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暮らし発見

本が与えてくれるもの

  • puketti

2020.07.08

  • 6

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ねえさんといもうと

シャーロット・ゾロトワ 作 酒井 駒子 絵・訳

柔らかな印象の挿し絵と

なんてことのない日常の姉妹のやりとりが

微笑ましい本です。

 

ずーっと ずっと だいすきだよ

エルフィーという名の犬と一緒に大きくなった男の子。

男の子の優しい語り口調で話は進んでいきます。

犬は人間より早く成長してしまいます。

それは仕方のないこと。

男の子がエルフィーとの別れをどんな風に迎えたのか。

それは胸がじんわりと温かくなるような別れでした。

 

相手が人間だろうと動物だろうと

愛するものに対して言葉にして伝えることの大切さ。

それが真っ直ぐに伝わってくる作品です。

犬のエルフィーと過ごした楽しい日々のこと。

悲しみが深くともその時になって後悔しないように。

愛情いっぱいのぼくとやんちゃなエルフィー、

そして、訳の素晴らしさも相まって

寂しさと同時にじわりと温かさも感じる本です。

エルフィー♡

可愛がってきたからこその

主人公の前向きな言葉で締めくくられる終わり方に

余韻に包まれます。

何度読み聞かせをしても途中から鼻の奥がツーンとして

目頭が熱くなってしまいます。

 

おじいちゃんがおばけになったわけ

「図書館で借りてきた本の中で面白かった本はどれ?」

と娘に聞くと「これ!」と手渡してきた本です。

ある日、エリックの大好きだったじいじが

亡くなってしまいます。

夜になって死んでしまったはずのじいじが部屋に現れ…

本によると

この世に忘れ物がある人はおばけになる、とのことで

毎晩、たくさんの素晴らしい時間を

一緒に過ごしてきたことを思い出しながら

二人で一生懸命、忘れ物について考えます。

 

じいじが主人公の少年になぜ自分がおばけになったか、

何を忘れていたからおばけになったかを思い出し

語り始めた瞬間、

「あぁ、そうだったのね…」と思わず胸を突かれます。

いつか来るさよならはいつも突然で

最後のページでは込み上げてくるものがあります。

この本は手元に置いておきたくて後から購入するほど。

娘の言う面白い本の中には”感動”も入っているようです。

 

あのときすきになったよ

小学一年生の女の子二人に友情が芽生える話です。

小学校に入るとそれまでよりもグンと世界が広がり

友達関係もより複雑になり小さないざこざは日常茶飯事。

娘を見ていてもいろいろな気持ちを家に持ち帰ってきては

その日の出来事を自分の言葉で話してくれます。

 

「友達ってどうやって作るんだろう?」

大人になり、改めて考えてみると

それを言葉にして説明するのは意外と難しいもので

友達のいいところに気付いて興味が湧いたり

自分との共通点を見つけて距離が近くなったり。

一方で、特別な出来事がなくても

同じ空気感を持つもの同士、

自然と一緒に行動するようになったり。

自分と正反対だからこそ惹かれ合ったりと

言葉で説明しようとするなんて

ナンセンスなのかも、と思ったり。

 

自分が相手を嫌いだと思っていると

たいていの場合、その気持ちは相手に伝わり、

「この人、私のことを嫌いなんだ」と思ったら

その人のことを好きになるのは難しいもの。

目があった時、ツンとするかニコッとするかで

その後の展開は全然、違ってきます。

 

どんな時に、どんな風に友達を意識して

嫌いになったり好きになるのか。

そのあたりの描写が子ども目線でうまく描かれていて

自分自身の小学生時代をふと思い返したり。

 

人間関係っていろいろあるけれど

頭でっかちになって難しいことを考えなくてもいいんだよ

ということを教えてくれる作品です。

 



おこだでませんように

男の子がぐっと涙を堪えている表紙に惹かれ、

ずっと気になっていた本です。

「あぁ、こんな子いる」というのが第一印象。

わざとじゃないけど

やることなすこと裏目に出てしまう子っていませんか?

まだ自分の気持ちと行動のバランスが取れておらず

ちぐはぐで

だからと言って言葉でもうまく説明できない

もどかしい気持ち。

いろんな面でまだまだ未熟な小学生。

子どもの発するサインに耳を傾ける大切さに

気付かされます。

子ども目線、というよりも

親目線でつい感情移入して涙してしまう本です。

特に兄弟姉妹を育てている方に一読して欲しい作品です。

 

自粛期間中の3月は

こんな本を自ら選んで読んでいました。

まだまだ絵本も読みますが

文字の大きい児童書を読むことも増えてきた様子。

 

長くつ下のピッピ

この数ヶ月でグッと読む本が変わってきました。

初めこそ絵が少ない、とか文字が小さい、とか

ごにょごにょ言いながらも

読み始めたら面白かったようで

あっという間に読み終えてしまいました。

漢字にルビが振ってあるので

低学年でも楽しく読み進めることができます。

 

特に夢中になっていたのは

「トムソーヤの冒険」を始め、「ドリトル先生」、

「十五少年漂流記」、「海底2万マイル」など

冒険ものが好きなようです。

図書館通いをすることができなかった期間を経て

図書館で本を借りることができる有り難みを

改めて実感しています。

 

図鑑の類も

ジャンル問わずに幅広く借りています。

「モノのなまえ事典」は

誰もが知っているあれってそういう名前だったんだ!

と大人が読んでも面白く◎

身近な生物にも興味津々!

みみず!!やダニ!!の図鑑を借りては

日々、新しい発見があるようです。

 

読み聞かせにおすすめしたいのは

・「ずーっとずっとだいすきだよ」

・「おじいちゃんがおばけになったわけ」

・「あのときすきになったよ」

です。どなたかの参考になれば♡

 

puketti

40歳/夫・娘(8歳)/手づくり部・美容部/シンプルなもの、上品なもの、特に器やインテリアが好きです。日々の小さなしあわせを大切に暮らしています。

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