暮らし発見

PTA執行本部役員を終えて…(長文)

  • TB はな

2019.04.19

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1年にわたる、PTA執行本部役員の仕事が本日のPTA総会を以て終了しました♡
平成30年度は、町内子ども会の会長も何故か流れに任せていたらなってしまい(笑)、ダブル役員生活の1年間。その中でも私なりに思ったこと感じたことをここに綴ります。これからPTAの、何かしらの役を経験するであろう方々の、少しでも参考になれば嬉しいです。

目次(ちょっと長くなりそうなので…)

    1. 我が小学校のPTA役員選出会の特長…①執行本部役員にも立候補者が多い!? ②ヒラの役員はジャンケン争奪戦!? みんなのヤル気とその理由
    2. PTA不要論?/子どもが低学年の間にやるとお得なのか?
    3. 下には年中の次男と未就園の2歳の娘。両実家とも遠方。夫の帰りは毎日23時越え。私の役員生活を支えたのは…
    4. フルタイム勤務のママ達はどうやって執行本部役員の業務をこなしていたのか
    5. とにかく何事も「人」が一番大事!
    6. PTAは千差万別。情報収集を

1.我が小学校のPTA役員選出会の特長;①執行本部役員にも立候補者が多く ②ヒラの役員はジャンケン争奪戦。 みんなのヤル気とその理由

事の始まりは、同じ社宅のママ友さん達の発言でした。「私達、次の年度の執行本部役員に立候補してみることにした!」 よくよく聞いてみると、普通は子ども1人につき1回は、何かしらヒラor執行本部の役員をしなければならない。但し、執行本部役員を1度でも経験すれば、下の子の代までずーっと、二度とPTA役員をしなくてOKとのこと!

つまり私に当てはめると、年長の次男が来年4月に入学する訳ですが、次男の学年での選出会でも6年間役員免除、4年後に娘が入学しても、娘が6年生になるまでずーっと役員免除ということになります。こ、これは…子ども3人分、この1年で一気に終わらせれば将来の予定も立ちやすい!正直、この特典GETのために本部役員になりました♡しかしながら。こんな特典が付いていても、やはり本部役員とヒラの役員とでは、あまりにも業務負担が違いすぎるため、子ども2人いれば1回ずつ合計2回ヒラの役員をした方がマシ、と考える人も多いです。

「PTA役員選出会」と聞くと、みんな俯いて、挙げ句の果てにクジ引きになったり、役員を免除して欲しい理由を全員の前で話す…というイメージもありますよね(^_^;) 長男が1年生の時に初めて経験した選出会は、その真逆でした。1年生の保護者からは本部役員の選出がナシなので、ヒラの役員のみ選出。これがジャンケンでの争奪戦だったのです。何も知らないまま当時選出会に臨んだ私は、何人もの立候補者が前に出て壮絶なジャンケンを繰り広げた後に勝者が「やったーー!」と飛び上がって喜ぶ様子を見て頭の中は「???」だらけ。ニュース等で見聞きする情報と目の前の光景があまりにも乖離していて。

ジャンケンに勝ってヒラの役員を勝ち取ったママ達が大喜びしていた理由はすぐ解りました。今後6年生まで、年に1度ある選出会。その学年で本部役員の立候補者がいない場合、ヒラの役員に立候補していても、まずはクジ引きでヒラ役員より先に本部役員を決めるクジ引きが行われます。でももし子ども1人につき1回、ヒラでも役員を経験していれば、ずーっと本部役員のクジ引きから免除されることになります。ジャンケンしてまでヒラ役員を勝ち取れば本部役員にならずに済むシステムなんです。

「執行本部役員」と聞くと、入学式や運動会、卒業式で挨拶をする会長さんのイメージですよね…。でも執行本部役員の役職は会長・副会長の他にも書記、会計、校外正副委員長、校内正副委員長、広報正副委員長などがあります。毎年、選出会近くになると発行される「執行本部だより臨時号」。これには、それぞれの役職の詳しい業務内容や1年の中で何月が繁忙期なのか、とても分かり易く書いてありました。そして、注目すべきは執行本部役員の属性。フルタイム勤務何人、パートタイム勤務何人、未就園児がいる人が何人、子ども一人っ子何人、2人いる人が何人、3人以上が何人…と詳しく書いてあり! 「意外と未就園児がいる人も沢山本部にいるんだ」「フルタイム勤務の人がこんなに!」「繁忙期が1年のうちの前半だけだったら、何とか出来そう」と新鮮な驚きがあったものです。この「臨時号」を読んで、私みたいに「私でも出来るかも?」と立候補した人、結構いたんじゃないかな。勝手なイメージで「専業主婦じゃないと難しい」とか「下の子がいると無理」と思い込んでいました。

2.PTA不要論?/子どもが低学年の間にやるとお得なのか?

