料理が仕事のプロですら、料理がしんどいときがある！　どんなに面倒でも台所に立たなきゃいけない日は、こんなレシピで乗り切っています。手順は簡単、野菜たっぷり、しかもおいしい。プロが暮らしの中から編み出したワザが、あなたをしんどさから解放してくれます。

「木曜日がしんどい！！　読者の皆さんも同じなんですね。やっぱりそうですよね！ そんなときは、とにかくラクなんだけど自分が楽しくなれるごはんを。品数は多いけど、まともに作るのは焼き鳥風だけ。塩むすびを子どもに握ってもらって、枝豆は余裕があれば、です」（和田明日香さん）

焼き鳥風

材料と作り方・作りやすい分量

1. 鶏もも肉2枚（400～450ｇ）は大きめのひと口大に切り、塩ひとつまみをまぶす。長ねぎ1本は4㎝長さに切る。
2. フライパンにサラダ油少々を中火で熱し、①を両面焼き色がつくまで焼く。しょうゆ、みりん各大さじ2、砂糖小さじ１を加え、タレにとろみがついてしっかりからむまで炒め、取り出す。
3. 粗熱が取れたら串に刺す。

冷やしトマト

材料と作り方・作りやすい分量

1. トマト適量はよく冷やし、食べやすく切って器に盛る。マヨネーズを好きなだけ添える。

冷ややっこ

材料と作り方・作りやすい分量

1. 木綿豆腐1丁（250～300ｇ）は軽く水をきり、食べやすく切って器に盛る。長ねぎの小口切り10㎝分とかつお節（あれば、大きめの花かつお）適量をのせ、しょうゆを好みの量かける。

ごま塩キャベツ

材料と作り方・作りやすい分量

1. キャベツ4～5枚は食べやすい大きさにちぎる。
2. ボウルに鶏ガラスープの素（顆粒）、水各小さじ1、にんにくのすりおろし、黒こしょう各少々、ごま油大さじ1を混ぜ、①を加えて和える。

枝豆

材料と作り方・作りやすい分量

1. 枝豆1袋分（200～300g）はキッチンバサミで端を切る。
2. 鍋に①を入れ、ひたひたまで水を加え、塩適量を加えてフタをする。ぎりぎり沸騰しない程度の火加減で、5分ゆでてザルに上げ、冷ます。

教えてくれたのは
和田明日香さん

結婚後に義母である平野レミさんのもとで料理を学び、料理家として活躍するように。17時になると帰宅し、家族と食卓を囲む毎日を大切にしている。食育インストラクターの資格も持つ3児の母。

2021年9月号【「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん】より
撮影／宮濱祐美子　スタイリスト／西森 萌　取材・原文／福山雅美