先日ご紹介したeatripさんのイベント。
実は、この本の先行発売が目的でした。
「TASTY OF LIFE」
書店では5月末に発売予定だそう。
「eatrip」野村友里さんと、
彼女のレストラン「restaurant eatrip」と同じ敷地で
生花店「the little shop of flowers」を営む
壱岐ゆかりさんのドキュメントブックです。
大好きなお二人の本なので、発売が待ち遠しかったです。
金沢、根室、鎌倉、軽井沢の4つの土地を季節ごとに訪れ、
お料理と装花というそれぞれ別の表現で
食材、植物との出合いを描いた、とても美しい本。
写真と文章、そして、装丁。
今の時代に、こんなに丁寧に
美しく作られた本が生まれたことに
とても嬉しくなります。
出てくる料理のレシピや、植物の説明もあって、
なんだかいっしょに旅をした気分に。
食や自然にまつわる問題は山積しているし、
考えるべきこと、変えるべきことはあります。
世の中には悪いモノ・コトもたくさん!
でも、どんな物にも
存在する意義、ストーリーがあるのは
すごいことだと思ってしまいます。
野村さんの手掛けるものには、
その“ストーリー”が語られていて、
「美味しいものを集めました!」
「綺麗なものをご覧ください!」
というだけでない何かを
問われるような感じがします。
そして、もう一つ。
いのイチに手に取りたかったのは
山田写真製版所のお名前が
クレジットされていたから!!!
※以下、印刷物オタクの話になります。
この本の印刷を、
田中一光さん、石元泰博さん、篠山紀信さんなど
世界的アーティストの作品を手掛けてきた
“印刷界のレジェンド”
熊倉桂三さんが
手掛けているとの情報をキャッチ。
しかも!先着で本と同じ印刷の
ポスターがいただけるなんて!
ショップの店員さんが
「お荷物になりますが…」なんて
控えめにおっしゃっていましたが、
いえいえいえいえ、いただきたいです!
※と、いう気持ちを全力で抑えて
「せっかくなので…」と言ってみる器の小さい人。
印刷物は刷ってくれる人によって
全然違うものになります。
熊倉さんはこんなに技術が発達しても
デジタルはネガより情報が少ないと
おっしゃっていたそう。
機械で刷り出すにも関わらず
人の緻密な感覚と技術、そして経験が必要な
プリンティングディレクターというお仕事。
…シビレます。
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※印刷物オタクの記事ここまで。
そんなわけで、
表紙のポスターもいただきました。
みずみずしいトマト。
2歳児の「おいしそー」
という素直な感想に頷きながら
消えてなくなる宿命の食材や植物に思いを馳せ、
どうか印刷物はなくならないでと思いました。
びすこ
40歳/夫・息子(0歳)/手づくり部・料理部/インテリアやファッション、アウトドアが好きな新米ママです。いらないモノを手放して、家族も自分自身も笑顔になれるモノ・コトをきちんと選べるようになるのが目標です!
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TB あき