ちょうど一年前のこの時期に
当時小学4年生の娘から
「サンタって本当にいるの?
本当はいないんじゃない?
学校の○ちゃんは”そんなの居るわけないじゃん!お父さんとお母さんだよ!”って言ってるよ」
と なんだか尋問されているみたいに
あれこれ言われて…。
こういうの、私は「小4 冬の壁」と命名したいです。
そしてある日、車の中という密閉空間で同じ質問をされたんです。
あ、もうこれまでか…と思った時に
カーラジオから奇跡のような語りが聞こえてきたんです。
それがまさにこの一冊の物語。
100年の時を経て愛され続けている実話を元にした絵本
この本の表紙を一度は見かけた方、もうすでに読んだ方も多いと思います。
今から100年ほど前にアメリカのニューヨークに住むバージニアという8歳の女の子が、私の娘と全く同じ質問を綴った手紙を新聞社に送ったんです。
そこで、その新聞社のとある記者さんがその質問に誰しもが納得できる返事をしてくれて、それが社説として新聞に載ったんです。
私は絵本を読んだ事も、その話も知らなくて、その時車の中で、皆んな静かにラジオの語り手の話に聞き入っていました。
そしてその話を聞き終えた時、なんとも言えない穏やかな気持ちに包まれました。
その時きっと子どもたちも私と同じ気持ちだったと思います。
小4冬の壁を乗り切る
これはきっと普遍的なテーマで、
「そーなんだよ、実はねサンタは居なくて…」と言ってしまうのはもったいなくて、
そして“サンタは存在しない”という事を証明することも難しいんです。
「小4冬の壁」と勝手に命名しましたが、バージニアは8歳、私の娘は9歳で思った疑問。
このくらいになると世の中のいろいろな事も分かり始めるし、周りの子の意見もあったりして、
なかなか信じることが難しくなってくる。
ですが、心の中からサンタが居なくなってしまったら
なんだか寂しいですよね。
サンタを信じるというキラキラとした無垢な心や夢や希望が
10歳やそこらでなくなるなんて。
この世は不確かな事だらけです。
頑張っても苦労しても報われない事もある。
でも私たちは人生を投げやりにはしない。
それは信じてるから。
信じる心さえあれば、サンタは居続けてくれます。
娘も納得してくれました。
そして信じる心は失わずにすみました。
私たち家族が救われた一冊。
クリスマス前にぜひ一読してみて下さい。
ちーさん
47歳/夫・娘(11歳)・息子(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/自然豊かな熊本で家族とのんびり過ごす休日が何よりの活力です。LEE100人隊での活動も5年目を迎え、自身も40代後半となりましたが、いろんなことにチャレンジし、ワクワクした日々を過ごしています。Instagram:@kkicotask
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ちーさん