料理上手なあの人のNo.1レシピ、大公開
何度作っても感動!
\わが家の/
「レジェンド鍋」
手軽に栄養をたっぷりとれる一方で手抜きの印象もあり「また鍋?」と家族に言われかねない鍋を、今年の冬は格上げ! 人気料理家が、家族や友達と食べている、周りでも大好評の鍋レシピを特別公開。「さすが」と「なるほど」な手順と食材の組み合わせから生まれる格別なおいしさは、まさにレジェンド級です。
教えてくれたのは
近藤幸子さん
Sachiko Kondo
料理家
家事や育児に忙しい日々から生み出される、工夫いっぱいで頑張りすぎない、レシピで人気。料理教室「おいしい週末」主宰。
「皮のヒラヒラが楽しい!」と子どもたち絶賛のわが家定番
包まないワンタン鍋
「わが家の娘たちは、“皮で包む系”の料理が好き。というより皮が好きなのでは?と、包む手間を省いちゃいました(笑)。ワンタンの皮は、しゃぶしゃぶ感覚で。スープのうま味を吸わせて、つるっとどうぞ」(近藤幸子さん)
材料・4人分
- 〈肉ダネ〉
- 豚ひき肉……250g
- 長ねぎのみじん切り……1/4本分
- しょうがのすりおろし……小さじ1/2
- 片栗粉……小さじ2
- 塩……小さじ1/3
- ワンタンの皮……1袋(30枚)
- きくらげ(乾燥)……5g
- にら……1/2束
- 長ねぎ……3/4本
- もやし……1袋(200g)
- A)
- しょうゆ……大さじ1
- 鶏ガラスープの素(顆粒)……小さじ2
- 塩……小さじ1
- 水……1.5L
作り方
- きくらげはぬるま湯でやわらかく戻し、石づきを取り除いて食べやすく切る。にらは5㎝長さに切る。長ねぎは斜め薄切りにする。もやしは洗ってザルに上げる。
- ワンタンの皮は半分に切る。
- 肉ダネの材料をボウルに入れ、粘りが出るまでこねる。
- 鍋にAを入れて沸かす。③を小さめのひと口大程度にちぎり、落としていく。
- ①を入れ、再び沸いたら、食べる分ずつワンタンの皮を入れ、1分ほど煮て、器に盛る。タレをかけながら食べる。
辛い「山椒ダレ」と、
子どももOKの「ごまダレ」を好みで
大人用「山椒ダレ」
子どもにも「ごまダレ」
材料と作り方
- どちらも、しょうゆ、酢各大さじ2、砂糖小さじ2を混ぜる。大人用はラー油と粉山椒を好みの量加え、子ども用は白すりごま大さじ1を加えて混ぜる。
料理家
近藤幸子さんのレジェンド鍋
家族や仲間が集まれる日だから“テーマのある鍋”でテンションUP
近藤家では、鍋の日は特別。
「鍋って食べる人が全員揃ってこそできるもの。子どもが大きくなると、習い事などでそれも難しくて。『今夜こそ、鍋だね!』といううれしいテンションなんです」(近藤幸子さん)
せっかく集まれた日だからテーマを立てて、イベント感覚で。
「ひとつの鍋に箸を伸ばせば、いつも以上に会話も弾みます。『楽しかった〜』と言われたら、大成功!」(近藤幸子さん)
「おいしいLEEレシピ」に伝説級の鍋レシピ、まだまだあります!
Staff Credit
撮影/濱津和貴 スタイリスト/久保田朋子 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE1・2月合併号(12/7発売)『何度作っても感動! わが家の「レジェンド鍋」』に掲載の記事です。
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。