年末年始のごちそうは何を作ろうかな? そんなときは迷わず、チキンがおすすめ! シンプルな調理でも華やかに見えるし、失敗しにくいので気楽に作れます。
大人も子どもも大好きなので、特別な日だけでなく、ふだんのおかずにも。身近なもも肉、この時期出回る骨付き肉で、ちょっと目新しい料理にも挑戦!
ラクして褒められるのがうれしい簡単&おしゃれなレシピをぜひ!
「うま味たっぷりでボリューム満点、食べやすいのもいいですね。」(ワタナベマキさん)
1本丸ごとのもも肉でクリスマスにも映える一皿
チキンのハーブロースト ベリーとチーズのソース
「2種類のソースで味わうとごちそう感が増します。冷凍のベリーを使った甘酸っぱいソースと、クリーミーなチーズソースをお好みで」(ワタナベマキさん)
材料・2人分
- 骨付き鶏もも肉……2本(500g×2本)
- ローズマリー……4枝
- 塩……小さじ2
- 粗びき黒こしょう……少々
- 白ワイン……大さじ2
- オリーブオイル……大さじ1
- A)
- 冷凍ミックスベリー……80g
- 赤ワイン……大さじ1
- 塩……小さじ1/4
- しょうゆ……小さじ1
- B)
- ピザ用チーズ……80g
- コーンスターチ(または片栗粉・同量の水で溶く)……小さじ1
- 水……大さじ1
- 牛乳……大さじ4
- 塩……少々
作り方
- 鶏肉はキッチンペーパーで水気をふき、フォークで皮を2~3カ所刺す。裏側の骨に沿って左右に2本切り目を入れる。
- 塩、粗びき黒こしょうをすり込み、白ワインを振ってローズマリーをのせ、最低30分おいてなじませる。
- オーブンの天板にオーブンシートを敷いて②をのせ、オリーブオイルを表面に塗る。200℃に予熱したオーブンで30分焼く。
- ソースを作る。AとBをそれぞれ小鍋に入れて弱めの中火にかける。Aのベリーはへらで軽く崩しながら煮立たせる。Bはとろみがつくまでへらで混ぜ、ひと煮立ちさせる。
- ③を器に盛って、好みのソースをかけていただく。
身近なのにごちそうにも。チキンは最強おすすめ食材
「鶏肉って本当に応用範囲が広いんですよ。どう調理してもおいしいし、味つけもいろいろ変えられる。塩をもみ込んでカリッと焼くだけで、簡単なのにワクワクする仕上がりになります。
加熱の許容範囲が広いので、焼きすぎの失敗もしにくいですね。子どもも食べやすいから好きだし、ボリュームがあって食べごたえも十分。おサイフにもやさしいので、年末年始だけでなく、ふだんにも作ってもらえるとうれしいです!」(ワタナベマキさん)
教えてくれたのは
ワタナベマキさん
料理家。中3男子のママ。チキン料理は家族にも人気。素材の組み合わせや味つけのアイデアに定評がある。近著に『和えもの春夏秋冬』(誠文堂新光社)。Instagramはmaki_watanabe
2021年12月号【LEEおうちレストラン 特別な日にも、ふだんごはんにも! ラク映え「ごちそうチキン」】より
撮影/松村隆史 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/海出正子 撮影協力/AWABEES UTUWA
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。