは自由でいい、と思います。
ざくっとしたレシピは、行間にあえてのゆとりがあるのが持ち味で、そこに自分だけのアレンジをたくさん加えて、わたしのレシピに作り上げるのが醍醐味ですから。

そんなこんなで、やはりわたしはスープが大好きです。
次回はサラダの朝食もご紹介できたらいいな。

TB - あき

会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー

49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。

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