ハーブやスパイスをきかせた深い味わいの、心と体にやさしいお菓子を提案して大人気の長田佳子さんがLEE初登場! 家族や親しい人たちと集まる年末年始にぴったりな、クラシカルでいて新鮮なクリスマスの手作りお菓子を教わりました。
味は濃厚、口溶けはなめらか
チョコレートのババロア
材料を混ぜて固めるだけなのに、本格派の味わい。甘さ控えめで、お酒との相性も抜群です。クリスマスディナーの〆のデザートにもぴったり。
材料・80㎖のゼリーカップ5個分
- 卵黄……2個分
- きび砂糖……5g
- 牛乳……200㎖
- 粉ゼラチン……3g
- アニスパウダー……ふたつまみ
- クーベルチュールチョコレート(カカオ分60~70%のもの)……70g
- 生クリーム……150㎖
- ピスタチオ……5粒
- 好みのハーブ……適量
下準備
- チョコレートはボウルに入れ、底に60℃ほどのお湯を当て、湯煎で溶かす。
- 卵黄は室温に戻す。
- 生クリームは六分立てにする。
- ゼリーカップは冷蔵庫で冷やしておく。
作り方
- ボウルに卵黄を入れ、泡立て器でほぐす。きび砂糖を加え、すぐによく混ぜる。
- 鍋に牛乳を入れ、沸騰直前まで温めたら①に注ぎ入れ、泡立て器でよくかき混ぜ、再び鍋に戻す。
- 弱火にかけ、ゴムべらで鍋底から全体をかき混ぜながらとろみをつけ、湯気が出てきたらゼラチンを少しずつ加え、小さなマドラーでよくかき混ぜる(ダマができたらザルでこし、再度溶かすとよい)。
- 溶かしたチョコレート、アニスパウダーも加え、よくなじませる。水気をしっかりふいたボウルに移し、冷ます。
- 粗熱が取れたら生クリームを加え、泡立て器で混ぜ、ゼリー型に流す。冷蔵庫で2時間以上冷やす。
- カップから取り出し器に盛り、ピスタチオをのせて出来上がり。好みでハーブを添える。
カップの周りを42℃くらいのぬるま湯でしばらく温めてから返すと、取り出しやすくなる。
教えてくれたのは
長田佳子さん
フランス料理店などで修業を積み、YAECAのフード部門「PLAIN BAKERY」を経て、2005年にfoodremediesの屋号で独立。お菓子教室を主宰しながら雑誌、書籍などで幅広く活躍。12月初旬に新刊『はじめてのやさしいお菓子』(扶桑社)を発売予定。
Instagram:foodremedies.caco
公式サイト:https://foodremedies.jp/
【特集】foodremedies 長田佳子さん「癒しのクリスマスお菓子」
撮影/馬場晶子 スタイリスト/曲田有子 取材・原文/田中のり子
こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)「foodremedies 長田佳子さん「癒しのクリスマスお菓子」」に掲載の記事です。