今年はこの一杯をどう味わう!?
「新米」がとびきりおいしい究極レシピ
待ってました、新米! ちょっと値段は張るけれど、味わえるのは年に一度、この時季だけのおいしさです。お茶碗に盛れば、ぴかぴか、美しい! プロが推すとびきりのレシピで、しっかりしみじみ味わい尽くしましょう!
さっぱりした味わいがお米の味を引き立てる
「秋鮭」で新米をもっとおいしく
旬の食材同士は相性がいいと言うけれど、この時季、まさに旬なのが秋ザケ。そのさっぱりとした味わいは、ほどよい粘りと甘い香りの新米をおいしく引き立てます。

教えてくれたのは
ワタナベマキさん
旬の素材を生かしたシンプルでやさしいレシピで人気を集める。雑誌やイベントなどで幅広く活躍。レシピ本も多数出版、最新刊は『新装版 漬けるおかず』(世界文化社)。インスタグラム(maki_watanabe)
焼きザケをちょっと洋風に。特製タルタルも新米仕様!
鮭のソテー しば漬けのタルタルソース

調理時間20分(サケをおく時間は除く)
「サケは粉をまぶし、カリッと焼き上げて。タルタルには、ごはんのおとものしば漬けを入れて。香ばしさとほどよい酸味が、新米の甘さと粘りといいバランスなんです」
材料・2人分
- 生ザケの切り身……2切れ
- ベビーリーフ……適量
- 塩……小さじ1/2
- 薄力粉……小さじ2
- 〈しば漬けのタルタルソース〉
- しば漬け……50g
- 玉ねぎ……1/4個
- ゆで卵……2個
- マヨネーズ、プレーンヨーグルト(無糖)……各大さじ1
- 塩、粗びき黒こしょう……各少々
- 粗びき黒こしょう……少々
- オリーブオイル……小さじ2
作り方
- サケは皮についたウロコとぬめりを包丁の背でこそげる。ペーパータオルで表面の水気をふき取る。
- 塩を振って15分おき、出てきた水気をふき取る。全体に薄力粉をまぶす。
- しば漬けのタルタルソースを作る。玉ねぎはみじん切りにしてから水に5分さらし、ペーパータオルに包んで水気をよく絞る。しば漬けはみじん切りにする。ゆで卵は粗みじん切りにする。残りの材料と混ぜ合わせる。
- フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、02を皮目を下にして入れ、焼き目がつくまで焼く。裏返して弱めの中火にし、さらに6分ほど焼いて中まで火を通す。
- 04を器に盛り、03をかけてこしょうを振り、ベビーリーフを添える。
そのほかの絶品レシピも
Staff Credit
撮影/田上浩一 スタイリスト/西森 萌 取材・文/福山雅美
こちらは2025年LEE10月号(9/5発売)「「新米」がとびきりおいしい究極レシピ」に掲載の記事です。
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。




















