フランスの郷土料理を簡単アレンジ。誰もが好きなトマト味
カスレ風 鶏肉と豆の煮込み
「鍋で鶏肉を焼いて、どんどん材料を加えて煮るだけです。豆はキドニービーンズやひよこ豆でも。よりカスレっぽく、ブロックのベーコンや大きめソーセージを入れても」(ワタナベマキさん)
材料・2~3人分
- 骨付き鶏もも肉のぶつ切り……500g
- セロリ……1本
- 玉ねぎ……1個
- トマト……1個
- にんにく(つぶす)……1かけ
- 白いんげん豆(ゆでたもの、または水煮パック)……200g
- 白ワイン……50㎖
- 塩……小さじ1
- タイム……4枝
- ローリエ……1枚
- トマトペースト……大さじ2
- しょうゆ……小さじ2
- オリーブオイル……小さじ2
- 粗びき黒こしょう(好みで)……少々
作り方
- 鶏肉はキッチンペーパーで水気をふき、塩をしっかりとなじませる。セロリは茎と葉に分け、茎は玉ねぎとともに粗みじん切りにする。トマトはざく切りにする。
- 鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて中火にかけ、香りが立ったら①の鶏肉の皮目を下にして入れ、表面にしっかりと焼き目をつける。玉ねぎ、セロリの茎を加えてしんなりするまで炒め、トマト、白いんげん豆、白ワインを加えてひと煮立ちさせ、アクを取る。
- セロリの葉、タイム、ローリエを加えてフタをし、弱火で約25分煮る。
- トマトペーストを加えてなじませ、しょうゆを加え、味を見て塩少々(分量外)で味を調える。セロリの葉を取り出して器に盛り、好みで粗びき黒こしょうを振る。
撮影/松村隆史 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/海出正子 撮影協力/AWABEES UTUWA
2021年12月号【LEEおうちレストラン 特別な日にも、ふだんごはんにも! ラク映え「ごちそうチキン」】より
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。