ひき肉たっぷりコロッケ
調理時間30分(タネを休ませる時間を除く)
「じゃがいものほっくりした甘さと、しっかり味つけしたひき肉のコントラストを味わいます。カリッと厚めの衣で守られたじゃがいもは、油っぽさゼロでホクホクのおいしさ!」(ワタナベマキさん)
材料・6〜7個分
- 牛ひき肉……150g
- じゃがいも(男爵)……3個(450g)
- 玉ねぎのみじん切り……1/2個分(100g)
- 白ワイン……大さじ1
- 塩……小さじ2/3
- ナツメグパウダー、こしょう……各少々
- 〈バッター液〉
- 卵……1個
- 薄力粉、水(または牛乳)……各大さじ4
- パン粉(細びき)……適量
- 油(米油など好みのもの)……少々
- 揚げ油……適量
作り方
- じゃがいもは皮ごと湯気の立った蒸し器で25〜30分蒸す。中心までやわらかくなったら、温かいうちに皮をむき、フォークでつぶす。塩少々(分量外)を加えて混ぜる。
- フライパンに油を中火で熱する。ひき肉を入れて炒め、色が変わったら玉ねぎを加えて透き通るまで炒める。白ワインと塩を加え、水分がなくなるまでしっかりと炒め、火を止め、ナツメグパウダーとこしょうを振って混ぜる。
- ①と②を合わせて混ぜる。6〜7等分にして小判形に整え、バットなどに並べてラップをし、30分〜1時間冷蔵庫で休ませる。
- バッター液の材料をよく混ぜ合わせ、③をくぐらせる。余分な液を落とし、パン粉を全体に薄くまぶす。再度バッター液にくぐらせて余分な液を落とし、パン粉を全体に押さえながらしっかりとまぶす。
- 170℃に熱した揚げ油に④を入れ、揚げる。表面が固まるまで触らず、下面がきつね色になったら裏返し、両面色よく揚げる。
冷蔵庫で休ませ、衣は2度づけ。これで、破裂知らずのコロッケ名人
蒸しじゃがいもは粗熱が取れても、中は蒸気を含んで温かく、この熱が破裂の原因に。冷蔵庫で寝かせて完全に冷ますことで、破裂の危険度が激減する。
衣の厚さのムラも破裂の原因。バッター液→パン粉の工程を2度繰り返し、二重に衣をつける。パン粉は全体を手のひらで押さえ、しっかり密着させる。
Staff Credit
撮影/竹之内祐幸 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美 撮影協力/UTUWA
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「別冊付録 365日役立つ! 感動のひき肉BOOK」に掲載の記事です。
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。