カニ缶マヨ・セロリ・パプリカ・せりの巻き寿司
ほんのり甘味のあるカニ缶は風味が強い洋野菜と組み合わせると、うま味が引き立つ。カニ缶の代わりにツナ缶でもOK。コクのあるアボカド、薄切りにしたナチュラルチーズ、生ハムなどと合わせて、リッチな味わいにしてみても楽しい。
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材料・太巻き1本分
寿司めし……200g(茶碗1杯半程度)
焼きノリ……全形1枚
具材……約40g×3~4種
【具材①:カニ缶マヨ】
- カニ缶(小)……1/2缶(約40g)
- マヨネーズ……小さじ1/4
【具材②:塩もみセロリ】
- セロリ……1/3本(約40g)
- 塩……少々
【具材③:パプリカ】
- 赤パプリカ……1/4個
【具材④:せり】
- せり……2~3株
【ワタナベさんの寿司めし/作りやすい分量】
- ごはん(普通に炊いて15分ほど蒸らす)……2合分
- 合わせ酢
- 米酢……大さじ5
- 塩……小さじ2
- きび砂糖……大さじ2
下準備
【具材①:カニ缶マヨ】
カニ缶は汁気をよくきって細かくほぐし、マヨネーズを加え、よく混ぜる。
【具材②:塩もみセロリ】
セロリは斜め薄切りにしてボウルに入れ、塩少々を振り、しばらくおく。水気をしっかり絞り、みじん切りにしたセロリの葉1~2枚を加えて混ぜる。
【具材③:パプリカ】
赤パプリカは種と白いワタをきれいに取り、薄切りにする。
※ほかの具材の色みのバランスを見て、黄パプリカを使ってもよい。
【具材④:せり】
せりは生のまま根を落とし、10㎝長さに切る。
※なるべく葉や茎の傷みが少ない、新鮮なものを使うようにする。
作り方
- ノリの上に寿司めし《作り方は下記参照》を広げる。
巻きすの上に焼きノリを置く。均一に、端までのばしやすいよう、ノリの上に寿司めしを4分割してのせ、
奥に2cm、手前に1cmほどのりしろ部分を残し、均一にのばす。
- 具材を重ねてのせる。
具材は3〜4種類を目安に。手前から3~4㎝の位置に具材を1種類ずつのせる。カニ缶マヨ、牛肉炒めなどごはんになじんで安定しやすい具材からのせ、ずらしながら重ねる。
パプリカ、せりなど形のしっかりしたものは最後に。
※まずは形がなじみやすい具材をのせて。形のしっかりしたものを最後に。具材①~④の番号順に重ねるときれいに巻けます!
- ノリを巻く。
手前の巻きすとノリを持ち上げ、
具を軽く押さえながら勢いよく奥に向かって巻く。
- 巻き寿司の形を整える。
巻きすをさらにきつく巻き直し、具材が真ん中にくるように形をしっかり整える。巻きすを巻いたまましばらくおいて、寿司めしとノリをしっかりなじませる。
切り方
よく研いだ切れ味のよい包丁、包丁をぬぐうぬれぶきんを用意する。具材がつぶれないようにしながらまず中央から切り始め、その都度ふきんでぬぐいながら、半分、また半分と切り進めると、きれいに8等分できる。
- 巻き寿司の中央を切る。
- ぬれぶきんで包丁をぬぐう。
- 半分をさらに半分に切る。
- さらに半分に切る。
ワタナベさんの寿司めし
作り方
- 合わせ酢を作る。ボウルに材料すべてを入れ、小さな泡立て器などで塩、砂糖が完全に溶けるまで混ぜる。
- 寿司桶にごはんを入れて広げ、①を2~3回に分けて回しかけ、その都度しゃもじを切るように動かしながら手早く混ぜる。
- 平らにならして粗熱が取れたら、寿司桶にぬれぶきんをかけ、しばらくなじませる。
※黒米の寿司めしは、白米2合に黒米大さじ2を加え、水400㎖を注ぎ、普通に炊く。
撮影/砂原 文 スタイリスト/朴 玲愛 取材・文/田中のり子
こちらは2017年LEE3月号「人が集まる日は具だくさんの華やか巻き寿司」に掲載の記事です。
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。