中学受験マンガ『二月の勝者』9巻の感想(ネタバレあり)
楽しみにしていたマンガ『二月の勝者』最新刊が今月7日に発売されました。前巻が7月に発売されたばかりで、異例のスピード刊行!コロナ禍がなければ本来、7月には柳楽くん主演でドラマが始まっていた筈で…。ドラマ開始時期は未定のまま、日本テレビ系の土曜ドラマということだけは解っています。
さて、9巻。今回も涙ナシには読めませんでした…。
※以下ネタバレありです!※
島津くんにおばあちゃんが掛けた言葉が特にジーンと来ました…!親もこういうスタンスでいたい。思うだけじゃなく、子どもに言葉で直接伝えるのが大事ですね…!島津くん、登場した頃は一番上のクラスの負けず嫌いの、ちょっと偉そうでクセのある男の子だったのに…ひたすらお母さん想いの健気な一面に泣けます…。
そして遂に…黒木先生のフェニックス時代の過去が明らかに!黒木先生が家庭に介入し過ぎたために、1人の生徒を潰してしまった、と黒木先生。島津くんもですが、過去に黒木先生が関わった子、「晶(あきら)くん」が親から受けたような教育虐待をなくすにはどうしたら良いんでしょうね…。
島津家に対して、「家庭に介入しない」という、塾講師としての暗黙のルールを破った黒木先生に詰め寄る桂先生の言い分も尤もで。塾の先生は生徒に関われるのは受験終了まで、その先もその子の人生はずっと続いて行く。だから塾の先生は必要以上に家庭に介入出来ないし、してはいけない。でも私がもし黒木先生の立場だったら、やっぱり放っておけなくて、黒木先生と同じことをしてしまうかも知れません。桂先生の、「自分のエゴで子どもの成長を阻む身勝手な親と対峙してきた」(←台詞うろ覚えです)という台詞には刺さるものがありました(笑)。
黒木先生と晶くんのストーリーはマンガを読んで頂くとして。晶くんの一例は、何もマンガの中だけのことではなく、現実の家庭にも当てはめることが出来ます。それは、たとえば受験のために塾に行く、どこの学校に行きたい、という最終的な意思決定を本人にさせないといけないということです。親が勝手に決めたレールは、何の疑問もなくそのまま上手く行けば良いですが、上手く行かなかった場合、本人は親や周りの所為にしたりずっと不満を持ち続けながら学校生活を送ることになるでしょう。(ごく身近にモデルケースあり…)
コロナ禍での塾の夏季講習は
小4の長男。今年の2月から通塾スタートしています。今年の小学校の夏休みは、ほんの2週間という異例の短さ。学校が休みだからこその夏季講習…。スケジュールが気になっていましたが、小学校の夏休みが明けた後は土日にコマが組み込まれ、ちゃんと開講されました。
夏休み期間で講習が5日連続になった時は長男、ヒーヒー言って「こんなの全然夏“休み”じゃないっ!」とボヤいておりました(笑)。残り後1日ですが、ヘタレなのに、よく頑張ったなぁと思います…( ̄▽ ̄;)
夏季講習の真っ只中に『二月の勝者』9巻が発売され、読んでみて、まさに「人の振り見て我が振り直せ」。夫も毎巻楽しみに読んでいて、特に今巻は感じるものがあったようで…長男にあまりうるさく言わなくなりました(笑)。
色々長男に言いたいことはあるけど言葉をグッと呑み込む様子の夫を見ていると、もどかしさ・歯痒さがひしひしと伝わって来ますが…夫と長男の関係がグッと良くなったような気がします。
気付きをくれた『二月の勝者』に感謝です!次巻はいよいよ「受験直前期に保護者にやって来る3度のクライシス」がテーマ!次巻も楽しみです◎ そして願わくば早くドラマの放映日程が決まりますように…。
TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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