この時期になると各メディアでも話題になる「PTA不要論」…。PTA組織は各学校によって本当にまちまちなので…無責任に「本来入らなくても良いんです」と煽ることはしないで欲しいなぁと思います(^_^;)こういったニュースのライターさんが読者のPTA・学校生活の責任を取ってくれる訳じゃありませんから…。1年を通して思ったことは…PTAは、そう簡単になくならないだろうなぁということ。一例として家から学校までの通学路の防犯パトロール、交通安全…先生達は普段の業務が膨大過ぎて(ただでさえ長時間労働給料定額制で過労死問題もあるというのに)そこまで手が回らないのは火を見るより明らか。また、学校が公費で予算組んで出すお金というのは限られていて…公費で落とせない、でも学校行事と密接に関わりがあって費用も発生する場面は沢山あって。そんな時にPTAの会費で積み立てて来たお金がものすごい威力を発揮するんです。PTAをなくすなら、まず公費の予算編成と教員の労働環境から行政レベルでの大改革が必要です。

子どもが低学年の間にやると得か?実はあんまり関係ないです(断言!)。ただ、早めにやっておくと先の予定が立ちやすい。「絶対に今年は忙しいから他の余計な雑事は入れたくない」って年にウッカリくじ引きで選出されてしまうと大変。でも「今年はクジに当たるかも知れないし当たらないかも知れない」なんて不確定要素にビクビクしたくない。予定が立つうちに、出来る時に立候補でやるのが望ましいのと、6年生の時に本部役員になると、必然的に卒業式のお花や証書フォルダ、記念品の選定に在校生への卒業記念お菓子の発注という業務も、通常の役職の業務に付加されます。…が、発注自体は全然大した業務じゃないと見ていて感じました。学校によっては謝恩会の幹事までやらなきゃならない…そうなると大変です(;゚ロ゚) (我が校は業務軽減で謝恩会はナシ。)

下には年中の次男と未就園の2歳の娘。両実家とも遠方。夫の帰りは毎日23時越え。私の役員生活を支えたのは…

本部役員は月に1度、役員全員で集まる委員会があります(校長先生・教頭先生も出席)。一番最初の委員会では、未就園児をみてくれる実家も親戚もなく、2歳の娘を連れて出席しました。…が…。2歳の娘がいる中では、配付資料に落書きされたり、私自身の発言中もとにかくわちゃわちゃ。他の誰かの発言中も娘に話しかけられてよく聞こえなかったり…初回の委員会に娘を連れて行った感想は「もうダメだこりゃ」。本部役員とはグループLINEで基本的にやり取りしていますが、この月1度の委員会だけが実質、自由闊達に意見交換が出来る場所。大事なことを伝えなきゃいけないシーンも多いし2歳児連れは、やっぱりキツい。

月1の委員会では一時預かりの保育園に預けることに!!お値段にして1時間300円!!お安い代わりに、利用申請は前月の15日〆切で、申請日全て承認される訳ではなく抽選制、かつ、11:30~14:30の3時間は、預けるのも迎えに行くのもダメ。兄弟に感染症の感染者が居れば本人が無症状でも預けちゃダメ。…という条件厳しめな保育園でした。また、朝9:00からしか開いてない。次男の幼稚園バスの時間が9:05。委員会スタートが9:30。9:00前に開いてさえいれば、娘を先に保育園に預けてから次男をバスに乗せるのがベストなのですが…次男をバスに乗せてから→娘を保育園に預け、委員会へ。毎回、委員会はめちゃめちゃ急いでギリギリ間に合うという綱渡り状態でした(^_^;) 午前に一度預けると14:30までは迎えに行っちゃダメなルールの保育園なので、委員会終了~お迎えの時間は、束の間の「おひとり様」タイムを楽しみました♩リフレッシュ目的でも預かってくれる保育園ですが、PTA目的で申請した日は全日承認してもらえました◎

