ほったらかし焼きそば
ひとさじのナンプラーが、うま味をグッと底上げします。「麺は半分に切ると、混ぜやすく、食べやすくなるんです。義母のレミさんからの直伝で、袋の上からバッサリ切ります(笑)」(和田明日香さん)
材料・2人分
- 牛こま切れ肉……150g
- ピーマン……2個(80~100g)
- 長ねぎ……10㎝
- 中華蒸し麺(焼きそば用)……2袋
- A)
- みりん……大さじ2
- ナンプラー、しょうゆ……各大さじ1
- 黒こしょう……少々
- ごま油……大さじ2
作り方
- ピーマンは繊維に沿って細切りに、長ねぎは斜め薄切りにする。麺は袋の上から、キッチンバサミで半分に切る。
- ポリ袋に牛肉とをAを入れて上からよくもむ。
- フライパンにごま油を引き、①の麺、②の牛肉、①のピーマンの順に重ねる。フタをして中火にかけ、5分蒸し焼きにする。
- フタを開けて長ねぎを加え、よく混ぜる。肉に火が通ったことを確認し、器に盛る。
“ほったらかし”がコツ!おいしいおこげが作れます
ごま油を多めに引いたフライパンに、まず麺をのせるのがポイント。「この順番にすると、おいしいおこげができるんです。途中でいじると焦げ目がつかないので、まさに “ ほったらかし ” が大切」(和田明日香さん)。調味料は肉にもみ込むので、蒸し上がったときには味つけも完了。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美
2021年9月号【「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん】より
和田明日香 Asuka Wada
料理研究家
フランス料理店などでの修行を経て、東京・表参道で料理&お菓子教室「studio SPOON」を主宰。2019年には代官山にて洋食店「洋食KUCHIBUE」をオープン。著書に『この一皿でパーフェクト、パワーサラダ』(文化出版局)、『特製ソースでおいしい絶品グラタンとオーブン焼き』(家の光協会)など。