基本の鶏塩そぼろ
ほんのり薄味仕上げだから、オールマイティに使えます
長ねぎで風味をプラスした、シンプルむね肉そぼろ。「もものひき肉だと、冷めると脂が固まって、お弁当などに使うとしつこくなりがち。炒め物などで、しつこさは感じさせずにコクだけをプラスしたいときに、むね肉のそぼろはもってこいなんです」と堤さん。
上手に仕上げるポイントは、水分をしっかり飛ばすこと!「水分が残っていると傷みやすいし、味がぼやけておいしさも半減してしまいます」(堤 人美さん)
材料・作りやすい分量
- 鶏むねひき肉……400g
- 長ねぎのみじん切り……1/2本分(大さじ4)
- A)
- 酒……1/4カップ
- 塩……小さじ1
- みりん……大さじ1
作り方
- Aを鍋に合わせ、鶏肉と長ねぎを加えてほぐれるまでよく混ぜる。
材料をすべて鍋に合わせ、火にかける前にまんべんなく混ぜておく。そぼろはダマになりがちだけれど、このひと手間をかければ問題は解決。
- ①を中火にかけ、菜箸数本でよく混ぜながら、煮汁がほぼなくなるまで6〜7分いり煮する。
火にかけたら、菜箸4本程度を使ってぐるぐると混ぜ続ける。火加減は中火。焦げつかせないように注意しながら、根気強く混ぜて。
鶏肉の色が白っぽく変わってくる。ここでも気を抜かず、しっかり混ぜ続ける。水分がほぼなくなったら、おいしいそぼろの出来上がり!
※冷凍で2週間ほど保存可。解凍は電子レンジでOK。
撮影/宗田育子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美 本誌編集部
こちらは2016年LEE7月号「ふわふわ鶏むね肉で満腹おかず」に掲載の記事です。
堤 人美
身近な素材にひと工夫加えた、作りやすいのに新鮮なおいしさのレシピで人気。雑誌や書籍のほか、企業のレシピ開発やCMの料理制作など幅広く活躍。近年韓国エンタメに夢中になっていることから、韓国料理の研究にも余念がない日々。