わりと日常的にお菓子を焼くわたしですが、実は焼くたびにちょこちょこした課題を毎回見つけています。
もう少しきめ細かな生地になれば、とか、もう少し口どけがよい生地にならないものだろうか、、、とか。
言い出せばキリがないし、普段家族で食べたり、友人が来た時にお茶菓子に出す分にはとくに不足もなくおいしいのだけど、
もっとお店みたいに時間がたってもさらにしっとりするような生地にならないかなあ、とか、ついつい思うのでした。
繰り返し作っている定番のお菓子などは安定しているものの、シンプルな焼き菓子ほど奥が深くて、まだまだ日々研究なのです。
そんなわたしが楽しみにしているのが、友人たちと不定期で開催している「お菓子勉強会」。
以前にもブログで紹介したことがありました。
洋菓子を教えていた経験のある友人を中心に、料理やパン作りを仕事としている友人や、
仕事ではないけれどプロ並みの料理上手な友人など、要するにみんな食いしん坊で尚且つ作ることが好きなメンバーで、毎回テーマを決めていくつかのお菓子を作ります。
友人たちはみんなセンスがとてもよくて、ちょっとした盛り付けや食材のチョイス、テーブルウェアから調理器具まで毎回刺激をたくさんもらえます。
わたし自身、これまでに何度となくお菓子は習ってきたものの、今でも習うたびに発見があります。
このお菓子勉強会は、気心知れた友人同士という気楽さも手伝って、気になる細かな質問もばんばんできるし、あとで実際に作りながら疑問があればその都度聞けるのがとてもいいところ。
(毎回持ち寄りのランチもとても楽しみ!)
今回の会のメニューは
ラミントン、
パール柑のパウンドケーキ、
フロランタン
の3種のお菓子。
ラミントンはわたしのリクエストでした。
ずっと憧れで、いつか作って食べてみたいと思っていたお菓子。
わかりやすく言えば、サイコロ上の四角いスポンジ生地の周りにチョコレートをしみこませ、その上にココナッツファインをまぶしつけたお菓子です。
これが本当においしくてびっくり!
作る工程としては、スポンジ生地を焼いて、切って、
チョコソースを作って、スポンジ生地に染みこませて、ココナッツファインをまぶす、という感じです。
印象に強く残るほどおいしいお菓子でした。
またすぐに復習したくなります。
フロランタン、パウンドケーキは割と身近なおやつですが、どちらも自分でも作ったことがあるものの、
試食をして、明らかにいつも自分で作るものと違っていることに驚きました。
パウンドケーキは多いときは週に1度くらい作るし、レシピもいくつかお気に入りがあってその時々で好みでチョイスしていましたが、
このシンプルな材料とプロセスで出来るケーキにこんなに明らかな違いが生まれることにショックを受けました。
これまで作った(習ってきたものも含めて)、どのパウンドケーキよりも圧倒的においしかった!
どの手順でこれほどの違いが出るのかを教えてもらって、次の週末にさっそく自宅で復習しました。
まずはピール作りから
パール柑のパウンドケーキ、まず最初にパール柑の皮でピールを作るところからスタートです。
柑橘のピール作りはもともと大好き。
今回はケーキに焼きこむ前提で、柔らかくしっとりしたピールを作りました。
白いわたの部分も使います。
えぐみや苦みを取るために、たっぷりのお湯で煮こぼして、そのあとシロップで煮て甘くしていきます。
柑橘の種類や好みによって詳細は違ってきますが、基本的にはこんな工程でピールを作ります。
たっぷり作って瓶詰に。
一つ、また一つとつまみ食いが止まらないおいしさ、パウンドケーキの生地に混ぜ込まないといけないので食べすぎ注意。
無事できたピールをたっぷりと混ぜ込んだパウンドケーキ、
教わった通りに丁寧に作ったら、先日食べたあのおいしいパウンドケーキが出来上がりました。
パウンドケーキと言えば基本中の基本のお菓子、ですがちょっとした手間やコツでここまでブラッシュアップできるのだなあと、また一つ勉強になったのでした。
お菓子作りは楽しくて深い。
まだまだ楽しみながら深めていきたいお菓子道!
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき