Love! Sweet potato
好きなんだけど、
どう食べていいかわからないあなたへ
「さつまいも」の可能性、無限大!
今の季節、いも掘りなどでたくさん手に入るさつまいも。「レパートリーが少ないから消費できない!」という声におこたえして、甘いだけじゃない、さつまいも料理の可能性を検証してみました。ごはんのおかずやお酒に合うおつまみが作れるって、本当……!?
検証
1
甘いさつまいもはメインおかずになるのか?
焼きいもや大学いもなど、さつまいも料理といえばおやつのイメージ。主菜にするには無理がある……? ところがどっこい、この甘さがいい仕事をするんです!
初登場! おいもクリエイター
えなりんさん
管理栄養士、フードプランナー
さつまいもやじゃがいものオリジナルレシピを開発、料理教室やSNSで活躍中。著書に『どんな食材とも相性抜群 おいもだらけのレシピ』(SDP)
食材の組み合わせや調理法次第で、幅広い味に
「さつまいもは焼いても蒸しても揚げてもおいしく、実は変幻自在。塩気や辛味のあるもの、食感の違う食材との組み合わせ次第で、新鮮な味わいで楽しめるんです。ビタミンCや食物繊維など栄養豊富な“準完全栄養食”ですし、長期保存できるから、“もう一品”のときにも重宝。毎食いも類を食べている私はお通じがよく、肌ツヤを褒められることも多いんですよ」(えなりんさん)
甘いものはおかずにならない…
夫代表・副編ぷーすけもCheck!
「味は好きなんです。でも、食事と考えると、甘いいもでおなかがいっぱいになるのが悔しい。モソモソとのどに詰まる食感もちょっと……。本当におかずになるのか、楽しみです!」(副編ぷーすけ)
さつまいもとじゃこのグラタン
調理時間30分
「米粉&豆乳のマイルドなソースとチーズに、さつまいもがマッチ。ちりめんじゃことの甘じょっぱい組み合わせも絶妙なんです」(えなりんさん)
材料・2人分
- さつまいも……150g
- ちりめんじゃこ……20g
- 米粉(または薄力粉)……大さじ2
- 無調整豆乳(または牛乳)……200~250㎖
- ナツメグ(好みで)……適量
- にんにく(すりおろし)……1/4かけ分
- バター(有塩)……10g
- ピザ用チーズ……50g
- パセリ(みじん切り)……少々
- 粗びき黒こしょう(好みで)……適量
作り方
- さつまいもは1㎝幅の輪切りにする。
- フライパンにバターを引き、さつまいもを入れて全体に行き渡ったらフタをして中火で7分加熱する。
- じゃこを入れて油分をからめ、米粉をまんべんなくまぶして炒める。豆乳を少しずつ入れその都度よく混ぜ、とろみがついたら、にんにくと好みでナツメグを加え、さっと火を通す。
- 耐熱容器に移し、チーズをのせる。220℃に予熱したオーブンまたはトースターで5~7分、こんがりと焼き色がつくまで焼く。パセリと、好みで粗びき黒こしょうをかける。
【試食コメント】
じゃこの塩気と食感がアクセントになり、甘さ一色じゃないのが◎。にんにく風味も好みです
副編ぷーすけ
Staff Credit
撮影/メグミ スタイリスト/西森 萌 取材・原文/山野井春絵 撮影協力/UTUWA
こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「「さつまいも」の可能性、無限大!」に掲載の記事です。