遅くなってしまい恐縮ですが…。
この度の豪雨災害により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
個人的な事になりますが、今回の豪雨で友人が被害にあい、しばらく避難所での生活を余儀なくされている状態でした。
幸い親戚宅で生活することが決まり、まだまだ不安な毎日ですが、少しづつ生活を取り戻している状態のようで、関東で暮らす仲間の私達も少しホッとしました。
今回は、美味しい食べ物のパワーについて少し書かせてください。
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ここしばらくはボランティアに向かう仲間の準備を手伝ったり物資を用意したり等、バタバタしていました。
そんな中、仕事から帰ってきた主人が見覚えのある包装紙の箱をポンと渡してきました。
こ、これは!!!
どら焼き界スター、「うさぎや」のどら焼き!!!
私があまりにバタバタしていたので、見かねて大好物を買ってきてくれたようです。
日本橋「うさぎや」。
関東3大どら焼きのうちのひとつ。(もちろん亀十もです!)
10cm越えの大きめなサイズと、しっかり目の生地。上質な豆のそのものの美味しさを感じるしっとりとした口溶けの良いあんこ。
誰もが美味しいと唸る正統派のどら焼きです。
シンプルだからこそ美味しさが際立ち、上品なのに風格すら感じる。どら焼きの王様のような存在感です。
本当は卵も牛乳も白砂糖もNG期間だけど…。
翌日の休憩時間に我慢しきれず思わずパクッと一口頬張りました。本当に美味しいと感じる時は全身の力が抜けていくのが分かります。
2日目でもパサパサせずにしっとりとした食感で、あんこも滑らか。二口目からは、アイスコーヒーとともに無我夢中で頬張りました。食べた後の幸福感は格別でした。
正直、少し元気がなかったのですが、どら焼きを食べた後、なんだか張り詰めていた緊張の糸のようなものが解けたような気がしました。
リラックスしてなんだか元気が出てきました。
イメージでいうと、アンパンマンの顔のアンパンを食べた後に元気が出たキャラクターみたいな感じです。
やっぱり美味しい食べ物のパワーってすごい!
私のツボをおさえて、これなら食べるだろうと判断ぢて「うさぎや」のどら焼きを選んで買ってきてくれた夫に感謝です。
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さて、今週に入り、被災してしまった友人から安全に過ごしていると連絡がありました。
大丈夫?ちゃんと食べてる?と聞くと、お母さんか!と厳しいツッコミを入れてくれつつ、こんな話をしていました。
「避難所ですっごく好きな菓子パンが配られて、暑いし眠れないしで食欲なかったんだけど、近所の子供と分け合って食べたら、あまりに美味しくて涙がドバーッと出てきたの!近所の子もつられてドバーッと泣いちゃって!でも不思議と元気出たんだよね〜〜。気が張ってたのが緩んだんだよね。やっぱり食べるって大事なんだなと思った!」
私も思わず、好きな食べ物で元気が出たばかりだと話すと…
「あのさ!私たちが大変な時なんだから、関東のみんなはその分頑張って元気に過ごしてよ!暑くても食べてればお仕事も子育てもきっと頑張れるから!」
との事。人に心配かけたくないといつも気丈に、明るく前向きに振る舞う友人。
こんな時まで…。心から尊敬しています。
「人を良くする」と書いて「食」という字になりますが、先人達の思いはいつも正しく導いてくれます。
食を侮ることなかれ。暑くて暑くて食欲がない!なんて言ってられません。
ちゃんと食べてれば大丈夫!当たり前なのに忘れていた事を思い出しました。
きっと、頑張れ!ではなく、私たちがまずは頑張らないと!ですね。
友人とは落ち着いたら会おうと約束。
その時には、彼女も大好きな「うさぎや」のどら焼きを持って行こうと思います。あまりの美味しさにきっと感動してさらに元気になってしまうはず。
▲私が少し元気がないのを察してなのか(?)「ジャーン!ドキちゃんもいまーす!」とお祭りで買ってあげたお面をかぶって笑わせようとしてくれた娘。
娘はふざけていただけかもしれませんが、元気にニコニコ過ごしてくれるだけで母は幸せです!
sayako
37歳/夫・娘(4歳)/手づくり部・料理部・美容部/海まで徒歩数分の豊かな自然環境の中で、日々ゆっくりのんびり過ごしています。自分なりに子育て、料理、ファッション、アクティビティなどを楽しめたらと思っています。Instagram:@sayako_natsume
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sayako