えーっと、、、
4月になりましたが、3月のTBのお題です。
ただただ好きなものを語った内容で、長いです。
お時間ある方どうぞ…
第一章 古い物の魅力
以前からちょこちょこブログに書いてますが
わたくし、古いものが好きです。
服、家具、雑貨…何なら家も。
実家が100年以上経った屋敷だからなのか
兄のお下がりを何でもかんでも
喜んで引き継いでいたからなのか
(北斗の拳の茶碗だけは拒否しましたが)
その流れで古着にもまったく抵抗がなく
なんならまわりの友達と
良くも悪くもかぶらないこと、
ナニソレ?とつっこまれることに
快感をおぼえていたのかもしれません。笑
また、
こういう理由で作られたのか、とか
このデザインにどんな意味があるのか、とか
その物自体の背景を知ることによって
ますます愛着がわくのも古いものの魅力。
同じものが大量生産され
余って忘れ去られてしまうことすらある今
こういう風に想いを馳せることのできるもの
ワクワクさせてくれるものって
とっても貴重だと思うのです。
第二章 媚びないジーンズ
とにかく雑誌の海外スナップで見かける
ストレートジーンズを合わせた
力の抜けたコーデが大好きで大好きで
真似したくてどこのブランドなんやろ、と
クレジットを見ると、
だいたい「vintage 」と書かれています。
何か違うと思ったら、やっぱりヴィンテージ。
綺麗にまとまりすぎてなくて、
その人の個性も引き立っていて
唯一無二な感じがとっても素敵。
真似して手持ちのリーバイスを合わせてみても
これがなかなか上手いこといかない!
私が何も考えずに合わせると
個性を引き立たせてくれるどころか
部屋着や作業着と化し一気に存在感を消す…
世の中には、のっぺりした日本人体型に
立体感を出すための色落ちが既に施されているもの、
膝が少し絞ってあるもの、
ポケットの位置や向きが計算されているものなど
はくだけで今っぽく見せてくれる
便利なジーンズがたくさん存在し
私も好きで持っていますが…
そんな気の利いたジーンズとはちょっと違い
501というベーシックな型が故に難しい…
外国の人だと元の作りが違うんで
それで十分素敵なんですよね、きっと。
「うちらはいつでもベーシック」
「普通すぎる?そんなんあんた次第やで!」
「はきこなせるなら、はいてみー笑」
と言われて突き放されているようで
(↑なぜか関西弁)
その、スタイルを崩さない媚びないところが
全てのジーンズの原点と言われる
リーバイスのプライドなのか…と、
不思議と追いかけたくなるんですよね。
(私、Mなんやろか…)
第三章 私のお気に入りリーバイス
ここにきてようやく本題です 笑
キリがないので今回はストレートに絞ってます。
私は新品の現行品は持ってなくて
古着屋さんで手に入る「レギュラー」と呼ばれるものと
ヴィンテージを忠実に再現した「復刻」と呼ばれるものがほとんどで
いわゆる「ヴィンテージ」と呼ばれるものは数着しか持っていません。
マニアでも専門家でもないので特別詳しいわけではないですが
チェックすると面白いポイントもあったりするので
あわせて紹介したいと思います。
◻️ユーロリーバイス 501
この3着はヨーロッパ製のリーバイス。
私が持ってるリーバイスの中では
色もシルエットもちょっと綺麗めな感じです。
黒だけ少し古いもので、パッチやステッチを見てると
70年代後半のものかな、と思われます。
501の上に黒い文字が印字されてるの分かりますか?
中の取扱説明読んでねってことなんですけど
後々この文字はパッチのデザインの一部となるのです。
こちらレギュラーのパッチ。
間違い探しみたいで楽しい♡
◻️501xx-501(復刻)
リーバイスヴィンテージクロージングの物です。
xxとはEXTRA EXCEEDの略で
とても丈夫な生地をつかってますってことなのですが
この頃になると、
そんな表記なくても上質なのは当たり前じゃん
てことなんでしょうか、xx表記が消えます。
それにともない、他の品番も変更するのですが
急に変更したらお客さんが困惑するとの理由から
分かりやすいように旧品番を併記した時期があったようで
その頃の501の復刻がコレ。
さすがにボタン裏の数字などは再現されてませんが
パッチやステッチ、細かいところまで再現されています。
◻️ヴィンテージ 501 (66モデル)
こちらはヴィンテージ。
劣化でよく読み取れないのですが
黒文字の一文がうっすら見えます。
バックポケット内側のステッチがシングル。
シングルステッチは昔のもので
後々チェーンステッチになります。
(こちらレギュラーもののステッチ)
あとはボタン裏の数字が「6」。
これは工場番号を示す物らしく
テキサス州の工場のもののようです。
他にもいくつかポイントが合致したので
おそらく70年代のものかな、と。
ポケットの色落ちが可愛いのです♡
財布?タバコ?なんの形なんやろ…
◻️ヴィンテージ 型番不明…
若い頃、このゆる〜い作りに惹かれて買ったのですが
パッチも赤タブも欠けていて
未だに何者か分からずはいてます。笑笑
(わりといいお値段だったんですよねー)
501は基本フロントがボタンなんですけど
こちらはジップフライ。
でもジップバージョンも作られてた時期があるようで
それなのか?それとも違う型なのか?