フルタイム勤務のママ達はどうやって執行本部役員の業務をこなしていたのか

フルタイム勤務なのに、立候補で会長になった人、フルタイム勤務で、かつ4人の子どものママ。フルタイム勤務で、平日はほとんど活動が出来ない、そんなママ達も、出来る範囲で最大限業務をこなされていました。月1の委員会には午前休を取って出席し、終了次第すぐに都内への電車に飛び乗るママ、朝から夕方までみっちり働いて、家でPTA業務を持ち帰ってどんどん捌くママ、平日の出張には行けないから土曜日開催のものは全部引き受けて出張に行き、要所要所の代表挨拶は全部引き受けたママ…。同じフルタイム勤務ならば、パパが登場しても良いんじゃ?と思うところですが(^_^;) PTAの基本的な担い手は今も昔もやっぱりママなんですね(;´Д`) みんな、パワフルです!!もちろん、平日しか出来ない作業も沢山ありますが、フルタイムママ達が普段から誠実に懸命にその他の業務をいっぱいこなしてくれているのは目に見えて解っていたから、誰も文句を言う人はいませんでした。

5.とにかく何事も「人」が一番大事!

本部役員に立候補しても、どんなメンバーと1年間活動していくことになるのか。こればっかりは、もう「運」としか言いようがありません(;´Д`) 私の場合、月1の委員会は(綱渡りスケジュールは毎回緊張感あったものの)和気藹々とした雰囲気で、自由に意見が言える、まったく緊張せずに済むものでした。これはとっても有り難く…。とにかく一緒に活動する「人」が役員生活の明暗を分けると言っても過言ではありません。誰かが体調不良で倒れれば、自然とそれをカバーするべく動く人が現れ、子どもの感染症で1週間出席停止になった時には学級閉鎖になる前に様々な決めごとを全部前倒しでやってしまう機転、「この日に○○の作業をします」とグループLINEでアナウンスすれば特に約束している訳でもないのに当日わらわらと作業要員が顔を出す。そんなメンバーでした。みんなけっして暇な訳ではなく、それぞれに事情も抱えています。が、多くのメンバーが頑張って時間を作って、「みんなで取りかかれば早く終わる!」の法則で、短時間で一気に効率良く仕上げる。本当にみんなみんな、尊敬出来る人たちでした。1年の活動の結晶とも言える本日の総会終了後、みんなで一言ずつ〆の挨拶をしたのですが…寂しくて…このメンバーで活動出来たことが本当に有り難かった…目頭が熱くなりました…。みんなで支え合いながら必死にやり上げて来たけど、終わってみれば「楽しかったねーー!!」とゲラゲラ笑い合って。打ち上げも予定していて、今から楽しみです。笑。

6.PTAは千差万別。情報収集を

我が小学校は、児童数400弱という、かなりアットホームな学校です。マンモス校だと普通に児童数1,000人越え、1学年5~6クラスなんてところもありますよね。そういうマンモス校だと、小学校生活が6年あれどもPTA役員数に対して家庭数が多い=6年間一度も役員をしなくてもクジ引きから逃げ切れる という可能性も(笑)。ただ、ずーっと役員から逃げ続けて6年生でクジにめでたく(?)当選してもそれは自己責任。クジに当選してから「出来ません」と言うのではなくて、本当に健康上の理由等で引き受けるのが難しいならば校長先生にコッソリ相談してみるのも手です。(ただ、相談してもちゃんと配慮してくれるかどうかは何の保証もありません…学校とPTAは別組織なので学校側としてはPTAの組織運営にほぼ関与しないのが基本スタンスのようです…)

とにかく「PTA」という言葉のイメージが悪すぎる…!PTAと言えば「面倒くさい」「なんだか無理矢理やらされてる感」「やらないと白い目で見られる」「とりあえず大変」…こんなところでしょうか(°°;) 実際はほぼ前年度の活動の踏襲、文書作成も前年度の書類に少し上書きする程度、イレギュラーなことがない限りマニュアル化されたことばかりで単純作業のほうが多いです。各種イベントのお手伝いも別に強制参加じゃないですし…。「学校のお手伝いをする」「先生達と関わりながら子ども達を普通の保護者より少し近い距離で見守る」それがPTAだと思います。

もう、今後は授業参観や行事以外では学校に出入りすることもなくなり先生達と接する機会も極端に減ってしまう寂しさもありつつ、ひとまずこの土日は、役員生活から解放された余韻に浸ろうと思います。笑。

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ 067 はな

TB - はな

主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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