宝塚星組公演『ロミオとジュリエット』千秋楽LIVE配信を視聴しました!
宝塚歌劇の数ある演目の中でも大好きな作品の一つ、『ロミオとジュリエット』が実に8年ぶりに再演、それも礼真琴さん率いる星組で…!!これは、生観劇は難しくとも、LVまたはLIVE配信は絶対観なければ…と、前々からとてもとても楽しみにしておりました。
今回の『ロミオとジュリエット』はジェラール・プレスギュルヴィック氏の作詞作曲の楽曲で彩られるフランス発のロックミュージカルの宝塚バージョン。大人気演目『エリザベート』や『スカーレット・ピンパーネル』などと同じく、潤色・演出は小池修一郎氏です。
名作中の名作です!!
宝塚での初演(2011年。星組。ロミオ;柚希礼音さん、ジュリエット;夢咲ねねさん)を観た時の衝撃と感動は未だに忘れられません…!!シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』は言わずもがな不朽の名作ですが。正直、『ロミオとジュリエット』で大号泣するのは初めてのことだったんです。
宝塚のロミジュリを観るまでは、一晩で軽はずみに恋に落ちて結婚までして、周りに反対されまくるから余計に燃え上がって、衝動で人を殺しちゃって、最後は行き違いで2人とも死んじゃった…みたいなイメージで全く感情移入出来なかったんです…。
ところが宝塚のロミジュリが、それまでのイメージを払拭してくれました。物語の進行に必ず登場する象徴的な存在「愛」と「死」に導かれて、矢継ぎ早に起きる出来事に納得させられる上に、ヴェローナの街の2大名家「モンタギュー」(青の服)一族と「キャピュレット」一族(赤の服)との争い、青と赤の一触即発のせめぎ合いが前面に出た緊張感のある演出で、たった一目で恋に落ちた2人が翌日には結婚式を挙げているのが、あたかも幾多の苦難を乗り越えてやっと長年の恋が成就したかのように見えるのです。
かの有名なバルコニーの場面なんて、単なる逢引きではなく。ロミオが命懸けでキャピュレット家の門をくぐってジュリエット会いたさに尋ねて行ったので、見つかったら殺される…!とジュリエットと一緒にハラハラドキドキ。
前半、内輪ではみんな本当に楽しそうで、後の悲劇が一層引き立ちます…。ラストはもう、何度観ても同じシーンで嗚咽。(わりとクールな実家の母さえも珍しく泣いておりました。)
そして、とにもかくにも名曲揃い!!聴き飛ばす曲が一つもありません!!特に「Aimer(エメ)」と「Les rois de monde(世界の王)」はフランス人で知らない人はいないほどのヒット曲だそうです。
ちなみに8年前、2013年の星組『ロミオとジュリエット』(ロミオ;柚希礼音さん、ジュリエット;夢咲ねねさんで大劇場にて再演)も生観劇しております。
再演演目の醍醐味
宝塚の再演演目の醍醐味は、演者が違うこと。(当たり前のことを書いてすみません)今回の再演、礼真琴さんのロミオ、舞空瞳さんのジュリエット、愛月ひかるさんのティボルトを観るのが本当に待ち遠しかったです…!!配役は役替わりで、2通り「A日程」「B日程」があり、今日視聴したのは「A日程」の、ティボルト=愛月ひかるさんバージョン。(B日程では愛月さんは「死」を演じていらっしゃいます)
礼真琴さんは、よくのびる絶品の歌唱、キレのあるダンス、ロミオが憑依しているかのような完璧な演技…と、まさに3拍子揃い。カーテンコールでは、本当に人望の厚いトップさんなんだなぁ…としみじみ。少年っぽさが残った、母性本能くすぐる、魅力たっぷりのロミオです。
舞空瞳さん演じるジュリエットはとにかく可憐で。礼真琴さんのロミオと息がピッタリ。特にフィナーレのお二人の難易度高いデュエットダンスは流石で圧巻です。
そして何より観たかった愛月ひかるさんのティボルト!ただの乱暴な血気盛んな青年ではなく、キャピュレット家の跡取りとして生まれたばかりに幼い頃から憎しみを刷り込まれ闘いに駆り立てられる悲哀や辛苦が痛々しいほど伝わって来ます。男役としての色気が全身から迸っていて(またキモいコメントすみません…)、生観劇なら間違いなくオペラグラスで追い掛けまくっていたと思います…笑。従妹のジュリエットへ密かに寄せる禁断の想いが切なくて見ていて胸が苦しくなります…。フィナーレでの群舞、最高でした。
おうちで視聴の醍醐味
おうちで宝塚の舞台の生配信が視聴できるなんて…!!ライブビューイング(LV:映画館で舞台の生配信を視聴できるもの)の時も同じことを思いましたが、なんと良い時代になったのでしょう…!!
東京宝塚劇場で観劇するとなると、我が家からだと往復2時間かかるところが、おうち視聴だと交通費もかからず、視聴料金は3,500円(楽天会員のプラチナステージ特典でさらに20%割引になりました)。
小学生と幼稚園児の子ども達が春休み中で家に居るため、4時間ぶっ続けで画面に齧り付く訳には行きませんでしたが、演者の表情も冷静に観ることが出来て大満足です♡(フィナーレの群舞では娘が横でめちゃめちゃに踊り狂っていて笑ってしまったり気が散りましたが…) また、千秋楽の生配信なので閉幕後もアンコールが何度もあって、退団者の方々の涙涙の口上や〆の挨拶まで存分に堪能♡ なかなか生観劇では千秋楽のチケットなど入手できないのでこれも貴重でした。
キャトルレーヴで買っておいた『ロミジュリ』関連グッズいろいろ
雪組公演の舞台を観に東京宝塚大劇場に行った折、ロミジュリグッズも買っておりました♡主役2人のブロマイドや、ティボルト役の愛月ひかるさんのブロマイドなど…。
もちろん、舞台写真集『ル・サンク(Le Cinq)』も買いました!
過去の観劇&ライブビューイング参加記事は以下からどうぞ↓
宝塚『ポーの一族』観劇/
きっと伝説になる公演。宝塚雪組ミュージカル『ファントム』。千秋楽ライブビューイングへ/
宝塚版『花より男子』千秋楽ライブビューイングへ(長文)/
生舞台観劇☆宝塚花組トップ明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale ~青い薔薇の精~/シャルム!』/
生舞台観劇。宝塚月組公演『ピガール狂騒曲/WELCOME TO TAKARAZUKA』/
生舞台観劇。宝塚雪組の名コンビサヨナラ公演『fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード ~盗賊と宝石~』
次は東京公演!
星組公演『ロミオとジュリエット』、宝塚大劇場での千秋楽、おめでとうございます!次は東京公演ですね。誰もが知る名作で、登場人物も少なめなので解りやすく宝塚初心者の方にもオススメの演目です。
東京公演日程は2021年4月16日(金)〜5月23日(日)。東京の千秋楽も、生観劇は難しくとも、願わくばLVか、おうちで生配信を視聴したいと思っております…!今回生配信を購入しそびれて観られなかった妹が今度はちゃんと観られますように…。
TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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