基本の鶏むね肉のヨーグルト漬け
乳酸菌がじんわりきいて、パサつくむね肉がしっとりと
「かたいお肉をおいしく食べるには、とにかくこれ!」と、ワタナベさんが太鼓判を押すのが、ヨーグルト。乳酸菌がかたい肉の繊維をほぐし、やわらかにしてくれるのだとか。洋のイメージが強いヨーグルトだけれど、風味はほとんど残らないので、和の料理にも使用可能の万能選手。むね肉とは思えないみずみずしさに、感激すること間違いなしです。
「むね肉を買ったら、とりあえずヨーグルト漬けに! そのふわふわ食感を、ぜひ実感して」(ワタナベマキさん)
材料・4人分
- 鶏むね肉……2枚(250g×2)
- A)
- ヨーグルト(無糖)……大さじ4
- 酒……大さじ2
- 塩……小さじ1/2
作り方
【下処理】むね肉調理の基本はそぎ切り
- 鶏むね肉は好みで皮を取り除き、厚い部分には切り込みを入れて開くようにし、厚さを均等にする。
むね肉は切り方もポイント。包丁をすべらせるようにそぎ切りにするとパサパサ感が軽減。
【漬け込み】よくもみ込んだら、できれば一晩
- Aを合わせ、下処理①によくもみ込む。30分〜半日ほど冷蔵庫で保存する。漬け込むほど、やわらかさが増す。30分ほどでもやわらかいけれど、一晩おけば、よりふんわり。
冷凍で3週間保存可
冷凍の場合はしみ込みが弱くなるので、料理に合わせてカットしてからもみ込んで。
冷蔵庫で2日間保存可。冷凍で3週間保存可。冷凍の場合は室温で解凍してから使用。
撮影/宗田育子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美 本誌編集部
こちらは2016年LEE7月号「ふわふわ鶏むね肉で満腹おかず」に掲載の記事です。
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。