我が家の家具。
新婚当初に買ったIKEAの家具が多いです。その中でも、グレーが入ったブルーのチェストがお気に入り。色味の少ない我が家では珍しい色物で、遊びに来てくれたお友達の目にもとまるよう。チェストの上には季節のお花や枝もの、季節の飾り(お雛様・端午の節句・クリスマスetc)を楽しんでいます。
その中の1つが、見るたびに「素敵だなぁ♡子供たちもかわいかったなぁ♡」とニンマリしてしまう、スワロフスキーのフォトフレーム。
10年ほど前にハワイのアラモアナSCのお店で購入しました。
フォトフレームが昔から好きなのですが、自分史上、フォトフレームの最高峰。(←お値段的にも。笑)
大切に大切に抱えて帰国したのを覚えています。
両サイドにぎっしり入ったクリスタルが太陽の光を受けて光る様。「なんて美しいんだろう♡」とため息。キラキラ大好き♡(笑)
今は子供たちの写真を入れていますが、購入した当時はウェディング姿の夫婦の写真を入れていました。我が家は結婚式も披露宴もせず、ハワイで写真だけ撮りました。
(結婚式や披露宴をするという希望も考えも一切なかった、あの頃。小さな頃からお嫁さんになるのが夢だったけど、結婚式には興味がなかった・・。大勢の友達・知り合いの中で主役になる二人を想像するだけで緊張。←これからもする予定ないのに、無駄な緊張。ご苦労さん。笑)
ドレスアップした自分たちの写真を眺めながら、「これから先、どんな写真がここに飾られていくんだろう♡」と、まだ見ぬ未来に甘い想像を馳せていた、あの頃。
あれから10年。
毎週●曜日は、私が楽しみにしているテレビドラマの放送日。
子供たちも寝て、1人でニマニマしながらの癒やし時間。
この時間帯は、オットもちょうど入浴タイム♪
(毎夜の長時間入浴がオットのリラックスタイム。携帯を2台持ち込み、テレビとネットを満喫。たまにお風呂からリビングに居る私に電話もかかってくる。もう、そこに住めばいいんじゃ・・・? )
なのに、先日、「ヒー♡ヒー♡」言いながらドラマを観ていると、予定時刻より早くオットがお風呂を上がってきた!
ドラマ、一時停止。
(※基本せっかちな私、観たいドラマは録画をし、放送時間の10分遅れで録画分を視聴開始。CMを飛ばして、観たいところだけを観るタイプ。でも、リアルタイムで観ているという充実感!←どうでもいい。)
妻「ちょっとー!話が違うよー!まだ現実に戻りたくないんだよー!なんで早く出てきちゃうの?時計見て?(まだドラマの終了時間じゃないでしょ?)」
(私はこのドラマを観ることで、乱れがちな女性ホルモンのバランスを取っている。それは平和な家庭のため、イコール、あなたのためでもあるのよ!・・・という一方的な主張。)
夫「大丈夫だって。静かにしとくから~♪」
(「静かにしとくから」の時に人さし指を口元にあてるオット。その際、小指が少し浮いてるのが毎回気になる。←どうでもいい、その②。)
妻「そういうことじゃないって!ひとりに!ひとりになりたいのよ!!」
(オットヨ、ムダナテイコウハヤメロ。)
夫「●●ちゃん!(←妻の名) よく見て!ここに、昔1度は愛した男がいるよ!!」
両手を広げ、ポーズを取るオット。
妻「・・・・・」
(今、私が観たいのは、私のガサついた心を癒やしてくれるテレビの中のあの男!)
普通の人なら耐えられない「無」の表情の妻の冷たい視線5秒。
夫「ドラマが終わるまで、☆☆ちゃん(←娘)と一緒に寝てようかな~。」
と、寝室に去っていく。
「終わったら呼んでね!」と、去り際に付け加えて・・・。
数分後。 (そう、たった数分のこと!)
こちらが呼ぶ前に、ドラマが終わるとすぐに寝室から戻ってくる、オット。
(時間を確認しているのか?野生の勘か!?)
「終わった?どうだった?」
(本当は興味ないのに、無邪気なアラフォーのウワベだけのコミュニケーション。)
・・・・・!待ってくれ!
さっき終わったばかりだし、何ならエンドロールが終わったの今だし、ちょっとは余韻に浸らせてくれ!
10年。
「昔、1度は愛された男」と、「昔、一時はかわいかった女」が共に暮らしています。
スワロフスキーのフォトフレームの中には、かわいい子供たちが笑っています。
(↑注:笑ってはいない。なんなら、妹のケーキを横取りしようとしている兄。)
PANSY
40歳/夫・息子(8歳)・娘(6歳)/手づくり部/時間に追われる毎日ですが、その中に小さな楽しみを見つけて暮らしています。
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PANSY