春の日差したっぷりの暖かかった週末。絶好のお花見日和でしたね!
そんな陽気に誘われて、お花見がてら名古屋市瑞穂区にある『Analogue Life』さんに出かけました。
日本の良さを感じるお店『Analogue Life』
閑静な住宅地にひっそりと佇む、趣のある日本家屋の2階にあるのが、今回訪れた『Analogue Life』さんです。
一見、普通のお宅かと思うようなこちらのお店。
入り口に、そっとお店の看板が掲げてあります。
お店の門をくぐると、手入れの行き届いた落ち着いたお庭が広がります。
1階は日常使いの着物の帯や小物を取り扱うお店『月日荘』さん。そして2階の『Analogue Life』さんは、日本の伝統工芸や文化を生かした暮らしのモノや道具を取り扱っています。
昭和初期に建てられた日本家屋の良さを生かしながら、センス良く並べられた器や布小物、そして暮らしの道具たち。
日本の洗練された美しい品々をもっと多くの人に知ってもらいたい、というオーナーさんの思いの詰まった素敵な空間です。
スタッフの方もとても親切で、ひとつひとつの商品について丁寧に説明してくださり、そのモノの物語を知ることで、より一層その商品の良さを感じられることができました。
「器は好きですが、あまり詳しくはないんです。」という私に対しても、「全然いいんですよー。ここにあるものを見て、少しでもワクワクするような思いを感じていただければ、そこに価値があると思うんです。」と言って下さいました。
自分が実際に手に取って、感じて、これ素敵!と思うことが大切なんだな、と気づかせていただいた気がしました。
そんな中で出会うことができたのが、鈴木盛久工房の南部鉄器の瓶敷きです。
一生モノと聞くと、どんなモノをイメージしますか?
私がこの質問を受けた時、頭に浮かんだのが時計、アクセサリー、それとも鞄?など比較的高価なモノでした。
整理収納アドバイザーの講座のなかで受けたこの質問。その中での一生モノの定義は「一度買うとそう買い替えなくてもいいモノ」だそうです。つまり高価なものばかりが一生モノとは限らない。例えば家にある爪切りやハサミなどもなかなか買い替えることってないですよね。
そういうモノこそ、できるだけストーリー性の強い買い方をすると良いそうで、他に代えられない愛着やストーリーがあれば、それに代わるものを増やすこともなく、モノも増えない、という訳です。
面白い考え方だな、と思いました。
それから少しだけ、一生モノを買う時は慎重に気に入ったものを選ぶように心がけているのですが、こちらの瓶敷きは私にとってまさにその一生モノの瓶敷きです。
旧南部藩御用達鋳物師、15代鈴木盛久(熊谷志衣子)さんによる、南部鉄器の瓶敷き。
こちらはSimplicityさんとのコラボで生まれた瓶敷きだそうですが、伝統的な鉄器の機能を持ちながらも、現代にも馴染みやすい洗練されたデザインに一目惚れでした。
漆を焼き付けた下地に、鉄漿液を塗ることで、真っ黒ではなく少し茶色みがかった雰囲気になるようで、それがまたアンティークのような味わいで素敵なのです。こういった装飾技術も昔から変わらず、ずっと受け継がれているのでしょうね。いつか南部鉄器の鉄瓶も使ってみたい♡
ガラスのティーポットなどと合わせてもかわいいだろうなー。
ずっと使い続けたい、大切にしたい一品になりました。
素敵な一生モノを紹介してくださったAnalogue Lifeさんに感謝です。
お店から少し歩いたところに、名古屋でも有数の桜の名所とも言われる山崎川が流れています。
川の両側に植えられた桜の木は満開を迎え、たくさんの方々がお花見を楽しみにお散歩に来られていました。
そんな桜を愛でる時間を楽しむ日本の文化も本当に素敵だなぁ、と何だかしみじみ感じてしまいました。今年もこんなにたくさんのきれいな桜を見ることができて、よかった♡
写真撮影&ブログ掲載の許可はいただいております。こころよくお引き受け下さり、ありがとうございました。
みみん
44歳/夫・息子(15歳)/手づくり部・料理部/料理、ファッション、インテリアなど、自分なりに楽しみながら過ごしています。日々の暮らしを潤いあるものにするために、毎日を少しだけ丁寧に。素敵なLEE100人隊の皆さんから、たくさんのヒントをいただきたいです!
Instagram:@nekojya
この記事へのコメント( 8 )
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みみん