FOOD

考えなくてもおいしい「ルーティン弁当」パンで盛り上がる「エンタメ弁当」

おかず3品をフライパンひとつで作る「豚こま甘辛炒め弁当」レシピ/上田淳子さん

  • 上田淳子

2022.03.13

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考えなくてもおいしい「ルーティン弁当」

朝のお弁当作りは時間が勝負。そんなときに助かるのは、起き抜けすぐから、頭を使わず調理がスタートできる味つけ簡単、手順もシンプルな「ルーティン弁当」! お弁当生活もメリハリをつければ、ラクして長続き!

おかず3つをフライパンひとつで!
豚こま甘辛炒め弁当

「豚こま甘辛炒め弁当」レシピ/上田淳子さん

洗い物が断然ラクな、フライパンだけ弁当。「ポイントは、フライパンを汚さないおかずから仕上げること。カラフルな卵焼きは、残り野菜を無駄なく活用。簡単においしく、見栄えもよくなる、ちょっとしたアイデアです」(上田淳子さん)

豚こま甘辛炒め弁当の段取り

  1. 温かいごはんをザルなどに広げて粗熱を取る
  2. ブロッコリーを切る
  3. 卵焼きを作る
  4. さっとフライパンをふいてブロッコリーの炒め物を作る
  5. さっとフライパンをふいて豚こまの甘辛炒めを作る
  6. すべて冷めたことを確認し、お弁当箱に詰める

Main
豚こまの甘辛炒め

「同じ調味料の量でも、焼きからめるより漬け込むほうが味がしっかり入ります。仕上げに七味唐辛子やごまを振っても」(上田淳子さん)

材料・1人分

  • 豚こまの甘辛漬け(作り方は下記参照)……全量
  • サラダ油……小さじ1

作り方

  1. フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を火が通るまで2分ほど炒める。


夜のうちに味つけ
豚こまの甘辛漬け

材料・1人分

  • 豚こま切れ肉(脂少なめのもの)……100g
  • しょうゆ……大さじ1/2
  • みりん……小さじ2

作り方

  1. 材料をポリ袋に入れ、よくもみ込む。冷蔵庫でひと晩~3日おく。

手頃な豚こまでここまでおいしく! 冷めたときのことを考えると、脂の多い豚バラ肉は避けたほうが◎

手頃な豚こまでここまでおいしく! 冷めたときのことを考えると、脂の多い豚バラ肉は避けたほうが◎

*冷凍で3週間保存可。

ブロッコリーの炒め物

下ゆで必須と思いがちなブロッコリー、実はいきなり炒めてOK。「水っぽくならず、甘さも引き出せておいしいんですよ」(上田淳子さん)

材料・1人分

  • ブロッコリー……2~3房
  • 塩、こしょう……各少々
  • サラダ油……大さじ1/2

作り方

  1. ブロッコリーは食べやすい厚さ(8㎜程度)に切る(切りくずは卵焼きに使うのでとっておく)。
  2. フライパンにサラダ油を広げ、①を入れてフタをし、中火にかける。2分ほどそのまま蒸し焼きにする。フタを取って、軽く焼き色がつくまで炒め、塩、こしょうで味を調える。

カニかまの卵焼き

卵焼きは、巻かなくても作れます!「フライパンの端で、さっとまとめるだけ。卵1個でふわふわですよ」(上田淳子さん)

材料・1人分

  • 卵……1個
  • カニ風味かまぼこ……1本
  • ブロッコリーの切りくず(あれば)……少々
  • 塩……少々
  • ごま油……小さじ1

作り方

  1. 卵を割りほぐし、細かくさいたカニかま、ブロッコリー、塩を混ぜる。
  2. フライパンにごま油を中火で熱する。軽くフライパンを傾け、油がたまったところをめがけて①の卵液を入れる。ずっとフライパンを傾けた状態で箸でかき混ぜて半熟にし、そのまま形を整えて両面を焼いて卵焼きにする(形がいびつで気になる場合は、熱いうちにラップに包んで整える)。食べやすい大きさに切る。

卵にカニかまなどの具材と塩を混ぜる

卵にカニかまなどの具材と塩を混ぜる

フライパンを寝かせると一気に卵液が広がってしまうので、傾けたままキープ。固まったら裏返し、両面を焼く

フライパンを寝かせると一気に卵液が広がってしまうので、傾けたままキープ。固まったら裏返し、両面を焼く

もし形が気になるようなら、後で整えればOK。熱いうちにラップにぴっちり包み、上から手で整えて

もし形が気になるようなら、後で整えればOK。熱いうちにラップにぴっちり包み、上から手で整えて

教えてくれたのは
上田淳子さん

上田淳子さん

渡欧し、一流店で研鑽を積んだのち帰国。シェフパティシエを経て独立。料理家として多忙な日々を送りながら、双子の息子のお弁当作りを幼稚園3年、塾弁2年、中高&浪人時代の計12年続けてきた。「お弁当は食べるほうも作るほうも、飽きないくらいの味でいいんじゃないかと思っています」(上田淳子さん)
Instagram:ju.cook
Twitter:ju_cook123

【特集】考えなくてもおいしい「ルーティン弁当」パンで盛り上がる「エンタメ弁当」

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2022年4月号【考えなくてもおいしい「ルーティン弁当」パンで盛り上がる「エンタメ弁当」】より
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美 撮影協力/UTUWA TITLES

上田淳子

渡欧し、一流店で研鑽を積んだのち帰国。シェフパティシエを経て独立。

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