ただステッチ見てると古いものなのかな、と。
こちらフロントボタン付近のステッチですが
縫い終わりがボタンの方に斜めに走ってるの分かりますか?
Vステッチと呼ばれ、
ミシンに返し縫いの機能がなかった頃の名残りだそう。
あとはベルトループの位置。
真ん中からズレてますよね。
もともと真ん中に付いてたようですが
生地の集まる所は縫いにくくて時間がかかる!
てことで、少しズラしてつけるようになったのだとか。笑
ミシンの技術が発達して後々真ん中に戻ったそうです。
面白いなー♡
他にもチェックすると面白いポイントあるんですが
論文並みに長くなるのでやめときます…
第四章 501じゃないストレート
◻️503B(復刻)
こちらは最近購入した復刻。
今日のお買い物であげるつもりだったのですが追いつかず
ついでにあげちゃいます笑笑
こちら501ではないストレート。
女性用のジーンズといえば701で、
愛用されてる方が多いと思いますが
こちらはボーイズ版。
まだ701が作られる前に、
女性が穿いていたのがボーイズ版の503B。
501より腰回りがフィットするし
701ほどお尻の丸みが出ずセクシーさは無い。
でもあえてボーイズをはくことで
そのギャップが逆に女性っぽく見えるというか…
701のアイコンがマリリンモンローなら
503Bはジェーン・バーキンなんだそう。
うん、わかりやすい!
上手く言えないですけど
力の抜けたかっこうが好きな私には
色々と503Bがちょうど良かったようです。
ポケットの位置が501より低めですかね。
第五章 着てみた
せっかく写真撮るのに出してきたので
とりあえず比較のために着てみました。
(あんまり比較にならないけど…)
ユーロリーバイス
コレは昔撮った写真の使い回し。
GAPのシャツにへリューのローファー、
ギャルソンのバッグ。
ディオールのヴィンテージジャケットと
レペットの迷彩ストラップ。
黒になるだけで綺麗めに仕上がるような…
ヴィンテージブラウスとファビオのバレエシューズ。
でも結局色を足したくなる私。笑
こちら復刻501。
同じくヴィンテージブラウスと。
続いてヴィンテージ501。
ダメージと色落ちを主役にしたいので
シンプルに+Jのシャツと。
これも使い回しの画像。
型番不明のお気に入りリーバイス。
ヴィンテージなのに重厚感の無さが好きです。笑
最後に復刻503B。
ディオールのジャケット合わせてゆるっと。
ほんとはTシャツにローファー合わせたいんですけど
私の手持ちのローファーじゃバランス悪かった…
パラブーツぐらいゴツいのが良さそうやなぁ…
そこにエルメスのスカーフとか♡
と、妄想は尽きません。
流行りのジーンズと違って
更新する必要がない古着やヴィンテージ。
(もともと古いから古臭くなりようがない笑)
何歳まではけるかわからないけど
この先もきっと懲りずに集めてしまうのかな。
…オマケ…
これだけリーバイスリーバイス言っておいて
私にとっての「気の利いたジーンズ」は
ここ数年は更新しながらずっとレッドカード。
結局デニムが好きなんやな、私(´-`).。oO
TB - こばん
翻訳 / 大阪府 / LEE100人隊トップブロガー
44歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/熊本のド田舎生まれ、ド田舎育ち。基本のんびりアナログ派の細かいことは気にしないゆる~い人間です。猫と旅を愛する元バックパッカー。イギリスとヴィンテージという響きに弱く、背景に物語を感じる古いものに惹かれます。趣味はピアノと落書き。流行りに関係なく好きなものをアップします。身長162cm、ブルーベース、ウィンター。
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